坂本龍馬は唐突に

隣の部屋でテレビを観ていた母が唐突に、「坂本龍馬は暗殺されたって知ってた?」と訊いてきた。私は苦笑いしながら、「知ってるよ~!今夜ドラマでもあるの?」と答えたのだが、よく聞こえなかったのか返事がなかったので、隣の部屋へ移動してみると、ポツンと一軒家スペシャルをやっていた。

画面には「真空管アンプ」の文字が表示されている。つい引き込まれて見入っているとそれは、奥さんが亡くなって地元に帰ってきた男性が、90歳のお母さんと二人暮らしをしている宮城県の一軒家のお宅だった。

男性は、真空管アンプを作るのが趣味なんだそう。流れてきた曲は、石原裕次郎さんの「夜霧よ今夜もありがとう」だ。ブフオォ~!と汽笛のような渋い音がカッコよく響いていた。

真空管アンプなら音を大きくしても煩くないのだと男性が話をしていた。安い音は煩いらしい。オペラのレコードらしき立派な全集も映っていた。良い音で聴けるから、好きな音楽のジャンルは何でも良いのだそうだ。

工事現場に大きなお手製スピーカーを持参して、昼休みに仲間たちに歌謡曲を聴かせていたと聞いて感動してしまった。しばらくすると次の一軒家に変わったので、坂本龍馬の番組あるのと訊いたら「2~3日前にやってた」と何事もなかったような顔で母が答えた。


私の出生チャートのMCには、母の火星がピッタリ乗っている。これは、母の火星《行動》が無意識にでも意識的にでも、私のMC《社会的にアピールできる能力》を応援してくれているのではないかと思えて仕方ない。

母が私に「いい番組やってるよ」と教えてくれる場合もあるのだが、今夜のように、まったく関係ない用事で、しかも絶妙なタイミングで、私の興味深い情報を偶然に知ることが出来た、ということも一度や二度ではないのだ。

もちろん、逆のパターンもある。私の何気ない行動が、予想もせずに母の役に立ったという場合も。MCと火星が“合“だからか、私の太陽と母の月がどちらも牡牛座で“合“だからかは、今夜も夜霧に包まれたままである。

そんな母と今日、ようやく初詣へ出掛けることができた。松がとれぬうちにと、みんなして考えることは一緒なのか、15時頃でも人が多く、今年は一組づつお詣りをしていて石段のところまで列が出来ていた。

今年は何か新しい決意をと、ずいぶん前に友人にもらって通勤カバンにさげていた鎌倉の佐助稲荷の御守りを、思いきって去年の御札と一緒に納めた。

名残惜しく写真など撮っている私の横で母は珍しく絵馬など買い求め、熱心にお願いをしている様子なので覗いてみると其処には、私と妹が“仕事“を頑張れますようにと、古代レリーフみたいに力強い祝詞が記されていた。

※神社の写真は光エフェクトつけてます💗

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♪いらついたあなたの心 そんなものじゃ誤魔化せないから『ジェラシー』
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真夜中の音楽と人

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