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己を善と思い込んで、皆で悪を責めて、善の仮面を被った悪となっておいでじゃ。

*本記事は『大日月地神示おおひつくしんじ』(2018年・野草社)後巻本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビ、注釈を施していることをご了承ください。


『大日月地神示』後巻「四」より


おのれ、善と見るなよ。
善にりすましておいでじゃ。
おのれ、悪と思うなよ。
善にもってきておるのぞ。
皆々改心、結構結構じゃなあ。


人民、上面うわつらばかりで見ておるから、
まんまと魔物にだまされておるのぞ。
烏合うごうしゅうとなってくれるなよ。
悪、口上手いぞ。
魅了みりょういたす言葉使う、賢い魔物もおるぞ。


良薬りょうやくは昔から苦いのぞ。
皆で毒だと申せば
毒に変わってしまうのであるぞ。
似た者は集まって来るのぞ。
似た者が集まりて似たこと申して、
互いに善にりすまして、
はらは不安でおるぞ。


おのれを善と思い込んで、
悪を作り出しておるぞ。
悪を仕立て上げ、皆で悪を責めて、
悪のしゅうと化しておるぞ。
みなおのれ善と思い込んで悪生み出す、
善の仮面を被った悪となっておいでじゃ。
そなた、まだ分からんか。


魔物は不和ふわ好むのじゃ。
皆を苦しめ不安にさせるが喜びであるのじゃぞ。
魔物好き放題いたし、
人民の心が物にいたして喜んでおるなれど、
みな神はお見透みとおしじゃから、
靈団れいだん皆々つこうていずれすべて片づく仕組しくみなれど、
人民知らぬとあまりに可哀想かわいそうじゃから、
知らしてやりたいから申して来てはおるなれど、
魔物に巣食すくわれておると思いも操られ、
まことの言葉も分からんようにさえされてしまっておるから、
助けてやりたいのじゃぞ。


魔物らは皆に分からんようにいたしておるつもりでおるなれど、
よく分かっておるから、さくは出来ておるから、
人民安心いたして良いのであるなれど、
人民心かえりみねば苦しみは続く仕組しくみでもあるから申すのぞ。


今の思いは、まことそなたの思いであるかな。
感情すべて、おのれの思いそのままであるかな。
一が十にされておらぬか。
三が八にされておらぬか。
十が一にも三にもさせられたりもするのぞ。
おのれは大丈夫だ、善なるゆえ大丈夫だ、と思っている者、
魅入みいられ操られておりますぞ。
善の悪となっておりますのぞ。
魔物は騙すのが得意であるから、
魔物同士が騙し合い競い合いいたし、
見て楽しんでおるのぞ。


何より不和ふわ好むのぞ。
神の目には善も悪もないなれど、
人民の目からは善か悪か分けて考えねば
分からんようにされてしまっておるから、
分からんのも無理ないなれど、
皆々働きの違いがあるのみであるのぞ。


悪は悪の働きあるぞ。善は善の働きあるぞ。
悪の善、悪の悪、善の悪、善の善あるぞ。
それぞれにみな改心させてり上げて、
皆で変わりながら進む世の元からの仕組しくみであるから、
まこと分かる者は分からぬ者に教えてやれよ。
分かるように教えれば分かるようになるのじゃから、
ひとりよがりならんぞ。寂しくなるぞ。


まこと喜びにならんのはまことの道ではないのじゃぞ。
共に分かりおうて共に進むから、
まことうれしたのしじゃなあ。
分からん者は分かるだけの学びが
成されておらなかったから分からんのであるから、
分かる者から素直に学びなされ。
頭下げて頂きなされ。


分かっておる者は必要あって
先に分かるようにいたしてもらっていただけなのじゃから、
分からん者に分かるように優しく教えてやりなされよ。
みな時間は掛かれど分かるように変われるのであるから、
付きおうてやりなされ。


変わるまで辛抱しんぼうするも大事な学びであるのぞ。
すべて皆そなたの因果いんがでもあるのぞ。
皆々じゅんあるのぞ。
そなたも分からん時分じぶんがあったであろうに。
初心しょしん忘れてならんぞ。
時折ときおり思い出させて、
慢心まんしんさせんよう改心させてもおるのじゃぞ。


神は足元にあるのじゃぞ。
おのれの腹にあるのじゃ。
神から逃れられんのぞ。
神の中に皆々生きておるのじゃから、
皆々お見透みとおしであるぞ。


そなた人に良く思われたいか。
嫌われるのが怖いか。
失うのがそんなに嫌か。
皆に愛されたいが愛されぬゆえにねたましいか。
腹立たしいのか。
ゆえに善の悪となりておること、
まだ受け入れられんのか。


いつわりの善となっておること気づけんのは、
おのれの嫌らしさ見たくないゆえでないか。
それがそなたのまことの姿であること見られたくないから、
外に悪作って戦っておるのではないのか。


堂々巡りいたしておるのじゃぞ。
それがそなたの弱みであるから、
魔物巣作りて好き勝手にもてあそんでは面白がりて、
人と人を戦わして、見物けんぶつ喜んでおるわいな。
魔物好き勝手ならんから魔物の世終わりなれど、
皆々別の星へ連れてゆき、魔物も皆々救う仕組しくみじゃから、
順番待っておれよ。
次はお前さんの番じゃから待っておれ。


好き放題ならんぞ。堪忍かんにんいたせよ。
このは魔物住めぬとなったから、
魔物皆々お引っ越しじゃ。
きたりてお引っ越し、うれしたのしじゃなあ。
魔物の数多いゆえ、
変わりたい者から順に良きよういたしてやるから、
怖がらずとも良いから、
われらの所へおいで下されよ。



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