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電話かけまくり

職場の休憩時間で、転入手続きなどのため、行政や病院とか、あちこちに電話をかけまくっている。
電話をかけるためのメモ帳を、仕事中も手元に置いている。
来週、一日休みを取って、その一日ですべての手続きを終わらせたいから、メモ帳はどんどん更新されている。

でも本当は業務上、情報の持ち出し禁止なので、仕事に関係ない内容とはいえ、ノートやメモ帳を、現場に出入りさせてはいけない。そのうち問題になるかもしれない。

取り上げられたらまずいので、今、Googleカレンダーに少し書き写した。


住民票の閲覧制限をかけるために必要なDV等支援措置について、役所に問い合わせた。そこそこ大きい自治体なのだが、本庁に来てくれと言われた。電車で30分。

また、閲覧制限をかけるのに行かなくてはならない、私の所轄の警察署は、先日、予約を取った警察署ではないそうだ。役所に近いほうを選んだつもりだったけど、所轄があるんだな。

警察署に予約取り消しの連絡をしたら、電話に出た警察官は、じゃあ、所轄のほうに調書を送りましょうかと言ってくれた。

役所は、連休明けだから混むらしい。朝いちばんに電車で行って、転入手続きをし、その時に住民票の閲覧制限をかけたいことも伝える。そうすると、1時間ほど聞き取りが行われる。

聞き取りが通れば、記入書類をもらって、それを持って電車に乗り、警察署に向かい、また聞き取りを1時間する。

こちらの聞き取りも通れば、書類に記入してもらって、電車に乗り、役所に戻る。混んでいる時間帯なので、1時間とか待つかもしれないが、提出する。これで住民票の閲覧制限は完了だ。

そしたら、電車に乗って、精神科の発達障害の診断書を持って、保健センターに向かう。保健センターでは、自立支援医療制度の申し込みをする。

無理かもしれないが、保健センターに向かう前、その最寄りの警察署で、運転免許証の住所変更をしてから、保健センターに行きたい。む、むりか、、、。電車代が、ばかすかかかる。うーむ。


閲覧制限とか、自立支援医療制度を知ったのは、たぶん、何年も前だと思う。でも何度も諦めてきた。そういう手続きを使うような人生の道に行くんじゃなくて、もっと、普段は周りとはしゃいだり騒いだりして、そういうことから、なるべく目を逸らしてる時間を過ごすのが、人間として上等なんだと思っていた。

肉体労働の現場では、特にそういう傾向が表れやすかった。私の親も、そういうはしゃぎかたをしていて欲しかったようだ。

でも、それは私の場合、単に躁状態だと思う。


発達障害を職場に伝えた。注意がそれたり、気持ちが散ったりすると言った。

毎日、職場で置き忘れたり、席まで、何度も取りに戻ったり、ロッカーのダイヤルがうまく開けれなかったり、というのを繰り返している。

ロッカーのダイヤルが難しいのは、立ったとき目線にあるロッカーをいつも選ぶことで、なるべく回避しているが、もうすぐ新人がたくさん入るそうで、同じロッカーが選べなくなるかもしれない。特別扱いが増えるほど、働きづらくなるだろうから、何とか考えよう。

職場で働いていて、私は、一生懸命勉強してると言われる。研修も熱心に聞いていると。
昔は、自分のエネルギーが強いとか、多いとか、正義感がある、芯が強いとか、そう言われていた。自分でも、そういうことなのかな、と考えていた。

スピリチュアルでは、負の環境に生まれた人ほど、大きなエネルギーを抱え込んでいるから、それを発揮する時が来るんだという。
私は、発達障害とかPTSDとかで、かなり、できないことも多くストレスが多いから、できることが目の前に現れたら、おわっと向かうんだと思う。

例えば感覚過敏でメイクができないし、変な質量で髪の毛が生えてるから、美容院でも、あなたの場合は、できませんと言われることが多く、髪型の楽しみも少ない。骨格が大きすぎて、洋服や靴のサイズが少ない。アクセサリーは感覚過敏でほぼつけれず、たまにつけると、腫れる。

カラーコンタクトレンズも外れる。ネイルをすれば、すぐ爪がぼろぼろと割れる。それらの要素を持っている母は、ずっと葛藤を抱いていたようだけど、ある時点で、人付き合いや仕事に出ることを一切やめた。

そういう問題がない人達で、私の状況を想像できない人達から、外見をああしたい、こうしたい、磨けば光るのに、ちゃんとメイクすればかわいくなれるだろうに、何でそんな髪型なんだ、何でそんな感じなんだ、と好き放題言われる。

職場で、隣の席にそういう、やりたいオシャレにすっと手が届く人がいたとして、すごいな、よくぞ、そう生まれてきたなと思っている私が、置き忘れでロッカーと自席を何度も往復したり、チーフ数人に置き忘れを助けてもらってる私が、

ハードルの高すぎないタスクが、たまたま目の前にあったとき、ぐっとメモを取ったり、資料をあれこれ読むのは自然だと思う。

数年前までは、それを飲食にも向けていたが、今は発達障害の薬や、歯の痛みのおかげで、仕事に向かっている。勉強熱心と褒められる一方で、周囲の、頭の回転が何倍も速い人達、割り切れて、引きずらないで淡々と進める正社員の人達を見ていると、私に一生障害があるなんて不思議な気持ちになる。

同じくオフィスカジュアル姿で、ボールペンを持っている。社員証をかけてるし、パソコンだって同じ型のものを使っている。

デスクに、こっそりメモを持ち込んでまで、昼休みに警察署へ、何て電話するか、合間の1分を充てて、整理してる30歳手前の私。スタッフ同士で、たくさんのタスクについて、やり取りしながら一心に働いてる彼ら。
同じ人間同士で、同じ空間で働いてるんだけどな。

とはいえ、今までの肉体労働の仕事だったら、以上の手続きは難しかったと思う。まず、昼休みはクタクタだし、休憩場所が狭かったり遠かったりして、ごく私用の電話をする余裕がなかった。肉体労働の仕事あるあるかもしれないが、基本、スタッフ同士のプライベートがあけすけだったから、少しでも電話の内容を聞かれたら、後から話題に出されるだろう。

その点、現在の職場はある種自閉的なので、互いのプライベートに踏み込まないし、人に干渉しづらい。オフィスワークで、定時退勤だし、通勤時間も短いので、体力を使いすぎない。

建物もまあまあ広いから、本当は職場から電話したくないけど、まあ、ある程度割り切って電話しやすい。
やっと、このような手続きを進めることが出来ている。

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