見出し画像

目の前の課題を楽しむしかない #道東の未来

釧路で育って18年、釧路を離れて11年、釧路に戻ってきて5年。
最近はもうずっと、釧路と阿寒町と道東のことしか考えていない。

「釧路が大好きなんですね!」「釧路のために頑張っているんですね!」「道東盛り上がってすごいですね!」

そんな身に余るような言葉をいただくことも増えたが、本当のようで本当ではない。

よく、釧路や道東を「結婚するには最適だけど、いまいち決め手にかける幼馴染」と例えている。
昔からよく知っているし、きっと結婚したら幸せになれるだろうけど、格好いいわけではないし、なんだかセンスは良くないし、とりわけ話してすごく面白いわけではない…でもこの人を手放すのはもったいないこともわかっている。
だからこそ、いつか真正面から好きと言えるようにイケてる人にしたい。
そんな存在なのだ、道東や釧路は。

-----

ちなみに、釧路へのUターンや阿寒町でゲストハウスを開くことになった経緯はこの記事に熱量をぶつけたので、もしよければ読んでください…!

目の前のことに取り組んでたら自分も想像していない未来になった

釧路の暗い印象を変えたい、楽しい課題解決をしたいと思って始めたクスろは、8年目を迎えた。
実働は楽しいばかりではないが、メンバーでやりたいことを話し合う時間はいつも最高に楽しい。


先日、友人が「釧路は『うちのまちサイコーだよ』ではなく『うちのまちでスイマセン』っていう姿勢でそこが良い」とつぶやいているのを見た。

そう、そう、そう!

うちのまちですいません、でも面白いところもあるんですよ。ほらここ笑えるでしょ?もしよければもう少し見てきませんか?
そんなスタンスで、釧路を茶化している。

8年経った今も釧路の課題は山盛りだ。
人口は減少し、苫小牧・帯広にも抜かされてしまった。
20年以上前(なんなら私が小学生の時)から言われている中心市街地の活性化は、相変わらずちっとも進んでいないように見える。
移住の支援もまだまだ魅力的とは言い難い。(所感だよ?)

そう、残念なことは多い。
けれど、8年間「こんなまちでスミマセン、でもいいところもあるよ?」と茶化しながら、自分なりに釧路の課題と向き合っているつもりだ。

画像1

ドット道東に関しても基本的な想いはクスろと変わらない。
北海道の中でもマイナーな道東の印象を変えられるものならば…!と思ってのスタートだった。
でもまぁ、染み付いた釧路スイマセンスタンスはなかなか変えられないから、十勝・根室・オホーツクに引けをとらないように必死の毎日である。
(釧路管内でたくさんのご相談やご依頼をいただいているのでとても嬉しい)

ドット道東はいつも私の限界をぶっ壊してくれる。
ガイドブック「.doto」の制作においては、トンマナ(デザインのテイスト)のすり合わせをほとんとせず進行したので終始ヒヤヒヤだった。
だけど、出来上がったものを見たら、全員が他のページには負けたくない!少しでも良いものを創りたい!という意気込みが溢れ出る、個性豊かなめちゃくちゃ良いものになった。

依頼されたことの範囲内(主にデザイン)でしか提案できない私にとって、デザインだけでなくイベントやサービス、組織のあり方まで提案できるメンバーと一緒に仕事ができることは、本当に貴重だ。

こんなに道東の仲間が増えることは、Uターン前は考えられなかった。
小さいまちにずっといると、世界がそこだけに閉じてしまう不安に駆られることもある。小さいコミュニティゆえに人間関係で悩むこともある。
そんな時、まちの外に同じ志を持つ仲間がいることがどんなにありがたいことか。

画像2

さいごに、私の未来のはなし

大学時代、就職したての頃、「君は10年後どうなっていたい?」という質問が大嫌いだった。
10年後の社会情勢なんてわからないし、ライフステージも変わるのに、どうやって考えろと…?

今も正直、その気持ちはあまり変わっていない。

10年後ではなく、目の前のことに向き合っている。でも、やるからには自分が楽しく、まちの人も楽しく、まちのためになることを。

阿寒町と釧路と道東で、山盛りの課題を目の前に、これからも楽しく向き合い続けたいと思う。

画像3

!!宣伝です!!

もうまもなく、ドット道東のビジョンブックのクラウドファンディングが修了します。
最後の追い込みの生配信をしながら今書いてます!!!(やったよ書けたよ)

1000人の理想を掲載する、なんてまた無理でしょ〜〜〜!と思ってたのですが、これまた私の限界を超えそうです!
集まるぞ、1000人!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?