定石の大切さ

この変化に富む世の中において、本質的に定石というものは有りません。
SBIホールディングスの北尾さんも下記のような記事を書いております。

一方、勉強やインプットという面においては定石というものは存在し、
いかに効率的に基礎基本を身に付けるかが成否を決める事も良く有ります。

定石の話をした時によく出る言葉として、守破離が有ります。
知らない方は下記を参照ください。(weblio辞書より参照)

守・破・離
仏教では習。絶・真ともいい、あらゆる道の修行における順序段階を教えている。
・守―教えを守り私意をさしはさむことなく、ひたすら基本を身につける段階である。書道の楷書にあたるもので、一点一画をゆるがせにしない心配りが大切である。
・破(は)―守の殻を破り躍進する時代である。いままでの教えを基礎とし、中核として、自己の知能や個性を発揮して次第に自己の剣道を創造する時代で書道の行書にあたる領域である。
・離(り)―孔子の七十にして矩(のり)を超えずの境地であり、あらゆる修行の結果我が思いのままに行動して、いささかも規矩にはずれることなく、一つの形や流儀流派にとらわれることもなく、自由闊達に自己の剣風を発揮できる時代である。

正直な所、定石も守の段階も誰にでも存在すると私は考えています。
徹底的なインプットの先に、圧倒的な行動(アウトプット)が存在し、
その先に成果という実が存在するのかなと。

世の中、人生、ビジネス自体は紆余曲折で、定石というものは本質的な存在しません。
ですが、歴史に学ばない愚者はそれはそれでアホやと思います。

通信なら通信の、小売なら小売の、恋愛なら恋愛の、
定石が世の中には存在するのですが、最も大事なのは定石を踏まえて、
臨機応変に自分で考える事なのかなと考えています。

深く考えること、それが定石を超えるという事なのかなと。

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