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6月の写真

 梅雨の時期は苦手です。毎年毎年体調が芳しくないんだよね。
急に調子悪くなったことあったな、と思い返すとこの時期がすごく多い。湿度も高くなっていくし、気候が快適だった時と同じ調子で生活しているといろいろとずれが出てくるのかもしれません。夏に向かって体も準備しているのかもしれないな。

 紫陽花ってきれいよね。撮ってて楽しい。
府中郷土の森は梅の時期に行ったけれど紫陽花も見事だというので今年は行ってみました。

 ここ、古い建物が移築保存されていたりして、なかなか風情があるところ。木々の葉っぱも育って落ちる影がきれいです。

青系のグラデーション、とても好き。

 光が当たったり、かげったり、梅雨の晴れ間というかんじのお天気の日でした。

 結構広いから、午後になってからなんとなく行くとあっというまに閉園時間になっちゃうかんじ。

 この時期の木立は色がいいからすごく好き。まだ新緑の色が残っていて、でも葉はたくさんしげっていて。光との相性がすごくいいかんじ。


こういう写真を撮っていると、自分が生き返るかんじがする 笑

 この日と前後して、府中にある大國魂神社に行ったんだけど、紫陽花あるかなと思ったらそうでもなかった…。

 大國魂神社の入り口から並木の方を見ると、緑しか目に入らないかんじ。

わりと曇りがちの日だったんですけど、あるお社のところで見上げたら

 暗い場所で撮ってた設定のまま思わずシャッターを押したので露出過多でしたが…(それを元にハイライトの調整はあとからしてます)
見上げたときに感じた心象風景が出てるかんじがするのでこの一枚を採用。このあともっと絞ったりシャッター速度上げたりして撮ったんだけど、見上げた時の「これはきれいだ」と思うあの感覚とはどれも程遠かったんでもうこれ。この一枚で心から来てよかったと思えた。もっと言うと、カメラ持って来てなくてもこれが見られたからそれだけでもよかったくらい。

 今日は曇りで薄暗い、と思いながらずっと歩いてたけれどそれが覆された瞬間だったんです。「今日は明るかった」っていう記憶に変わった瞬間。

 この時は思わずここの下側にあるお社にお礼言っちゃった。と、同時に自分がいま体験したような感覚、なんか自分は幸せな場所にいたようだってことに気づいて更に幸せが下から湧いてくるような感覚を世界の人たちがみんな日常的に感じられてたらみんながもっと幸せで結果的にいい世の中になるんじゃないだろうかと思えたので そうなるようにお願いしてきました。
「刺激的な幸せじゃなくて、包んでくれるような幸せを日常的にみんなが感じることができる世界になることを手助けして」と。
整えないでそのとき頭の中の発した言葉をそのままつづると、「これ! この感覚をみんなに! たぶんそしたらみんなが幸せになれるから! ね!!」という感じでしたが、礼儀云々はちょっと横においといて、臨場感は伝わるでしょ、きっと。

 みんながみんな満たされて笑っていられるのならたぶん誰もが理不尽な悲しみを突きつけられなくてすむように、次第になっていくと思う。この一枚はそれら一連の心の動きも込みで、今年一番の写真になるかもしれないです。これ以上があったら相当幸せだね。

あじさい、一角にだけあった。でもこれを撮った時はすでに満たされてたのでついでの楽しみくらいの感じでした。

府中はこの並木の通りがすごく好きですね。
京王線の府中駅付近から大國魂神社に向かっていくあたり。

 買い物も便利だし、結構好きな街です、府中って。

(camera: LUMIX GX7 MK2)

誰かの心の平穏やきらきらを取り戻すお手伝いがしてみたい。