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信州に行ってきました その3

 1日目、松本を出まして戸隠に行こうと午前中に出発。際限なく寝てたい派の自分としては旅のときくらいです、午前中から時間を惜しんで行動しようと思うのは。

 戸隠は、以前Google+三周年記念フォトウォークを信州で参加したとき、前日に立ち寄った場所。そのときはカメラ女子のRちゃんに車にのっけて連れてってもらいました。それからもう5年も経ってたことに驚いてしまった。時間の経つのは本当に早いと思う。

 戸隠神社は範囲が広いし木々のサイズ感が違うし、で普段東京で生活している自分にとっては異空間といったかんじ。ここはよかったよ、って話を夫にしたところ行ってみよう、ってなった場所。

 向かって行く道でもなんとなく写真撮りながら行きました。

 ほぼ緑色しか目に入らないんだけどほんとたのしい。

 宝光社が見えました。

 こんな階段、無理じゃないかしらと思ったので途中から

 女坂の方に迂回。ここはここでたまに射してくる陽の光が緑に柔らかくあたってきれいだったので、こっちでよかったなと思いました。

 こういうの見てるとあとのことはどうでもよくなる。

 ちょっと奥に行くとこんな看板があったりします。

 やっぱこの階段下りるの無理だな。この写真撮るのだってかなりこわかった。

 下りも女坂で。

 そのあと火之御子社にも寄ったんだけど写真撮るの忘れてる。

 中社のほうまで行ってお蕎麦を食べましたが、お店に入って思い出した。5年前も同じお店でお蕎麦食べた。

 ここから先、1kmくらいまっすぐな道。

 以前来た時より広く見えた。おそらく平日で人がそれほどいなかったからなんだと思います。前回は土曜日だったからなあ。 

 隋神門まで来ました。この先は緑の木々じゃなくて杉並木。今までとはちょっと別な世界といったかんじですね。

 杉並木って、なんかいつも天狗がいそうと思う…刷り込みなんだろうか。
修験道がいた場所っていうと天狗ってイメージ。

 ここだったら、私があれこれうまくいかないなどと思ってようと人の目に奇異にうつってないか気にしてようとそれらのことはすごく小さくてうまくいくもいかないも主観でしかないというような、良い意味でどうあっても迎えてくれる感じがします。迎えるというよりは関与しないっていう言い方のほうがしっくりくるかなあ。

 つまり、そういう悩みはそれほど人生にとっては大きな要素じゃないから忘れていいのかもしれない、みたいな感覚になれる気がした。

 でも気は抜いてはいけないらしい。万物に対して「とるに足らないことなんだー」と解放してしまうと物理的に死ぬこともあるな。

 こういう写真撮ってればとにかく幸せ。

 奥社の方までは時間的に無理だったので行かずに引き返し、鏡池の方に行きました。

 霧がすごいね。

 ここで使おうと思っていたのでSIGMA DP2 Quattroを出した。
LUMIX の方が暗くても映るし緑が綺麗に出るので便利なんだけど、青色だけはDPの色がいい。

 晴れてなかったんで青々する水面にはならなかったんだけど、ほんのり青は出てくれました。カメラによってはここの水面普通に緑か茶になっちゃう環境だった、と思います。ホワイトバランスで調整しても木を含めて全部が青っぽくなっちゃうからそれは私の好みと違うので、ふだんカメラについてあんまり考えず知識もなくこだわりもない方だと思うけどそこだけはちょっと大事。

 以下、LUMIX GX7MK2に戻ります。


 なにか目の前を横切ってくな、と思ってたらイトトンボだった。

 そしてだいたい目安にしていた時刻になったので宿に向かうわけです、山道を。私、つい眠くなって寝ちゃいましたら目が開いてなんだかこれはよろしくない兆候だという感覚。

 寝ずに運転してくれてる夫に「車に酔ってきた…」と言ったあたりでちょうどよく展望できるポイントが。

 小川アルプスラインって書いてある道をずっと来てるけどアルプスって何がアルプスなんだろう、アルプスにいるからアルプス感ないのかも。ほら、富士山にいても富士山見えないのと同じで。…と思っていた。

 宿についてからネット検索してみると

 小川町観光協会公式サイトによる ↓
http://kankou.ogawamura.jp/taiken/alpsline/

 晴れてるとこうやって見えるのか! ってことがやっと判明。なるほどこれはアルプスだ。これならわたしにもアルプスだってわかる。ていうかアルプスに行ったのになんでアルプスがいないのだ。旅では心の目を使えと言われてるんだな?心の目はなにより大事だ。きっとそれだってことにしておく。

 幸い車酔いは外の風に吹かれていたら気にならなくなったのでそのまま何事もなく宿についたのですが、それにしてもアルプス感なかったなー。
前回友達に連れてってもらったときは戸隠から諏訪まで車で戻ったんだけど、そのときも車に酔ってた。その日は始発電車で出かけたので寝不足だったのも大きかったと思うんだけどそもそも気圧の変化に弱い体なんで山道で揺れて気圧のアップダウンもある場所と季節で、となると思ってる以上に体に影響あるのかもしれない。
いずれの機会も予定を狂わせるような迷惑のかけかたをしなくてよかったけど、自覚しておこうと思います。子供の頃は車酔いしない子供だったのでそもそも酔うと思ってないから甘く考えがちなのかもなあ。

 あとは前回書いたように温泉とおいしいごはん。美味しいご飯を美味しいと思って食べられる体調でよかった…。

誰かの心の平穏やきらきらを取り戻すお手伝いがしてみたい。