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ザイオン ウィリアムソンとペリカンズの今シーズンについて

ザイオンが怪我をしていない

今回は、ニューオリンズ ペリカンズで活躍する、ザイオン ウィリアムソンにフォーカスを当てていきます。

今更、ザイオンの説明の必要は無いかも知れませんが、2000年生まれの現在23歳、八村塁が指名された2019年ドラフト で全体第1位でニューオリンズ ペリカンズに指名されています。


八村は9位。

ルーキーイヤーは、シーズン序盤に怪我をしてしまい、1月にデビュー。NBA史上初めて10試合連続20得点超えを記録した10代の選手になるなど、活躍するも、やはりシーズン前半を欠場したのが大きく、新人賞はジャモラントへ。


20-21シーズンは完全復活61試合をプレイし、27.0P 7.2R 3.7Aでオールスターにも選出。しかし、チームは31勝41敗でウエスト11位に。
21-22シーズンにリベンジするはずが、気合いを入れすぎたのか、オフにオーバーワークから右足を骨折し、そのまま全休・・・


マックス契約するも··

22年に5年 1億9300万ドル(約258億6200万円)のマックス額での延長契約に合意し、22−23シーズンを迎えます。

シーズン序盤は出場した29試合にスターターで出場し、26P 7R 4.6Aを残すも、オールスター前に右足ハムストリングを痛め、そのままシーズンエンド・・・
デビューから307試合中、193試合欠場するという結果に。


ということで、NBAデビューから4年、今シーズン5年目のザイオンに付き纏っているのは、試合に出たら素晴らしいんだけど、いつ怪我するか分からないというイメージかなと思います。

今シーズン、それを払拭すべく、ここまで61試合中50試合に出場。
22.1P 5.5R 5.1A
数字としては、そこまでインパクトのある数字ではありませんが、今シーズンの彼は確実に今までと違っています。


良いことなのか、悪いことなのかは、僕レベルでは分かりませんが、今シーズンはビクターウェンバンヤマの登場やシェイギルジャスアレクサンダーらの活躍によって、今、ザイオンが本当に素晴らしいシーズンを送っていることが、見えなくなってきています。

インシーズントーナメントでレイカーズにボコボコにやられたのもあり、さらに注目度は下がってきていますし、実際にアメリカでの全国放送も少なくなっていますし、スポーツトーク番組等でも取り上げる機会が減っているようです。

しかし、この経験を活かすように、12/11時点では10位だった順位を現在ではプレイオフ確定順位である6位に位置しています。

逆に12/11時点で6位だったレイカーズが暫定ではありますが、10位になっているところが面白いところです。


ザイオンは注目されなくなったことにより、その牙を研ぐ時間を得ることが出来ていると言えます。

しかし、次世代のスターは自分だと証明する必要が彼にはあります。

証明すること、すなわち勝つことが1番重要だとザイオンも知っていますし、インタビューでも「勝たなければならない。今の段階では、勝つしかない。それが人々に示す唯一の方法だ。」
と語っています。

インシーズントーナメントで負けたときは、スティーブン Aスミスに、ハンバーガー何個食っているのか?などと揶揄されたりしました。
これに関しては5位になったあたりでペリカンズの公式SNSでやり返してました。

ザイオンは最近の18試合で平均23.7得点、4.8リバウンド、5.8アシストを記録し、フィールドゴール成功率は56.3%
彼は自身のプロキャリアでいかなる時よりも速く動けている感じがするし、その爆発力が完全に戻ってきています。

ポイントカードザイオン

その爆発力、そして、支配力が戻ってきた典型な試合は過去31試合中26勝していた絶好調のクリッパーズ戦でしたね。

試合後半から、ペリカンズはポイントガードザイオンで、オフェンスをスタートさせました。

マッチアップの相手はセンターのプラムリーでしたが、サイオンはプラムリーをそのスピードとパワーで圧倒し、試合時間8分を残して、プラムリーをファールアウトさせました。

プラムリーの犯したファール6個全てがザイオンに対してで、代わって出てきた、ズバッチも同様に料理していきました。


そして、198cmながら、130kgあるポイントカードのパワーは凄まじく、
クリッパーズがダブルチームでくれば、CJへキックアウトして3Pをアシストしたり、ウエストブルックがついても、そのサイズ、スピード、パワーで圧倒しながら、アシストも量産。

この試合を見た方は、ザイオンに全く歯が立たなくなり、為す術もなかったクリッパーズの選手を覚えているかと思います。


このポイントカードザイオンは怪我人が増えつつあったペリカンズの台所事情もあったといえばあったのですが、1月は4.8A平均だったザイオンのアシストは2月は6.5Aまで増加しています。



これまでのキャリアで9アシスト以上したのは2回だけだったが、このクリッパーズ戦直近の8試合で9アシスト以上した試合が3試合とアシスト数が大幅に増えています。

ザイオンは先に出たCJマッカラムやルーキーのジョーダンホーキンス、トレイマーフィー3世との相性もよく、適切なタイミングでキックアウトのパスを出せています。

ジョーダン ホーキンス 良いシューター

今シーズン150回以上のプレイがある選手の中で、ザイオンがピックアンドロールのボールハンドラーとしてプレーしたうち、51.1%でペリカンズは少なくとも1ポイントを上げてます。

今シーズン最低でも150回以上そのようなプレーをした選手の中で6番目に高い成績となっています。

ザイオンのアイソレーションでは、150回以上のプレイがある選手の中で、50.9%のプレイでペリカンズが少なくとも1ポイントを獲得しており、このランキングは7位です。

この両方のリストでトップ10にランクインしている他の選手は、ジャニス・アンテトクンポ、ルカ・ドンチッチ、デマー・デローザン、そしてギルジャス・アレクサンダーだけというリーグを代表選手と遜色ないところまで来ています。
そして、圧倒的に得点を取れることも証明しながらも、先に言ったように、適切なタイミングでパスを出せるということが、さらに相手チームを混乱に陥れています。

こうなると、戦術レブロンならぬ、戦術ザイオンが使えるようになってくるので、4Q終盤やプレイオフには戦術ザイオンを多用してくるかも知れませんね。


ただ、この戦術ザイオンも懸念点もあり、それは、ペイント内でシュートの95%決めることの出来、ペイント内得点がリーグ2位のザイオンが全然フリースローを貰えていないことです。

先ほど挙げたギルジャス=アレクサンダー、アデトクンボ、ドンチッチの3選手は、今シーズンはそれぞれ試投数8.9本もらっていますが、ザイオンは6.7本とキャリア最低な数字になっています。

これはファールをもらうのが下手とかではなく、単純に体が大きいので笛を吹かれにくいということのようです。



この写真のように思い切り手が顔に当たっているにも関わらず、吹かれないという場面が散見されているようです。

この辺が改善されるようであれば、彼の得点はさらに伸びていくでしょう。

ディフェンス面でも効果が

身体のキレが戻ったということは、ディフェンス面でも非常に大きな効果が出てきています。

ハーブ・ジョーンズ、ダイソン・ダニエルズ、ナジ・マーシャル、ホセ・アルバラードなどと一緒に過ごすことで、ザイオンのディフェンス力も上がってきています。

シーズン序盤こそ、足が上手く動かない状況もあったと言いますが、現在では、効果的なヘルプディフェンスを行い、強力なショットブロッカーとして、リングを守れるようになってきています。

1月の平均ブロックは0.5でしたが、2月には1.1まで上がっています。

ザイオンのショットブロックから速攻が出るようになったりと、その効果が出まくっています。

プレイオフで証明を

ザイオンはこの注目されない期間を楽しんでいるという話もあります。

それは、プレイオフになれば、ザイオンの恐ろしさ、凄さを皆が知ることになるということを知っているから。



今シーズンはキャリア初のプレイオフに出場するザイオン。

もう、太ってるとか、怪我が無ければとか、くだらないことは、もう言わせない!!

リーグ全体に注目すべき選手が誰なのかを、再度、教える時間がそこまで迫ってきています。

ウェンビーやチェットじゃない、シェイでもアントでもない。

今後、リーグを代表する顔になるのはザイオン ウィリアムソンだ。

僕らはその証人として、しっかりと見届けましょう!!

PS.
ザイオンもそうですが、イングラム、CJ、ハーバート・ジョーンズ、トレイマーフィー3世と本当に素晴らしいプレイヤーがたくさんいます。

ルーキーのジョーダン・ホーキンズも良いシューターだし、グランドセフト アルバラートは相変わらずです。
ペリカンズとしては、トーナメントを1回勝てば、今シーズンは成功とも言えるので、そこまでのプレッシャーもなく、プレイオフを戦えます。

今年のプレイオフの台風の目は間違いなく、ペリカンズ。
彼らが勝つことがあれば、カンファレンスファイナルも見えてくるかもしれませんね。

あなたは今シーズンのザイオンそして、ペリカンズについて、どう思いますか?

ぜひ、コメント欄で教えてください!!

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・バッシュ Curry4 フロトロ
・NBAファン歴は'95-'96シーズンから'92年のシカゴ ブルズ vs ポートランド トレイルブレイザーズのNBAファイナルをテレビで観て、こんな世界があることに衝撃を受けました。その後、マイケルジョーダン 1回目のカムバック'95-'96 シーズンからNBAの虜に。
仕事が忙しく、見られないシーズンもありましたが、2013年から仕事で独立し、自身の会社を経営しながら、毎日NBA三昧の日々。

ゴールデンステイトウォリアーズのバスケに魅せられて、完全なるDubNationに。※DubNation・・・ウォリアーズファンの意味です。

ステフィンカリー 、クレイトンプソンも、もちろん好きだけど、熱いプレーでチームを引っ張り、時には混乱させるドレイモンド グリーンの大ファンです!!

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R.I.P Kobe&Gianna 2020/1/26

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