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「0326Tue.-入院15日目 #20喰フト云フ事」潰瘍性大腸炎日記

今日は2週間以上の絶食の解禁日。昨日の内視鏡による検査で順調に回復していたので、食事が始まる。重湯なので米の研ぎ汁みたいなもので美味しいものではないが、それでもポカリとお茶以外の味を体験できるのは有り難い。

朝食

"映え"の要素はまるでないが、食事復活初日のメニューはメインに重湯、素の味噌汁、ヤクルト。重湯は味なしなのでつけてあった少量の塩を即入れたがやはり無味。味噌汁がなかったらかなり辛い戦いだった。味噌汁の塩気は最高!ヤクルトもおいちい。

初日なのもありとてもシンプルな内容だが、それでもポカリとお茶以外の味覚を感じた脳が活性化するのを感じるし、胃袋にものが収まっている安心感のようなものを覚えたし、何より単調な生活の句読点となってささやかな幸福感すらあった。

たまに嫁様と他愛もない話をしているときにふと感じるが、何気ない普通の日常って一番幸せなことだと改めて思う。そういうことが再確認出来るという意味ではたまには病気になるのも悪くない。

よく言われることだがやはり、幸せってなるもんじゃなくて感じるものなんだな。

昼食

ところが人間、贅沢なもので既に重湯は飽きた。昼は重湯と薄いコンソメとヨーグルトの洋食仕立て。飽きない工夫には感謝だが重湯はもう少し塩をぶっかけたい。
そして朝食8時からの昼食12時がインターバル狭すぎ。ワタナベさんがいらないっていう気持ちがわかった。朝食がもう1~2時間早ければいいのにな。

夕食

重湯味噌汁ホットミルク。液体過ぎてあまり飲めず。

いただいたサポートはポカリ代にさせていただきます。