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2019年9月に読んだ書籍一覧

📚親日指数世界一の国!インドネシアで快適に滞在するにはコツがある

インドネシア歴30年の著者が、インドネシアで暮らす・働くために、実生活で役立つ様々な情報が書かれています。国について書かれている本では、政治・経済・歴史・文化等様々な方向性がありますが、本書はタイトルにある通り"滞在"にフォーカスしています。

全6章からなる本書は各章それぞれテーマがあり、1章=快適に過ごすトピックス集、2章=歴史、3章=働くには、4章=暮らすには、5章=観光、6章=その他、という内容なので、知りたい章から読み進められるのですが、観光なり仕事なり近々で行く予定があるなら、衛生面等様々な危機管理について書かれている1章は必ず読んでおいた方がいい部分です。


📚10日暮らし、特濃シンガポール

マイル修行」まで行う旅行好きの著者がシンガポールに魅せられて年末年始の10日間シンガポールで暮らす様子を事細かに記録した内容です。シンガポールとの出会いはまさに"修行中"とのことですが、この"マイル修行"というのはスゴイですね…。飛行機を移動のために使うのではなく乗るために使うという手段が目的化したものですが、当時効率よくマイルを貯められる路線が沖縄とシンガポール路線だったそうです。そこでシンガポール線を利用した際、"修行"にはあるまじき空港の外に出たことがきっかけ、ということでやはり何かに突出している人というのは凡人の理解を超えますね…。

内容としては準備段階をDAY0として、DAY10までを各章に分けて書かれていますが、空港・食・スーパーマーケット・エンタメ・アウトドア・人等、日毎にゆるくテーマが設けられているのでDAY0からキッチリ読む必要も無く、目次で気になった章(日)から読み進める方が良いと思います。カテゴリが分かれているものの、特に食についてはこだわりがあるようで、行く先々で様々な現地の料理を食べる様子が描かれており、読んでいるととてもお腹が空いてきます…。また、景色や建造物等アジア特有の色彩についても触れており、食べ物も含めて各ページに写真が掲載されていますが、カラーでないのが非常に残念です。なのでちょっと手間ですが都度画像検索をしながら読むととても鮮明に現地の様子がわかっておススメです。


📚プラナカン 東南アジアを動かす謎の民

インドネシア・シンガポールと続いて今度は東南アジア全体として『』にフォーカスした本書です。昨今成長著しい10ヵ国から成る「東南アジア」において、「入り口がないジャングルのようなこの地域一帯を、同じアジア人としてより身近に感じ、より深く理解するために、私たちはどこからアプローチすればいいだろう。」著者はそう考えたとき、『プラナカン』という人種・民族から迫っていく方法をとりました。

本書は全5章構成で、1章:プラナカンであるシンガポール初代首相について、2章:プラナカン独特の色彩感覚について、3章:プラナカンと日本との歴史について、4章:プラナカンの商感覚について、5章:今後について、という形で章によって明確にカテゴリ分けされているためどの章からでも良いのですが、是非3章から読んでいただきたいです。
すでに戦後から70年以上経っていますが、支配する側とされる側において戦時中の日本軍が東南アジア・プラナカンに与えた影響は大きく、まずはこの歴史を知ったうえで読み進めるべきだと思いました。


📚ガパパ! 〜AKB48でパッとしなかった私が海を渡りインドネシアでもっとも有名な日本人になるまで

そしてまたインドネシア本です。インドネシアにおける文化・芸能分野ですね。私はこの分野に疎いので(JKT48という存在自体は知っていたものの)著者の仲川さんという方はこの本を読むまでは知らなかったのですが、やはりアイドルを目指す方というのは裏で並々ならぬ努力を重ねられていますね。

強力な同期がいる中、輝けなかったAKB時代を変えるために単身JKTに移籍し、センターを勝ち取り活躍から引退までの4年間の経緯が、当時の心情と共に書かれています。言語の壁・他メンバーとの軋轢・現地メディア対応・風土病等々、様々なハードルがあなる中でとても著者らしく前向きに越えていく様子は、とても見習うべき点が多くあります。
それにしてもインドネシア語を話す様子を動画で見ましたがすごいですね、素人目にはとても流暢に聞こえまし、twitterを見ても(おそらくインドネシア語)でばんばんツイートしています。4章では言語についてどう半年で体得したのかというエッセンスが盛り込まれているので、言語習得中の方はとても参考になると思います。


📚美女と野球

もはやすでにビジネス書では無くなっておりますが…(汗 以前どこかのサイト(クリエイティブディレクターのような方のブログ)を読んだ時に、本書を新人には必ず読ませるようにしている、という記事がありました。

その謎を探るべく手に取ったわけですが… エッセイ集の形式で文庫本では45の話が4~5ページくらいで書かれており、本当にくだらないものもあれば色々と考えさせられるものもあって内容自体はバラエティに富んでいますが、基本は下ネタが満載です。
本書を紹介していたブログが見つけられないため、これをなぜ新人に読ませるのか明快な答えは見つけられませんでしたが、とにかく話の展開が巧く数ページでリリーワールドに引き込むような書き方はとても勉強になりました。


9月はライトな書籍も含めて5冊でした。それにしてもここまで東南アジア漬けなのは理由があるのですが、それはまたお披露目ができるタイミングがあることを期待しつつ…。



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