最近では国内サイトでもかなり海外のニュースやコラムをほとんどタイムラグ無く読むことができるようになりましたね。（英語が不得手な自分にとってはありがたい限りです…。）

🗾国内サイトの記事

🍳スターバックスが"かざしてコーヒーが買える"ボールペン発売、ゼブラが協力

スターバックス コーヒー ジャパンが、スターバックスカードの非接触決済シリーズ「スターバックスタッチ」の新商品として、ボールペン型の新作「スターバックスタッチペン」を9月25日から公式オンラインストアで販売する。

スタバカードの非接触決済シリーズ「スターバックスタッチ」の新作ということで、前回のキーホルダー型は相当な人気だったようですが、私もその存在を知った時にはすでに売り切れてました…。キーホルダーに比べてさらに実用性が増しているので今回も売り切れ必至ですね。

🍳Amazon「Prime Now」の対象エリア、11月1日から都内10区に大幅縮小

アマゾンジャパンが運営する即配サービス「Prime Now」が、サービス対象エリアを大幅に縮小し、10月31日に東京10区（板橋区、中野区、北区、豊島区、文京区、荒川区、足立区、新宿区、練馬区、杉並区）以外のサービスを終了する。

これまでは、東京23区12市、神奈川・千葉・大阪・兵庫の一部地域がサービスエリアでした。また、朝8時～深夜0時まで指定できた配送時間が、一部エリアで10時～18時に変更。マツモトキヨシ、ココカラファイン、三越日本橋店が販売する商品の取り扱いが終了となるようで、大幅なサービスの見直しが行われます。前回のニュースでも取り上げましたが、スーパーのライフと提携するということで、今後は自前で商品を確保していくのではなく、既存スーパーを"自前の倉庫"として捉えてサービスを展開する方向性ということですね。

🍳国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」で『出前館』の「アリーナデリバリー」を実施！

日本最大級の宅配ポータルサイト『出前館』は、2019年9月21日（土）に開催される、国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」において、「アリーナデリバリー」を実施。会場となる秋葉原UDXから『出前館』アプリを使って、デリバリーフードをご注文できる。

バスケの「B.LEAGUE」、格闘技の「RIZIN.17」に続きアリーナデリバリーの第３弾ということになります。こういったイベントは会場内のショップは大抵混んでいますし、そもそも席を立つことが煩わしいのでデリバリーは絶対需要があると思います。
デリバリーの本質は、『ここ（場所）に届けて！』ではなく、『わたし（注文者）に届けて！』なので、今後はラスト0.1マイル（注文者がいる場所から注文者の手元まで）をどう実現するか、という世界に突入していきますね。

🍳Uber Eatsが見据える、「食体験のすべて」をタップひとつでシームレスに繋ぐ未来：APAC Future of Food Summit レポート

「Uber Eats」が開催した「APAC Future of Food Summit」で「食体験のすべてを提供する」というビジョンが提示された。そこで語られた言葉と、実用化に向けてUberが実験を進めているドローン配達の現在から、その“未来”をひも解く。

食体験＝「食」という分野において提供方法の如何を問わず、ユーザが欲しいタイミングで欲しいものを提供していくことを目標に具体的に何をしていくのか。①レストランのPOSデータを繋ぎこんでより精緻な顧客属性を作成→パーソナライズ化に磨きをかける、②提供方法としてのドローン活用を見込む、等が語られています。特に①についてはレストラン毎に異なるシステム、データ構造をどう取り込んでいくのか、レストラン側のメリット創出ななど色々とハードルはありますが、積極的な活動に今後も注目です。

🍳ドライバーを従業員に、ウーバーの未来を左右する新法案が波紋

カリフォルニア州議会上院はUberとLyftのドライバーをはじめとするギグ・ワーカーを、独立した請負業者ではなく従業員として位置付ける法案を可決、2020年中の施行はほぼ確実と見られる。

今週はこのニュースが各メディアで多く取り上げられていた印象です。配車サービスにとってはビジネスモデルの根幹とも言える部分が揺らぐ程の内容ですが、それだけ働く側に様々な制約が課されているということですね。企業・働き手・消費者の三方よしとなる点がどこなのか、常に企業は探っていかなければなりませんが、今の時点では働き手との距離は遠いということですね。

日本でもUberEtats配達員によるtwitterが一時話題になりましたが、「自己責任」という言葉で片付けられない様々な不満に対して、真摯で透明性のある姿勢を是非示していただきたいところです。

🍳Flirteyが95%の気象条件で稼働する配送ドローンを発表！

商用ドローン開発のパイオニア、Flirteyが発表した「Flirtey Eagle」は、気象条件の変化に強く、迅速な配送を実現。Flirtey Eagleによる商品やAEDの安全な配送が年内にも開始される見込み。

気象条件の95%で動作する、自宅用配送物の75%に適合する、機体は上空のままロープで荷物を降ろす、1人のリモートパイロットが同時に10台のドローンを監視等、様々な特徴を持っており、それが結果的にFAA（アメリカ連邦航空局）の承認を得ることになったということで、本当に今年中の実働ができるのか注目です。

🍳【日本初】楽天と西友が無人の自動走行ロボット「UGV」で商用配達サービス開始へ

楽天と西友は、一般利用者からの注文を受け、神奈川県横須賀市内の「西友 リヴィンよこすか店」から隣接する「うみかぜ公園」へ自動走行ロボットで商品を配送するサービスをはじめる。注文はスマホアプリ楽天ドローンで受け付け、「西友 リヴィンよこすか店」が商品を準備、公園内の6か所の配達場所のうち、顧客が指定したところに自動で届けるしくみ。

期間は2019年9月21日（土）～10月27日（日）までの約1カ月間の土日。配送時間は決まっていて、1日最大で6配送まで、雨天の際はサービス提供は中止、とまだまだ制約はありますが、実証実験として一般利用者に開放するのは素晴らしい取り組みですね。

実は今回のロボット配送は第二弾のようで、第一弾は今年の５月に千葉の大学行われたとのことで、ドローンでの配送等積極的に実証実験を行っております。

楽天市場のさらなる成長に向けた取り組みの1つに（2018年に打ち出した）「ワンデリバリー」構想があります。楽天市場の出店店舗を対象に、商品の保管から配送までの包括的な物流サービスを提供するもので、店舗のさらなる発展を目指して物流を根底から支えることを決意し、この領域に2000億円を超える投資を行うことを宣言しています。本件も一連のロジスティクス改革における最下流部分の取り組みとしての一環なのかもしれませんね。

🍳店舗を持たずにUber Eatsで躍進するゴーストレストラン「筋肉飲料」安原代表インタビュー

実店舗を持たずUber Eatsなどのフードデリバリーサービスのみで活動するゴーストレストラン。その実態はどのようになっているのか、筋肉飲料の安原 莞太代表に話を伺った。

こちらはインタビュー記事なのですが、これからゴーストレストランという形態を始めたい、検討してみたい、という方はとても参考になる記事です。店舗を構えるエリア、マーケティング、アイテム数、営業、計画等々、実際に運営しているなかでの学びや失敗などがつまびらかに語られています。

🍳【ウェグマンズ】、スタバのようにスーパーの寿司もmobile order！梅さんもスマホ受注？

ニューヨーク州など6州に99店舗を展開するウェグマンズは、デリセクションでモバイルオーダーをテストフェーズから正式な展開に拡大。専用アプリから事前注文を行う。メニューはピザやチキン、サンドウィッチ、ラップ、サラダ、寿司など。

スーパーマーケットですが、総菜商品のフードデリバリー/テイクアウト＆カーブサイドピックアップという感じですね。スーパーなので食材かと思いきや総菜のみで、またデリバリーも配送はDoorDushが行うということで導入コストも低く、中小規模のスーパーにおけるモバイルオーダーの入り口としてこの方法はアリな気がします。

🍳お肉不使用！プラントベースのハンバーグ発売開始

オイシックス・ラ・大地株式会社は、独自の技術や製法を持つ国内外のスタートアップ企業や小規模の生産者・メーカーの食材だけを集めた「Oisix クラフトマーケット」にて、動物性原料不使用の代替肉のハンバーグパティ「国産きのこハンバーグパティ」を9月19日（木）より販売。

今話題の代替肉ですね。話題の中心であるビヨンドミートは大豆等の豆が主成分のようですが、この代替肉はきのこが主成分のようで、ハンバーグ１つ350円ならどんなものかお試し価格としてはアリですね。
また、肉だけでなく魚も開発が進んでいるようで、すでに植物由来のマグロがホールフーズで販売を開始したとのこと。生魚としてはまだハードルが高いがいわゆるツナとしての代替魚はイメージができますね。

こちらは海外サイトの記事ですが、アメリカの大手スーパーのクローガーは代替肉を食肉フロアで販売して通常肉の販売がどんな影響を受けるのかトライアルをしています。確かにスーパー側としてはどの部門に配置するべきか、どのような表示をすべきか等、消費者にとって混同しないよう配慮しなければなりませんね。

🍳米ウォルマートがネットスーパー向け定額制配送サービスを米国200都市で展開

米大手スーパーマーケットチェーンのウォルマートは、2019年9月、定額制配送サービス「Delivery Unlimited」の対象エリアを米国200都市1400店舗にまで拡大させ、このサービスを本格的に展開させる方針を明らかにした。

通常、注文ごとに9.95ドルの配送料がかかりますが、年額98ドルor月額12.95ドル支払うことで送料無料で配達してもらえるサービスということで、まさにアマゾンのようなサービスですが、今年４都市でトライアルした結果が好評だったため本格展開を開始したとのこと。Amazon Prime Now（Whole Foods）やInstacart等、競合がひしめき合う中で総合的に選ばれるサービスにしていくために、これからもより魅力的にしていかないといけないということですね。

🍳アリババ系スーパー盒馬mini　地方進出を加速

上海郊外では、盒馬の小型スーパー「盒馬mini」の3店舗目がオープン、店舗面積は約1000平米でこれまでオープンした店舗の2倍。SKUがより豊富に4000を超え、うち生鮮食品が約70％で、主にばら売りの野菜、自社生産のパッキング済み野菜で、現場調理の食料品や海産物売り場も併設される。

記事には「今年に入ってから新業態を次々と発表。日々の食卓向けの盒馬菜市・盒马mini・盒馬小站もあれば、オフィスビルでの食事向けの盒马F2・Pick’n Goもある。今後は、ショッピングモールでの出店も目指し、深圳では週末のパーティー向けの盒马里を出店する予定だ。」とあり、エリア特性やその規模によって多様に業態を横展開していますね。その中でも盒马mini大規模に拡張計画があるとのこと。
このあたりは競合も激しく市場の取り込みが最優先ですが、同時に収益化・黒字化も目指していくためにFC化など多様な方法で運営効率を上げていく必要があるということですね。

また、盒馬鮮生はフードデリバリープラットフォームの餓了麼と全面的業務提携を発表しました。以前より盒馬鮮生の商品を運んでいましたが、今後は上記のような様々な業態でも積極的に活用されていくのかもしれません。

🌎海外サイトの記事

🍳Gojekは、Grabを破ってインドネシア最大の食品配送会社としての地位を維持すると主張

食品は引き続きGojekのビジネス成長の主要な推進力であり、インドネシアの市場シェアの75％で、依然としてフードサービスをリードしている。

驚くべきは「インドネシアの都市部の約58％がアプリベースの食品配送サービスを毎週利用している。」と記事にある通り、その裾野がかなり拡大している点ですね。インタビューとしての本記事は若干ポジショントーク的な部分も含まれていると思いますが、それでもインドネシアのフードサービス拡大の立役者はGo-jekであることは間違いないです。ライドシェアやフードデリバリーだけでなく、決済等様々なサービスを横展開させていますが、Go-jekについての歴史はこちらの記事が参考になると思います。

🍳人々がウェイターになりたがらない中、ロボットが参入してきている

ウェイターは中国での雇用の大きな源であり続ける一方、ケータリングロボットは、労働者を見つけるのに苦労している中国のレストランにとって、魅力的なオプションになっている。

こちらはコラム記事ですが、14億という胃袋を抱える中国は文化的にも食産業が盛んです。今までは地方からの出稼ぎ含めて大量の雇用を生み出していましたが、国の発展にともない段々とその職業観も変わってきた、ということですね。ウェイターは拘束時間が長く、料理人と（空腹な）注文者を繋ぐ繊細な役割のためストレスも多いので、今後もロボット化の流れは進みそうです。
また、本質的な改善というわけではありませんが、チップという制度が基本的には無い中国において、得意なQRコードでチップを受け取る仕組みもあるとのこと。

こういった取り組みによって、ロボットとの差別化として人にしかできない温もりのある接客によってチップを受け取る、というwin-winな関係も築けるのかもしれません。

🍳マクドナルドは「MCDELIVERY DAY」でスリッパを配っている

マクドナルドは「McDelivery Day」を開催し、ソックス、スリッパなどの特別なラウンジウェアを10ドル以上のオーダーでプレゼント、 注文ごとに1つのアイテムが配られる。

米国では３年目になるんですかね。以前の記事でも取り上げましたが、UberEtatsだけでなくDoorDushとも契約を開始し、積極的にデリバリーを促進していますが、こういった企画も消費者にとっては楽しいですね。（なによりグッズがかわいい！）
もちろん日本でも実施しており、キャンペーン限定のスペシャルセットも販売しています。

以上。

============================
この記事があるマガジンはこちら

============================
こちらも是非。
様々な体験をまとめたマガジンはこちら
販促考察のマガジンはこちら
雑記のマガジンはこちら

============================
twitterはこちら