今週はUberEatsで色々な動きがありましたね。個人的にはalways LUNCHがメッチャ気になります。

🗾国内サイトの記事

🍳豪州のドミノピザがガーリックパンの試食係を募集 時給は2000円

オーストラリアにあるドミノピザが、同社の人気商品の味覚試験担当者を募集。時給は約2190円でピザの昼食付き、ほかの商品の試食も担当する。パンの噛み具合と柔らかさの配分を完璧に心得ている人物を理想としている。

プロモーションかと思いきや通常の採用なのでしょうか。時給以外が不明なのが若干恐いですが…。そもそも、ドミノピザでガーリックパンが人気商品というのが驚きでした。日本のドミノでは取り扱って無さそうですが、オーストラリアの注文サイトを見たらサイドメニューとしてありました。

確かに、これは美味しそうです。リーズナブルなのでちょい足しにはぴったりですね。
（ただ試食担当者としては相当の愛が無いと飽きちゃいそうですが 汗）

🍳月額4980円でランチ食べ放題の「always LUNCH」が京都と福岡でスタート

イジゲンは10月1日、税別月額4980円の定額制ランチ食べ放題サービス「always LUNCH」を開始。現在のところ営業エリアは京都府中京区・下京区と福岡県福岡市中央区の一部。京都では16店舗、福岡では10店舗でランチ食べ放題が可能。

毎日使えば 166円/1日（税抜）となりますが、本当かどうか疑っちゃうレベルで安いですね。まだ京都と福岡だけとのことですが、ビジネスマンには超ありがたいサービスだと思います。公式サイトを見ると月額2000円でドリンク飲み放題というサービスも同時にリリースしていますね。

🍳Uber Eats、日本でのサービス開始から3周年　提携店は1万4000店に

「WeWorkアイスバーグ」にオフィスを構える「Uber Eats」が日本でサービスを始めて、9月29日で3周年を迎えた。提携店も1年目1000店、2年目3500店と増加の一途をたどり、3年目となる現在は1万4000店と提携。

現在の配達エリアは、東京・横浜・川崎・埼玉・千葉・名古屋・大阪・神戸・京都・福岡、と10都市にまで広がっていますね。前週にサービス開始から20年で出前館が20,000店舗突破したとのニュースがありましたが、UberEtasの展開スピードには驚かされます。
（もちろん市場を広げる側と追随する側でスピードは圧倒的に変わりますが。）

🍳Uber Eats、配達員のケガを民間保険で補償

日本法人ウーバージャパンは30日、食事の宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員に対し、補償を広げると発表。これまで配達員が誰かにケガをさせたり、物を壊したりした場合に補償していたが、10月1日から配達員自身のケガなども対象となる。

起因はやはりこちらのツイートでしょうか。

また、配達員で構成される労働組合の設立総会も開かれました。

いわゆるギグワーカーとして働き手にとっての柔軟な働き方と、企業側にとっての柔軟な雇用というバランスにおいて、最近では企業側に少し傾いている傾向がある、ということでしょうか。
最近は以下のような働き手の問題を目にする機会が多くなっていますが、うまくバランスを保ちながら顧客へ最良のサービスを届けてほしいものです。

🍳ネット注文のパン、駅で受け取り　阪急阪神

阪急阪神ホールディングスは1日、阪急電鉄の大阪梅田駅構内に、利用者が事前購入した商品を受け取れる店舗を開業。当初は阪急沿線にあるベーカリーショップのパンなどを扱う。

1日1千件の目標とはかなり高い気がしますが、独自でサービスを実施しているのではなく、Picksというテイクアウトサービスに出店する形なので、すでに一定の顧客にアプローチできる強みがありますね。
また、Picksは基本的にユーザと店舗の１対１ですが、今回の取り組みは１対多となっており、各店舗の商品を１つずつ集めて商品とし、１つの店舗に見立てたクロークというスタイルで販売する形は、店舗側としては受け取りスペースを確保する必要があるものの、百貨店等複数店舗を抱える業態では今後流行っていきそうですね。

🍳グルメ・ファンディング「Fundish」 第一弾店舗“茶割”が仕掛けるガストロノミー・レストラン「OND」スタート

株式会社VALUは、6月に発表した飲食に特化したクラウドファンディング事業「Fundish（ファンディッシュ）」の第一弾店舗「OND（オンド）」の初回会員権の販売を2019年10月2日（水）より開始。

VALUやFundishの仕組みついてはこちらのスライドがとてもわかりやすいです。

飲食店×クラウドファンディングは今となっては珍しいことではありませんが、資金を集めるだけでなく会員権を発行しその売買をすることでお店の価値が高まり、スタッフへの新しい報酬にすることもできる、というVALUの要素が多分に含まれた新しい仕組みとなっています。
また、「客様が食事後にプライシングする "あと値決め方式" を先行会員限定で導入」ということで、かなり挑戦的な実験をしていく予定ですね。

🍳月額1280円のコーヒーサブスク「PostCoffee」が5000万円調達、自分に合ったコーヒーが見つかる機能強化へ

コーヒーのサブスクリプションサービス「PostCoffee」を運営するPOST COFFEEは10月1日、セレス、朝日メディアラボベンチャーズ、インキュベイトファンド、スタディーズより総額約5000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

ひとえにコーヒーのサブスクに行っても、TOGOのようなテイクアウトコーヒーかコーヒー豆宅配かで大きく分かれますが、こちらは豆のサブスクです。豆のサブスクも今はいくつかサービスがありますが、サブスクのプラットフォームよりもオリジナルのアプリで顧客と繋がっている強みがPostCoffeeにはあり、コーヒーのパーソナライズ機能等すでに発表されているように、今後も様々な体験価値向上機能が載ってくると思います。

🍳バーミヤンタクシーが都内に出没　外食とタクシーの異色コラボの背景は…

人気ファミリーレストラン「バーミヤン」が2019年10月1日から「バーミヤンタクシー（バーミヤン号）」の運行を始めた。2週間の期間限定で走る。

運賃が1万円までは無料というプロモーションに全振りした施策ですが、東京・新宿から渋谷近郊を走るものの１台のみ、というこれはどんな効果を期待しているのか、幻のタクシーとしてSNS上を賑わせることを目的としているのか、どう企画をしてどう通したのか同じ立場としてはそこが気になります。
プロモーションと言えば、ニクレンジャーがモンストとコラボしていますね。一過性で終わらずに継続して各社連携しながら実施する難しさは想像以上だと思いますが、その分効果は大きいと思います。

🍳ホーム大阪を共に盛り上げる！『出前館』、「大阪エヴェッサ」とオフィシャルゴールドパートナー契約を締結

宅配ポータルサイト『出前館』は、B.LEAGUEのB1リーグに所属する「大阪エヴェッサ」と、オフィシャルゴールドパートナー契約を締結。

過去にも何度か取り上げていますが、ついにアリーナデリバリーに本格的に乗り出してきましたね。会場内でデリバリーするということは、席番号を入れるイメージでしょうか。通常の出前館システムではなく、別のサービスをつかうのかどうか、その仕組みにとても興味があります。

🍳学食でも「フードロス」の削減を。東京農大食堂に「TABETE」導入

このほど、グッドデザイン賞も受賞したフードシェアリングサービス「TABETE（タベテ）」が、いよいよ「学食」にも導入される。これは、国内初の試み。

学食に初導入ということで、確かにこれはロスが眠っていそうですね。買い手も学生なので、特に一人暮らしであればwin-winです。この視点でいくと社食もそれなりに規模がありそうで、若手社員には喜ばれそうです。

🍳IPO目前のフードデリバリー企業が未来を託す「出前ロボット」

フードデリバリー企業「Postmates」は、自動運転車向けに遠隔操作技術を提供するシリコンバレーのスタートアップ「Phantom Auto」と提携したことを明らかにした。Postmatesは今後、歩道を走行する配達ロボット「Serve」にPhantom Autoのソフトウェアを搭載し、配達の遅延を防ぐという。

Postmatesは早い段階からロボット宅配に力を入れており、専用のサイトまで作っています。

今回はPhantom Autoの技術（低遅延通信による監視・遠隔モニタリング＆操作）を導入することで、配達の精度（安全性と信頼性）を向上させようとしています。「2020年までに100台を超えるロボットを主にロサンゼルスとサンフランシスコに導入する予定」とのことで、いよいよ未来が近づいてまいりましたね。

🍳ドローン配送、ついに動きだす：UPSの新航空会社が米国で認可、本格展開に向けて見えてきた課題

米大手運送会社のUPSが手がけるドローン配送サービスが、民間の航空会社として初めて米連邦航空局（FAA）の認可を受けた。これによりUPSはドローンによる配送事業を全米で展開できるようになるが、ドローンの商業飛行に慎重姿勢を示す当局や法規制のために課題は山積している。

記事には「UPSはこの認可を得たことで、全米のどこでも好きな数のドローンを運用できるようになる。」とありますが、「それでも操縦者が目視できる範囲外の飛行については毎回、FAAの許可が必要になる。」ということで、企業側主導の商用利用はまだ先のようですが、一歩ずつその未来に近づいています。

🌎海外サイトの記事

🍳2年間の改善後、ドライブスルー精度が低下

より複雑なメニュー、より忙しい車線、速度を重視したドライブスルーはすべて、精度に圧力をかける要因で、ドライブスルーの平均注文精度は、昨年から5パーセントポイントをわずかに下回り、2年間の上昇傾向に歯止めがかかった。

ブランドとしてより魅力的な商品やそれに伴うサービスを展開しようとすればするほど、注文の複雑さは増してしまいますが、店員との会話で行う店内での注文はまだしも、様々な制限のあるドライブスルー注文では顧客側・店員側両方に誤注文の可能性を大きく孕んでおり、致命的なのは誤注文だったことに気付くのが持ち帰った後ということがブランドイメージの棄損に大きく繋がってしまうということですね。記事には各チェーン店の注文精度が載っていますが、思ったより低いです。（10人に1～2人は誤注文とは…）
以前の記事でも取り上げましたが、マクドナルドはドライブスルーの注文体験を向上させるためにスタートアップを買収したりと、正確さ×スピード×省人化（コスト）をどう組み合わせていくのか、今後も課題になりそうです。

🍳DOORDASHがマクドナルドのマーケティングを解き放つ

DoorDashは、マクドナルドを今すぐ配達していることを顧客に知ってもらうため、月曜日に100万台のBig Macを1セントで販売し、100万ドルの懸賞を開催していると語った。今週月曜日から金曜日に会社のアプリでBig Macを注文したお客様は、プロモーションコード「1BIGMAC」を使用すると1セントで手に入る。

こちらはDoorDashのプロモーションです。マクドナルドはDoorDashとも提携しましたが、ここでガッツリ刈り取りを図ってきました。1セントでのビックマック販売もさることながら、100万ドルの懸賞とはまた額がスゴイですね…。アメリカも中国のように値引き合戦が勃発しそうな予感がしてなりません。

🍳ロボットがピザレストラン業界を救うことができる理由

チーズ業界のベテランの1人によると、ピッツェリアのオーナーはロボット革命を恐れることはありません。実際、彼らは「オペレーターが手に入れることができる最高のギフトレストラン」になる可能性がある。

レストランにおけるロボットの導入において肯定的な意見を述べており、確かに偏にレストラン業務といっても、調理・配膳・決済等接客・清掃・教育・場合によっては配達等、色々な業務があるなかで、どこかをロボット化するのか、AmazonGoのようにスタイルから変えてしまうのか、あくまでもサポートに徹するのか。今後は肉体的にも精神的にも負担がかかるレストラン業務のなかで人材不足でも賃金が上げられない構造の反面、向上し続けるロボットの性能をうまく組み込んでいくことがレストランだけでなくその他業態でも避けられない道となりそうです。

以上。

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