即席!スヴェルチョク導入ガイド

Blender Advent Calender 2015 12/21の記事です

以前、takuroさん(@taxpon)がblender勉強会で紹介してくださっていたSverchokが、たいへん興味深かったので

下のイラストのような3Dプリントで作るライトを作ろうと思ったのですが

時間の都合上、まったく間に合わず…
スヴェルチョクの導入ガイドを書かせてもらおうかと思います。

内容
1.Sverchokって何?
2.Sverchok使うと何がいいの?
3.インストール&起動方法
4.基本的な使い方の流れ
5.サンプルコードとか、リファレンスとか

1.Sverchokってなに?

Sverchok(スヴェルチョク?)はQuartzComposer、GrassHopper、Max/MSP/Jitter、vvvvみたいな、ノードベースのいろいろできるやつ
コンポジットノードはコンポジット用ですが、こちらは主にモデリング用

2.Sverchok使うと何がいいの?

コードを読むとかプログラミングの勉強をしたことがない人でも
プログラミング要素のあるモデリングができます。
上手いこと作れば、自分用の便利ツールも作れるはず
サンプルは公式サイト↓でたくさんみれます
http://nikitron.cc.ua/sverchok_en.html

3.インストール&起動方法

(1)公式サイトトップのダウンロードから、Githubに飛びます

(2)GitHubからZipを一括してダウンロードします

(3)Blenderを起動し、UserPreference→Add-onsでinstall from filesから
解凍前のzipファイルを選択します

(4)先ほどの画面の左上、検索窓からSverchokを検索し、右のチェックボックスにチェックをし、有効にします

(5)適当にBlenderの画面を分割して、そのうち一つのウィンドウで左下メニューからNodeEditorを呼び出す→ラセンみたいなアイコンを押してSverchokノードツリーの編集に入る→Newを押して新しいノードのキャンパス?を用意
これで準備完了

4.操作の流れ

↑の図のようになんらかの元データを、それぞれのノードを介していじって

自分の好きな形をつくれます。上の図のピンクの部分までは、Sverchok内での計算なので、Blenderで細かい修正を加える場合、Bake(物理演算とかのBakeと同じです)が、必要になります。

実際に超簡単なモデルを作りましょう

(1)球体を生成する
Shift+Aでメニューを呼び出して、GenerateからSphereを選びます
それだけでは何も起こりません。のでもう1回Shift+Aを押しViewerDrawも呼び出します。で、SphereのverticesとViwerDrawのverticesを結ぶと説明図の一番左みたいになります

vertices同士をつないだ状態で、エッジ同士やPoly同士をつなげると、説明図下段の中、右のようになります。
そのままではViewPort内で触れないので、3DViewで修正をしたい場合はBakeします。

そして、ごめんなさい

今回はそのまま進もう…ぶっちゃけGrasshopperと基本操作いっしょでしょう?と、たかをくくっていたのですが、デフォルトだと、オブジェクト単位でなく、頂点単位で変形がかかるので、Matrixを介して操作しようとして、下の図のようなものはできたのですが、それぞれをちょっとずつワールドのセンターに対して回転させていって、螺旋のようなものが作れないか、というところで挫折しました。BlenderSushiのSverchokの記事を調べ直して、追記と、あと最初に描いたスケッチのような3Dプリントをそのうちちゃんと作ろうと思います。

オマケ

作ってる最中に、偶然できた、球を上の方の頂点から順にX方向に等差級数てきに動かした何か。こういう偶然の出会いもジェネレーティブモデリングの醍醐味ということでお願いします。

それでは、明日はほのかさん(@honoka_s)の「3Dを使ってLINEスタンプを作る」の予定です。宜しくお願いします。

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