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ベテラン中心ライブは大事にしたい

今年の6月からオジオズのライブと並行してモンローズのライブを増やしたこともあって、去年の下半期のように「推しが不在だけど気になるライブ」に足を運ぶことが少なくなりました。(そもそも去年がイレギュラーな年だったけど)

そんな中唯一、今でも出演者問わずほぼ毎回足を運んでいるライブがあります。K-PROさん主催の「マディソンライブ」です。

マディソンライブとは

マディソンライブは芸歴15年前後〜20年+の芸人さんを中心にキャスティングされるネタライブ。若手ライブが盛んな中、ほぼ月1ベテラン世代に特化したレギュラーライブがあるのが本当に嬉しいことです。

今月21日(木)のマディソンライブの概要。まるで2012〜2016辺りのしもきた空間リバティにタイムスリップしたようなキャスティング。

このライブが去年発足されて以来、ずっとオジオズをリクエストし続けていましたが、やっと今月叶いました。

同世代に比べて、今でもほぼ毎月咄人もしくはトッパレ中心に出ているオジオズですが、マディソンライブはいつか出てほしいと熱望していました。後輩たちの中で好き勝手やる篠宮さん見るのも楽しいですが、やはり以前みたいに先輩らしくなく同世代の中でのびのびと自由に楽しんでいる姿も見たかったから。

M-1後の未来

(今年の1月以外で)オジオズを応援している中で1番絶望を感じたのは2015年のM-1準々決勝敗退でした。ラストイヤーだったから覚悟はしていたものの、「(芸歴制限のせいで)もう2度とオジンオズボーンとして漫才の頂点目指せなくなってしまったんだ…」と悔しく悲しい気持ちになりました。決勝に2回も残ったTHE MANZAIが芸歴無制限だったから尚更。(←これが理由で今年まで6年の間、M-1とは距離を取ってました)

THE MANZAI 2014で認定漫才師になれなかった時もそうでしたが、今に比べて当時は「M-1後の未来」がどんなものになるか全く分からなかったのが1番の不安でした。仕事面はどうなるか。まだライブにたくさん出られるのか(当時は今みたく芸歴20年+の芸人さんがライブに出演する事例があまりなかった)。ファンよりも本人達の方がより大きく不安だったと思いますが。

どんなことがあっても出待ちでは絶対マイナスなことは言わないと決めていますが、M-1敗退後のライブの出待ちで(言葉を慎重に選んだ上)篠宮さんに「悔しくて悲しい」と言ってしまいました。

でもその時の篠宮さんが返した言葉のおかげで少しずつ気持ちを切り替えることが出来ました。1番悔しいはずの篠宮さんがもう前を向いている。自分も前を向いてより一層応援しなきゃ。

今もあの時言われた言葉に大きく支えられています。いつかその言葉が実現する日が来たらとても嬉しいです。

もし今自分が過去に戻れたらあの時の自分に言いたい。M-1後の未来も楽しいってことを。

「スリル」や「田植え」みたいに賞レースのしがらみから解き放たれたネタがたくさん見れること。(2020年まで)篠宮さんがR-1出続けること。毎年夏の単独ライブがまだあること。篠宮さんに特撮のお仕事がいっぱい来ること。まだコンスタントにK-PROライブに毎月呼ばれること。(色々あっても)FKDがまだあること。篠宮さんが漢字で何かきっかけを掴んだことなど。

オジオズを始め、同世代のM-1を「卒業」した芸人さんがそれぞれ色んな道を切り開いてまだ第一線のライブで活躍しているおかげで「M-1後の未来」に対して悲観的ではなく前向きでワクワクいられるようになりました。

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このメンバーでのマディソンライブが見れるのはいつまでなのかは分からない。モンローズなど今のヘビセン(芸歴10年前後)世代がラストイヤー間際になったらまた世代交代がありそうな気もするが。その頃ライブシーンはどうなってくるかがまた気になります。

自分にとってこのベテラン世代には9年足を運んだ分1番思い入れがあるし、今でも最強世代だと思っている。マディソンライブに行くたびにあの頃の楽しかった思い出がまた蘇る。

最近トッパレのMCでまた森田さんが呼ばれるようになったのもすごく嬉しいです。「フィーバー!」の下りを知らない人が増えた中、今でもあの頃と変わらず毎回篠宮さんに「フィーバー!」振ってくださってありがとうございます(何の話か分からない人はスパローズ森田さんMCかつオジンオズボーンがいるトッパレを見てください)。

だから今後のことも見据えてマディソンライブのようなベテラン中心ライブはこれからもずっと大事にしていきたい。M-1を卒業した芸人さんが主役になれるライブを残したいから。

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