【刻】新聞のおまけの駅の時刻表から思い出したこと/時刻表は読み物だからな(56)
聴いてみよう
この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年5月21日配信の書き起こしです。
読んでみよう
にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、
【刻】リアルタイムの変化を楽しむ時刻表/時刻表は読み物だからな(55)
時刻表を読んでいくシリーズです。
いろんな時刻表
日曜日は時刻表を読んで話しています。
前回はGoogleMapsのナビを時刻表的に読む話をしました。
ナビを時刻表と考えるなんて邪道だなぁと思いながら話したのですが、そういえばここでは基本的に本になっている時刻表を前提にして話していたなあと思いました。
よく考えると時刻表にもいろいろあります。
僕は札幌に住んでいますが、最寄りの駅の中を見てみると縦軸に時間、横軸に分として発車時刻が並んでいるタイプの時刻表があります。
分の数字の横に小さく行き先の漢字が記号的に書いてあったり、列車の長さが書かれていたり、上り下り、平日休日が分かれているやつですね。
こうやって見てみるといろいろな情報がコンパクトに並んでいる時刻表ですね。
このタイプはバスの時刻表でも見ますよね。
そうそう、縦軸の時間が真ん中にあって、真ん中から左右に平日と休日の分が並べてあるものもありますよね。
田舎の、っていうと失礼ですが、おじいちゃん、おばあちゃんの家の壁には、新聞のチラシと一緒に入ってくる駅の時刻表が貼ってあったりしませんでしたか。
っていうか今でもあるかもしれませんね。
新聞の販売店がサービスで配っていて、時刻表の左右とか下の方に近くの会社の広告が入っているやつ。
これは都会のターミナル駅みたいな大きい駅にはないでしょうね。
家の壁の時刻表
そういえば思い出しました。
小学校の低学年の頃ですが、遠くの親戚の家に行くために特急を利用することになりました。
で、家の壁にそのサービスの時刻表があって、乗ろうとする特急列車が載っているのですが、着時刻と発時刻が同じだったんですね。
めったに汽車、あ、北海道は電化されていない区間が多いので、今でも汽車って普通に言うんですが、
まあ、汽車にはめったに乗らなかったので、同じ時刻ということはひょっとして止まらないんじゃないかと思った父が駅に電話をして、「ちゃんと止まりますよ。30秒停車です」と教えてもらったということがありました。
停車時間が30秒なんて、乗り遅れたらどうしようと思ったものでした。
今考えてみると30秒停車ってそんなに短くないですよね。
鉄道は秒単位で動いているということを初めて知って、すごいなぁと思ったものでした。
国鉄時代の特急
もうひとつ思い出しました。
乗った列車の切符は立席特急券でした。
ということは、当時は特急列車は全席指定だったのでしょう。
空いている席に座って、駅に着くたびに誰か来るかもとドキドキしました。
ま、結局誰も来なかったんですけど。
そして、途中で列車が少し遅れ出したようで、父が通りかかった専務車掌に「定時で着きますか?」と訊いたら、「つきませんよ。15分遅れですから」と、木で鼻をくくったような返事が返ってきました。
国鉄時代は、乗務員をはじめ鉄道関係者は本当にお役所仕事って感じでしたね。
そういえば専務車掌ってちょっと偉い感じでしたが、田舎を走る特急列車も当時は10両くらいの編成で、車掌が何人も乗っていたんですね。
消える時刻表
いつの間にか時刻表の話からそれてしまいました。
スマホの普及でニュースはそっちで見るということが増えたこともあり、新聞というメディア自体がじり品になってしまいました。
コストの高い新聞の宅配もそろそろ風然の灯火という感じです。
ニュースと同じように電車の時刻もスマホで調べる時代ですから、壁に貼る時刻表というのも懐かしい風景になってしまうのでしょう。
今回は家の壁に貼ってあった駅の時刻表から思い出した話をしました。
今日はここまで。
マガジンはこちら
コメントはこちらで
noteのコメントだけでなく、Stand.fmのコメントや Twitter の DM などでコメントをいただけると嬉しいです。
今後配信の中で参考にしていきたいと思います。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または「読書と編集」と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
Podcastの聴き方
Podcastの聴き方は以下のnoteをお読みください。
Youtubeもよろしく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?