【談】【アニメ】おっさんホイホイなアニメ3選
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年10月31日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書きそろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【談】【アニメ】おっさんホイホイなアニメ3選
というものです。
オタクが発生した頃
火曜日はアニメの話しています。
アニメは主にNetflixとアマプラで見ています。
駆け出しのアニメオタクなので、まだ手を伸ばしていないジャンルだらけです。
元々が少女マンガファンということもあり、恋愛ものを中心に徐々に対象を広げているところなのですが、その中で比較的高齢オタク向けなのだろうなと思う作品に出会うようになりました。
オタクと言われる人々が生まれてから、すでに40年以上の月日が流れています。
今はパソコンオタクという分類はほとんど過去のものになりましたが、パソコンのハシリにはそういう人々がいて、それはほぼアニメオタクとかぶっていたものでした。
そして、リアルにオタクという言葉を発する本物のオタクが僕の身の回りにちゃんといました。
僕自身はオタクという言葉を発することはありませんでしたが、ゴリゴリにパソコンにはまっていて、パソコン雑誌に載っていたマシン語のバイナリダンプを必死で打ち込んで実行してパソコンを暴走させるという悲しみを知っていたので、
まあ、その仲間ということにはなっていたと思います。
ということは、初期の本物のオタクはすでに還暦というあたりにいるわけです。
苦節50年のオタクの苦労を語りたくもなるというものでしょう。
アニメにもそういう作品がちょこちょこと出ているわけですね。
異世界おじさん
勝手に代表作を決めるとしたら、まずは異世界おじさんですかね。
ただ、僕が結構面白いなと思っていたゲームは平安京エイリアンで、残念ながらファミコンが出た頃すでに社会人だったので、このおじさんは年下ではないかという気がしてしまうのですね。
僕が転生したのは、メインフレームのCOBOLしか知らない人々が住む世界でしたからね(笑)
ハイスコアガール
それよりもちょっとエモい気分になったのはハイスコアガールです。
これは格闘ゲームにハマっているむちゃくちゃ強い女子が出てくる作品ですよね。
これはまあ現実には夢のまた夢みたいな感じで、こんな子がいたら間違いなく惚れてしまうという理想を描いた作品です。
この作品を見て思い出したことがあります。
大手家電量販店が全国展開を始めたあたりのことです。
今では信じられないことですが、パソコンなどガジェット系の売り場は女子が寄り付かない感じだったのです。
まあ、今でも自作パーツの売り場は同じような雰囲気があるかもしれません。
ある日、いつものようにパソコンソフトとかガジェットとかのゴチャゴチャした棚のパトロールをしていて、隣の棚の列に入ったら、そこに浴衣の女子がいたのです。
もうね、モノクロの世界にそこだけ色がついたように見えました。
今でも浴衣女子が似合う世界ではないですが、当時はそこに女子がいるっていうだけでもちょっとドキドキする感じでしたから、今とは比べ物にならない衝撃でした。
時代は着実に変わっていくのだなと思ったものでした。
まぁ、そんな憧憬を感じるのがハイスコアガールというわけですよね。
16bitセンセーション - ANOTHER LAYER -
でも、ここまでの2つはまだ僕の世代感覚ではちょっと後って感じなのです。
もうちょっと懐かしいなと思ったのが、16ビットセンセーション- ANOTHER LAYER -という作品でした。
アーケードも含めたゲーム専用機ではなくて、パソコンゲームの世界ですよね。
僕自身は8bit時代のパソコンでマシン語を学び、8bitから16bitに移行する時期にDOSの開発に携わったことがあって、この作品に出てくるプログラマーのPC98への執着みたいなものがとてもよくわかるのです。
ゲームプログラミングは、速度の観点からアセンブラを使うのが一般的だったと思います。
スピードやデバイスの細かい制御のためにハードウェアを直接叩くのは当たり前のプログラミングから、OSによってハードウェアが隠蔽される世界に移る葛藤がよくわかります。
「パソコンのバスやコネクタの一つ一つがわからないやつと一緒に仕事ができるか」って感覚が確かにありました。
そういう男の世界でしたから、そこにそれを少しでも理解してくれる女子がいたらっていう妄想というか願望が、僕たちの世代には確実にあります。
とはいえ、そういう女子がまったくいなかったかというとそんなことはなく、案外そういう願望が叶っている不届き者もいるような気がするってところが、まあまあ面白いところではあるのです。
そんなわけでこれらの作品はおっさんンホイホイ認定なのですね。
若いアニメファンの皆さんも、こんな大昔のことをちょっとだけ知ると、また別の楽しみ方があるかもしれない、などと思うのです。
年寄りの昔話で失礼しました。
今回は、おっさんホイホイなアニメ3選 という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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