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日記#46私の乳癌の事

[2015年12月4日乳癌手術]

もうすぐ、クリニックの定期検診で乳癌が発覚した後に大きな病院で手術してから7年が経過する事となる。

そして治療の為に服薬していたタモキシフェンの薬を昨年12月に中止してから約10ヶ月。

有難い事に術後、再発も無く無事に生きている。

現在はクリニックに年3回の通院。

4月、8月、12月を目安として。

1回はエコーだけ、もう1回がエコーとマンモグラフィ、そしてもう1回が上半身のCTと血液検査と内臓のエコー。

ホルモン値が分かる血液検査もしている。

今年、以前の検査値と比較すると体内のホルモンの値が少し変化しているらしい。

<私の検査測定値の推移/年に1度検査>

◎卵胞刺激ホルモン(FSH)精密検査/21.2→  20.4→   17.5 →  18.6→ 21.0→   23.7→   今年度43.3

◎エストラジオール(E2)精密検査/55.8→  75.8→   54.5→   338.5→  65.1→  45.1→ 今年度52.0

[通常、「12か月間以上の無月経」をもって閉経と判定しており、ホルモン検査では「卵胞刺激ホルモン(FSH)精密検値40mIU/ml以上かつエストラジオール(E2)精密検査値20pg/ml以下」を基準としている]らしい。

今のところ私のFSHは増え、E2は余り変化が無いのでまだまだ更年期真っ只中。


ずっとこの数年間、更年期とタモキシフェンの副作用は辛かったし、今まだ身体の軋むような状態は続いている。

突然、滝の様な汗が出るホットフラッシュもまだ続いている。

それでも以前よりはちょっとだけやわらいだか。


もう一息。


このnoteを始めてから沢山の乳癌経験者のnoterさんと出会った。

皆頑張っている。

日本人女性の乳癌罹患数は2020年予測で92,300人となっており、癌の中で最も多い。

 今や9人に1人が乳癌になる時代。


乳癌は9人に1人が罹患する程多くなったらしい。

私はちょうど有名人が乳癌だと公表し、メディアが治療している様子を取り上げ始めた頃だった。

あの人が!!この人も!!と同士と感じながら手術や放射線治療を頑張った。

ある人は全摘した後TVで活躍し、ある人は辛いニュースとして度々取り上げられていた。

その結果、乳癌検診率が上がったらしいと聞いた。

しかし最近はコロナ禍で検診率が下がってしまっているとも。


私が最初に調べてもらおうと思ったきっかけは、就職先で健康診断の書類を提出する必要が元々あって、健康診断のついでに今まで検査をした事が無いので追加検査に乳癌検診を加えた事だった。

検査をしたら、再検査に引っ掛かった。

針穿刺までして調べたが石灰化したもので大丈夫だった。そう成るのは乳癌に罹患しやすい体質らしいからだそうだ。その為、半年~1年に1度は定期的に検査をしていった方が良いと医師から薦められた。

4年程通った時その医師が系列の新設クリニックに異動が決まり、新しい担当医師の診察を受ける事になった。

なんだか新しい担当医師との診察のやり取りが素っ気なくて。

その新しい担当医師よりも以前からの担当医師にやっぱり診て貰いたくて問い合わせる。系列クリニックなので構わないとの事で再び以前からの担当医師に診て貰う事となる。

以前からの担当医師はまず物言いが優しい。雰囲気もとても良い。患者に寄り添ってくれる診察だし、腕も確かだと改めて思う。

病院にその医師がいたから系列クリニックを立ち上げると決まったらしい。

そしてその医師の元で働くからなのだろう。スタッフの腕が良く、マンモグラフィでは全く分からなかったのにエコーで私の癌をみつけてくれた。

通常、癌はマンモグラフィで発覚し、エコーでは分からないことが多いらしい。

手術した病院の担当医師から、良くこの大きさでみつけてもらったねとびっくりされた位なのだから。

人と人の繋がりやご縁を感じる。

これからも通い続けなければならない。

気長に。


読んで下さってありがとうございます

今日も明日も良いことがありますように(彼岸花)