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NCL遠野のこれからと新体制のご案内

私たちNext Commons Lab遠野(株式会社Next Commons、以下NCL遠野)が遠野で活動を開始し、2020年の5月から5年目に突入します。ここでは、これからNCL遠野が取り組んでいくことと新体制についてをご紹介させていただきたいと思います。

遠野市と共同で行ってきた地域おこし協力隊制度を活用したローカルベンチャー事業は、2016年9月、2017年4月に着任した初期メンバーが3年の任期を終え、それぞれが引き続き遠野と関わりながら、活動に邁進しています。

この4年の間に、Next Commons Labは、遠野を第1号拠点として全国13拠点に広がりました。都市部でスキルを磨いた人材が、起業家として自己実現を目指しながら、地域社会に還元される事業モデルを創出していく――そうしたローカルベンチャー事業のモデルが全国各地でつくられています。

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一方で私たちNCL遠野は、市内の商店街に拠点を構えて事業を展開するなかで「移住者だけに限定せずもっと多様な人の夢や挑戦を支援をしたい」と考えるようになりました。そこで今年度からは、創業の柱となったローカルベンチャー事業を『コア事業』、社会課題の解決や付加価値を生み出すために挑戦する事業を『戦略事業』と位置づけ、活動をしていきます。


コア事業について

遠野市と共同でローカルベンチャー事業を行い、都市部からの人材募集、住まいや暮らしのサポート、事業活動の支援を行っていきます。
現在は、2018年にビールの里プロジェクトメンバーとして5名、2019年にビアツーリズムコーディネーターとして2名、地域コーディネーターとして2名が地域おこし協力隊として遠野に移住しており、計9名のメンバーが市内で活動しています。現在活動中のメンバーの活動支援を引き続き行いながら、地域内外の方々との連携に力を入れていきます。

戦略事業について

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2019年7月からスタートした「つくる大学」を基幹事業とし、学びの場に集まるコミュニテイづくりを行います。遠野市内、遠野近隣地域、都市部の人を対象に、所属や地域の垣根を越えて交流し、学び合える場の構築を目指します。

カフェ兼コワーキングスペースの『Commons Space』、宿泊&コミュニティスペースの『小上がりと裏庭と道具U』は学びのキャンパスとして整備し、学びの場に集まる人や次なるチャレンジをしたい人に開放していきます。一緒に学んだり、時に教えたりすることを通して、自分の持っていた特性やスキルを意識することになったり、これまで何気なく身につけてきた技術や経験が誰かの役に立つことに気づくことがあると思います。やってみようかな、という思いを大事に、思いを実現するためのチャレンジを後押ししていきます。
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引き続き遠野に関わりながら活動している起業家メンバーとも協働しながら、自分の手で未来をつくる人たちが育ち、地域に関わっていくコミュニティづくりを目指します。

戦略事業ではその他、社会課題の解決に取り組む企業と連携し、新規事業の開発や企業の人材育成支援に取り組んでいきます。

新体制のご紹介

昨年度に新しいメンバーも加わり、これから新体制で取り組んで行きます。簡単にではありますが、メンバー1人ずつご紹介します。

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多田陽香(チーフコーディネーター)
岩手県遠野市宮守町出身。2018年8月にUターンしNCL遠野に参画。教育、人材育成、文化理解に関心が強く、マネジメントと企業連携事業を担当。

「たくさんの人と会って、何もないと思っていた遠野のイメージが変わりました。これから遠野に戻ろうかな、遠野に住もうかなと考える人が、おもしろそう!自分も関わりたい!と思えるようなわくわくする場を用意していきたいです。」

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照井菜々(アソシエイトコーディネーター)
岩手県遠野市附馬牛町出身。2018年4月にUターンしNCL遠野に参画。こどものあそび・まなび、自然体験に関心が強く、NPO法人遠野エコネットで活動もしている。ローカルベンチャー事業、つくる大学事業を担当。

「遠野の環境、文化、出会った人々の素晴らしさと、それらを宝物のように思う感覚を、帰ってきて改めて日々感じています。この地もわたしたちも可能性に満ち溢れているはず。自分たちでおもしろがりつくりだす、わくわくする空気が少しずつ遠野にも育つように、わたしも活動を続けていけたらと思っています。引き続きよろしくお願いします。」

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宮本拓海(アソシエイトコーディネーター)
1994年生まれ。岩手県奥州市出身。2019年7月にNCL遠野に参画し、広報や拠点運営を担当。また、フリーランスのライターとして「企画・編集・執筆」に携わる活動を行っている。

「NCL遠野の活動をより多くの方に届けられるように、媒体と空間の編集に取り組みます。遠野に引っ越してもうすぐ1年。遠野には、まだまだお会いしたことのない方や知らないことがたくさんあるので、より多くの方と関わりながら活動できたらと思います。よろしくお願いします」

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山岡謙志(アソシエイトコーディネーター)
神奈川県出身。2019年12月着任。営業、マーケティング、PRの仕事経験を活かし、企画戦略、企業連携事業を担当。

「地方創生の取組に携わりたいと思って遠野市に移住しました。経験を活かして自分ができることを探しながら、遠野市がより活性化するようがんばっていきたいと思います!よろしくお願いいたします。」

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佐々木大輔(顧問)
1980年、岩手県遠野市下組町出身。LINE株式会社を経て、2017年からは株式会社SmartNewsの執行役員。2018年、遠野を舞台にした小説『僕らのネクロマンシー』を出版。2020年1月よりNCL遠野の経営に参画。

「遠野が持っている可能性について考えをめぐらせてワクワクし続けていましたので、NCLを通じて遠野の事業に関われることを、本当にうれしく思っています。長くおつきあいさせてください。よろしくお願いいたします」

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林篤志(代表)
愛知県出身。二児の父。エンジニアを経て、地方をフィールドにさまざまなプロジェクトの立ち上げに携わり、2016年にNext Commons Labを設立。Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード地方を変えるキーマン55人に選出(2017)

「遠野とのご縁をいただいてから約10年が経ちました。他のメンバーのように遠野に常にいられないのですが、その分いろんなものを遠野に還元すべく、動き回っています。引き続き、NCLをどうぞよろしくお願いします。」


その他、経理や『Commons Space』の運営、『小上がりと裏庭と道具U』の運営で、地域の方にたくさんご協力をいただいております。

人生経験も短く、まだまだ未熟な私たちではありますが、今の地域や社会をもっと良くしたいという思いは強く、共通しています。引き続き新体制になったNCL遠野もどうぞよろしくお願いいたします。

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