紙ふぶきのように、流星
幼さゆえ、無邪気なくらいに空気が読めなかった。だからといってそれを理由にすることも、そもそも理由なんて存在してはいけないが、小学5年生で入団した小学校のミニバスケットボール少年団の中で、ひょんな言動からすぐにいじめの標的となってしまった。コーチや良心ある父兄がいくら注意しようとも、いじめっ子はもとより、その親も最後まで反省の色を見せなかった。さらに事態をややこしくさせたのは、いじめっ子は単身でなく複数人で、その中には兄弟が何組も含まれていること。その上、小学校を卒業してもそっ