見出し画像

【告知】POP UP STORE "音標本箱"

はじめに

音標本をはじめて採取した吉野の風景

私たちは音と共に生きている。
音とは不思議なものであって、「聴こえる」音が全ての音というわけではない。
人間が認知できない周波数の音、無意識のうちに認知から排除している音、他の音にかき消される音…
確かにそこに存在しているが、私たちの身体の中に、脳の中に、入り込んでいない音はたくさんある。

山の中にいると、普段は聴こえない音が聴こえる。
鳥のさえずり、風で樹木の葉がこすれる音、地面の土を踏む足音…
都会の喧騒の中でも、鳥はいるし、風はふくし、足音もする。
でも都会では聴こえない。

確かに存在している、でも、聴こえない。
そんな音が聴こえたら、私たちの生活にちょっとだけ変化があるかもしれない。

そして、普段は目に見えない音を、カタチとして触ることができたら、聴こえない音も私たちの身体の一部に取り込めるのではないだろうか。

私たちは、音を採取しその波形を可視化させ、3Dプリントすることで音を物質化する。物質化した音を生活の一部に取り込むことで、音をめぐる新たな体験を生み出したい。

音を採取し3Dプリントすることで物質化する取り組み「音標本」とは

音標本の庭より

音標本とは、ND3Mが2年前から取り組んでいる、採取した音の波形をGcodeに変換して3D printingし、物質として表現するプロトタイピングのこと。

録音した音から波形を取得し,Gcodeとして縦に積み上げていきます

時間変化により波形が変化し、録音した場所により、様々な音の要素が現れるのを楽しみます。

例えば、踏切のそばで電車が通ると、一時的に波形が大きくなる、特定の周波数の音だけ大きくなって突起物ができるなど、形状に変化が生まれます。

さまざまな特徴を持つ波形を可視化

POP UP STOREについて

実際に出展するプロダクトのテクスチャ拡大写真①
実際に出展するプロダクトのテクスチャ拡大写真②

私たちはこの取り組みをより多くの人の身近な世界に届けていくために、「音標本」の仕組みを使ったプロダクト製品を開発しました。
今回のポップアップストアで販売します。

タイトル:音標本箱
日時:2024年4月27日(土)〜4月28日(日) いずれも10:00〜18:00

場所:gallery yururi
東京都目黒区緑が丘2-7-13
東急東横線/大井町線 「自由が丘駅」から徒歩約7分

事前予約:不要

商品ラインナップ
コースター・ボールペン・キャンドル・ランプシェード・アクセサリー・タバコケース、など

ND3M Creators

SUMI Ryo
TAGAWA Naoki
SEN Kenichi
WASHIMI Takehiro
NAKAHARA Ryosuke

ND3Mとは

コンピュテーショナルデザインを基盤に新たな建築を模索するギルド的集団です

Special Collaboration Creator

今回はND3Mとクリエイターがコラボします。

髙相拓己(TOTTI)
1999年神奈川県生まれ。コロナ禍を機に購入した3Dプリンターを用いてスマホケース、照明、本棚など身近なものから一つ一つ制作することを目標に掲げる。早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修了。

SNS

https://twitter.com/francesco_ttt

ぜひお越しください。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?