■挨拶

先週の私は俄に風邪っぴきの中でバンドのミーティングとは名ばかりの居酒屋談合に居合わせてしまったがため暫くは心身共くたばること覚悟だったものの酒の精に尽くしてきた此れまでの愛故にか明くる日の体調は何故か溌剌としており、それからというものすっかり快方に向かうことに相成りました。そしてそれは年始より酒量の調節を覚えたことが功を奏していると実感するに至りますが即ち酒量を減らすというよりは「現在、何杯目のグラス也」と酒量を認識しながら嗜むことがコツだと私は確信しました。

春は送別会や歓迎会など酒の席も沢山と設けられる季節になりますが、くれぐれも皆様ご自愛なさいますようお祈り申し上げます。

■近況

番地隣の老夫婦の孫息子がインターホンを鳴らし遊びに来ては小学校の授業のピアニカ将又ピアノ教室か何処かで憶えてきた「かえるのうた」や「きらきら星」なぞ古いドイツやフランスの民謡の主旋律をドレミファソの赤い丸テープ印のついた白鍵の上を辿り辿り弾いていて、そこで私はギターで伴奏を付けています。それを彼は大層気に入っているようで無邪気に幾度となくリクエストを繰り返して果てにはまきこが歌い出し一時は家庭内バンドの体を成したのも束の間のこと「公園に行こう！」と二軒隣の孫娘がインターホンを鳴らした事を発端に蜘蛛の子を散らしたように即席バンドは解散となった午後のこと。

春うららかなる陽気が私を心地良く散歩に誘うようにそれは雑草にとっても何やら我先にと新芽を出すチャンスであるらしく、ホトケノザがちらほらと私有の不精畑に出現しはじめているので手入れせねばと庭に出たのが昼飯前のことで当初夕暮れまで野良仕事に勤めようとしていたのだが計画なぞ計画通りに行かぬためにあるようなものだと改めて心付きました。

■活動

ソロ活動の私はNの集落（オンライン）にいて村外（オフライン）での音楽活動は控えるとの旨を宣言しましたが、その宣言をきっかけとして何やらむくむくとアコースティックな創作意欲が湧いてきてはここぞとばかりにフォークソングを量産しています。如何にも繁華街にある酒場の客前で演奏するというよりは地域の祭りなぞの簡易舞台で歌う準備をしているとも云える過渡期であり、年配の方から子供たちの集まる場においても悪目立ちせぬような楽曲を揃えているところです。

しかし幾ら「場に相応しい」楽曲を探求したとて結句「私に相応しい」楽曲を制作するに至る故に此れまでと何も変わりはしないのです。ただひとつ身体から溢れ出る情熱に任せたスタイルではなくなっているところが大きな変化としてありまして、そしてその情熱とやらはロックバンドiTAZRA!のフロントマンとしてライブハウスで出し惜しみなく解き放つ所存です。

3/23(sat)@西成CLUB WATER
18:30open/19:00start
charge ¥2500＋1d¥500
出演：
iTAZRA!
イヌガヨ
キリングマネーズ
シマクマガンホーズ

■制作

HomeWorksを更新します。
ナンバーは「09」としまして細かく刻んでいたのを辞めました。次なる「10」は特別編として村外公開にする予定です。（そのために再びマイナー公開をいくつか挟むかもしれませんが…笑）。内容は本編(音声のみ)投げ銭特典(映像/一曲)。それでは少し長いのでゆっくり時間のある時にお楽しみください。