こんにちは，Andromedaです。
先日，Shadowverse 最後のカードパックとなる
「第32弾 Heroes of Shadowverse」がリリースされました。

今回，アンリミでも使えるウィッチカードの追加は，
なんと，たったの1枚です…！

しかし，そのカードがスペルウィッチ向けであったのが不幸中の幸いです。
中々のパワカだったので，ランクマ用のデッキを考えることにしました。

カード紹介

まずは，今回のテーマカードであるローズパレスメイジをご紹介

利点
・超越には貴重なHP回復
・選択不可の守護で防御力が高い
・選んで消滅させられるので，超越に対する数少ないメタであったダメカフォロワーに対応できる
・ほぼ確実に進化するので，高打点になる
・かわいい

欠点
・ドローはしない
・複数枚引き込まないと弱い
・必殺等の破壊や，AOEに弱い

デッキ構築

【コンセプト】
・ローズパレスメイジの耐久力を生かす
・5ターン超越を安定させる(並の超越に速度で勝つ)
・超越1枚で勝てるようにする
・回していて楽しいデッキにする
・盤面プランも取れるようにする(正直弱い！)

ローズパレス2,3体+進化フォロワー+クラッシュレインで20点を出すのが基本プランです。
いつも通り早期の超越を目指しながら，ローズパレスの耐久力で逃げる足も残すという意図です。

後攻なら5ターン超越安定です。
速度を意識した型なので，超越ミラーは事故らなければ勝ちます。

キーカードは，マナリアの偉大なる研究です。(通称マナ研)

ローズパレスをコピーすることで実質ローズパレス6枚体制になります。
これで，ローズパレスの複数枚抱えないと弱い問題を解決し，道中の足止めにも贅沢に使うことができます。

マナ研の具体的な使用対象だけ説明しておきます。
基本的にはローズパレスを増やします。特に，回復での耐久が重要な相手には積極的に増やしましょう。
ただし，マナ研のテンポロスは増やしたフォロワーを出して初めて解消されることに注意です。特にヴァンプ相手で序盤に使う余裕があるかどうかは見極める必要があります。
次に，超越の速さを意識したい対面(ウイッチ等)ではグリモアソーサラーを増やすこともあります。
また，ドローソースが不足しそうなとき(特に先攻)には石英の魔女を増やすのもアリです。

一見すると減速カードに見えるこのカードですが，加速カードのフォロワーを増やすことで，トータルでは標準カードとして扱うことができます。
しかも，グリモアソーサラーなら実質加速カードになります。
序盤に手札を減らすことも減速することもなくブーストできるのは偉大です。

※加速・減速カードの詳しい話はこちらの記事をどうぞ
超越全般のプレイングの話もこちらに書いてあります。

不採用カード

天使の恩寵
先攻で弱すぎる
後4の最初にしか使えない

魔法剣
本当は入れたかったカード
盤面プランがより強くなるが，実は盤面プランがそこまで強くない
今回のコンセプトは超越1枚で勝つことなので，魔法剣は2点のプラスにしかならない
それならばクラッシュレインの方がコストが軽く，対象を必要としないので便利な上に，安息等のダメカにも強い

ブレードレイン
盤面プランは強くなるが，魔法剣同様の理由で不採用
盤面へのランダム3点はそこまで嬉しくないので，採用するならコストの軽い魔法剣の方がおすすめ

願望の実現
4超越構築ではないので，今回は不採用
願望から引いたカードを使うには早期に抱える必要があり，振れ幅が大きいのがランクマ向けではない

相性とプレイング

デッキごとの相性とそれに応じたプレイングを解説します。
目指す方針には超越プランと盤面プランの2つがあります。

ホズミエルフ
【相性】有利
【方針】盤面
ローズパレスで一番止まりやすい相手なので，超越を序盤から持てなくても何とかなります。
むしろ，ローズパレスを序盤から抱えて，ホズミターンの前までに2体以上立てられれば勝ちです。

ロイヤル
【相性】有利
【方針】超越
ローズパレスを複数立てても，撲滅の兵団長に踏みつぶされます。
攻め手は緩いので，回復してしのぎながら超越を狙いましょう。
選別の教員・ヴァイスに封殺されたくない人は反転の翼で対処できます。

ウィッチ
【相性】有利
【方針】両方
(先攻)4ターン目に複数ローズパレスを立てれば，並の構築ならまず処理できないです。特に土ウィッチはきついはずです。
しかし，万が一処理されると泥試合になります。大抵こちらの超越が相手より速いので，無理に盤面プランに打って出る必要はありません。
水晶型が後5?・先6超越を狙っているところを刺すのがこの構築の狙いですからね。

武装ドラゴン
【相性】有利
【方針】超越
序盤の攻め手は強力ですが，ローズパレスですぐに捲れます。
ただし，レーヴァテインドラゴン・アタックモードで一掃されるので，基本的に盤面プランは通用しません。
厄介だったディフェンスモードは簡単に消滅できるようになったので，体力を維持しつつ超越を準備しましょう。

骸ネクロ
【相性】有利
【方針】超越
相手の疾走はせいぜい10点程度なので，焦らず相手の骸を受けてから返すようにすれば大丈夫です。
相手の展開を処理しながらカウンターをしかけます。
厄介だった深淵の大佐のラスワも消滅で無視できます。
相手は一度骸を展開すると後続が間に合わないことも多いので，リソース差で勝つことも多いです。

葬送ネクロ
【相性】有利
【方針】超越
デスサイズハウンドで簡単に処理されるので，盤面プランは通用しません。
相手のグレモリーよりはやく超越を狙いましょう。
速度の観点で，この構築なら有利が取れていると言えるでしょう。

狂乱ヴァンプ
【相性】不利
【方針】両方
残念ながら，肝心の相手にそこまで有利が取れていません。
相手の3ターン目の展開をどこまで抑えられるか次第です。
ヴァンピィちゃんや夜天の吸血鬼が必殺持ちを出すので，ローズパレスは簡単に処理されます。盤面プランだけで勝てることは稀です。
しかし，こちらの体力の減り方が尋常じゃないので，ローズパレスは惜しみなく出しましょう。フラウロスのラスワを消せると嬉しいですね。

ハンドレスヴァンプ
【相性】有利
【方針】超越
相手が序盤に復讐でぶん回らなければ勝ちます。
必殺持ちのフォロワーが少ない上に，パラセリゼの進化の対象にならないので，相手はローズパレスの処理が困難です。
ハンドレス状態になっていない場合は，エンペラーフィスト・ガロムやヴァンピィちゃんなどの解決札を持っている可能性が高いので，盤面で押すのはやめましょう。

ビショップ
【相性】有利
【方針】超越
相手は遅いので，超越を準備すればOKです。
ヤテラントゥで消されるので，盤面プランは厳しいでしょう。
安息の領域が厄介なので，展開するフォロワー数や複数枚の超越を意識したいです。

共鳴ネメシス
【相性】有利
【方針】両方
序盤のカシムを処理できれば何とかなります。
AF型の場合は盤面プランが通らないので，見極めが必要です。

以上の相性と方針からお気づきになったかと思いますが，
盤面プランが通用する相手は思ったより少ないです。
これが魔法剣やブレードレインを採用しなかった理由になります。

また，あまりに逃げ腰だと速度で負けてしまう相手も多いことから，ローズパレスでの耐久にすべてを振ったような構築も弱いです。

マリガン

『4ターン超越解説』と内容がほぼ同じです。

【基本原理】
早期の超越引きを狙いつつ，序盤の安定感重視
⇒兎にも角にもドローを重ねて山を削る他なし

最優先: 超越キープ
2枚目の超越は不要
優先: ドローカード
①知恵，鳥さん，契約
②運命
③メルティーナ
④探究，調達
複数持ってOKです。ただし，鳥さんとメルティーナ2枚持ちはNG
先攻だと特にメルティーナは嬉しいです。

【例外】
ホズミ→ローズパレスキープはOK
ヴァンプ→超越はバック

ドローが沢山できるデッキなので，マリガンの時点で考えることは少ないです。

成功例

簡単にグラマスまで行けました。ミラーの勝率が高いのが大きいですね。
正直，この型のプレイングは少し難しめです。この手のデッキをもう4年くらい回している私でも毎試合完璧なプレイをするのは難しいです。

4ターン超越は狙っていないとは言え，できてしまったのでプレイングの参考にどうぞ

おまけ

盤面プランをもっと前面に押し出した面白い構築を考えようとしたのですが，ランクマの環境に合っていなかったので厳しかったです。

フォロワーをムキムキに育ててパンチするのは楽しいんですけどね。

思い出話

ローズパレスメイジ，強かったですね。
私は超越の速度を追求することにしか興味がなかったので，発表当初は魔法剣以下と評価していました。
しかし，蓋を開けてみるととんでもない耐久性能でしたね。

ここまで超越が強い環境は久々な気がします。
私はこのデッキを使いながら色々と過去の超越を思い出しました。

まずは，4年前の5ターンクオン時代です。
当時は5ターン目にクオンが出せるだけで速いと言われていました。
式神・天后を立てて魔法剣で育てるのが今のローズパレスそっくりです。

次は，ルーニィループ時代ですね。
マナ研でローズパレスを増やして回復しまくるのはルーニィ登場時の超越のようでした。
ルーニィも発表当初はアーレインくらいの強さと評価していました()

当時の超越は今の超越に匹敵するくらい勝てたイメージがあります。
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