学びにAIを活用しない手はない

 GPT-4oがリリースされて、生成AIがまた一歩先に進んだ感覚があります。OpenAIはこの分野におけるリーディングカンパニーとして、しばらくは一定の立ち位置をキープし続けるような気がしますね。

 生成AIはすでに様々な分野での活用が始まっていますが、今後はハードウェアとの統合が加速していきそうな流れです。すでにAIを搭載したスマホであるGoogle Pixel 8がリリースされていますし、今後は競合他社も含めて、あらゆるスマホに生成AIが搭載されるようになるはず。そしてそれはスマホに限らず、PCやタブレット端末にも同様の流れが来そうです。

 現時点では、自ら進んで最先端の技術に触れようという人しか、AIを活用できていない状態だと思います。しかし、当たり前のようにスマホにAIが実装されるようになると、誰もが自然にAIを使う時代が到来します。AIネイティブと呼ばれるような若い世代の人たちも出現してくるでしょう。そうなった時、AIが上手に使えない人は、残念ながら時代に取り残されていくことになります。
 僕はあまりそういう状況がいいとは思いません。人が持つ能力のポテンシャルを発揮する方向性は、もっと多方面に伸びていていいはずだと考えているからです。しかし、現在の延長線上で未来を考えると、しばらくは時代に即した特定のスキルを持っていなければ、不利になることは間違いありません。だとしたら、なんとか使えるように努力するのが、今考えられる最適解なのかなぁと思います。

 個人も生成AIが使えるようになって、圧倒的に差がつくのは学習のスキルだと考えています。僕は今、web3に関する学習をしているのですが、とにかく新しいことばかりで調べることが非常に多いです。しかし、生成AIを活用することによって、初期の学習コストは極めて低くなっていると感じるんですよね。わからない用語を聞いて、それに対しAIが答えてくれる。その中にもさらに知らない言葉が出てくるので、逐一AIに尋ねています。そうやって繰り返しているうちに、最初に聞いた質問への回答の全体像がわかってくるんですよね。学習方法について間違いなくパラダイムシフトが起きています。

 リスキリングという言葉が流行っていますが、AIを使えるか使えないかで効率性が段違いですし、スタート時点ですでに差がついている印象を受けます。常に新しいことに触れることの重要性を改めて実感しましたし、常にキャッチアップする意識を忘れないようにしないとなーと思いました。

 それではまた!


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