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【ヤバい】appy新フルアルバム『思春期』の前解説【禁じ手】

どうも、ねえこはです。
前のnoteからあまり日が経っていないんですが、今日はあまりにもやばい緊急事態が起こってしまったので、急遽記事を書いています。
何がやばいのかというと……

来る1月21日のボーマス、appyさんがフルアルバムを出すと発表したからです!!!!!!!
このタイミングでフルアルバム出してくると思ってなかったので、完全に唐突な顔面パンチ食らった気分です。顔が凹んでしまうわこんなん。

このnoteは少しでも売上に貢献するためにふぁんぴぃである私が、アルバム概要と収録楽曲を本当バチクソ勝手に解説したものになります。フルアルバムだし長くなっちゃうからサクサク行くわよ~。


1.アルバム『思春期』概要

XFDもう1回貼っていい? いいよ

まず、今回のフルアルバム『思春期』ですが、2022年11月投稿の『Idol』からの1年間と少しがギッチリ詰まった超欲張りアルバムとなっております。そしてお値段なんと2500円(フルアルバム価格だ)! 本当にappy史上例を見ないヤバいアルバムなので、何がヤバいのかをお話いたします。

ヤバい1:appy4期と5期の合体獣

いやappy4期と5期ってなんやねん、というツッコミが未だに聞こえるので、下の画像をご覧ください。

またもや登場、各期解説

基本的にappyさんは各期で違ったテイスト・メッセージ性の楽曲を出しているので、自ずとアルバムにおいても各期の曲が混在するという事態はあまりなかったのですが……
今回はもう『ごった煮』です。なんだこのキメラは!?
私が思うに、4期から5期の移行というのは(それまでに比べて)納得感のあるものというか、スムーズな延長線上にあるような気がしているので、そういうのもあるかもしれないですね。appyさん自身も5期の境目ってまだ確定はしてないらしいので、こういうまとまり方もきっと一つの手ということなんですわ。ごめんなさい適当言ってます

ヤバい2:3ボカロ(広義)、一堂に会す

appyさんはそれこそ可不ちゃんが出てくるまで、使用ボカロはほぼ初音ミク一択だったために、これまでのアルバムもほとんどミク・可不いずれか1色でした。
なので、今回のfeat.可不、#kzn、花隈千冬という並びはそれだけでもう異常事態。まさか全て一つのアルバムに集結すると思いませんでしたし、今までのappyさんアルバムとは明らかに違う楽しみ方が出来るでしょう。こんなんもうappy版スマブラじゃん。まだ聴いてもいないのに楽しすぎる~

ヤバい3:アルバム収録音源の多さ

最近のappyさんは本当に色んな企画に参加されているので、私みたいなヤバい側のファンは「あ、このコンピappyが参加してるからそれだけで買ったれ~」みたいな金の使い方ができますが、一般の方は必ずしもそうではありません…………(もちろんほかの方の曲もいい曲ばっかりですよ!)
なので、今まで手の出しづらかった音源が手軽に入手できるという点で、かなり痒いところに手が届くヤバいアルバムになっています。

こんなんもう買うしかないので、続いて各楽曲をザックリ紹介していきます!

2.『思春期』各楽曲解説

今回の収録楽曲は以下になります。

appyさん公式LINEより画像拝借しました

スプラッター・フィルム

(上動画は期間限定公開なので、そのうち非公開になってそうです その場合は許してください)
2023年8月19日、appy主催のライブイベント『ライブおひとりさま#6』にてお披露目された楽曲です。まさかコイツがトップバッターを飾るとは……
スプラッター・フィルム』に関しては、まだ音源として聴く手段がないため、音源レア度としてはMAX星5あげちゃいます。もうなんならこれがあるから買うまである。
appy楽曲では珍しく一人称が「おれ」で、これに関してはもはや前例がないです。そのままappyさんをお出しされているような、そんな気持ちになる1曲!

POP ACT

2番手は『POP ACT』!『合成音声のゆくえ2』というコンピレーション・アルバムの参加楽曲です。2023年11月19日リリース。このコンピアルバムでもトラック2の楽曲なので、POP ACTは2番目を飾るとしっくりくる楽曲かもしれないですね。
appyさんの創作に向き合う姿勢が描かれているというのと、可不ちゃんと一緒に歌っているというのがおすすめポイント!
特にappyさんの声は可不との相性抜群なので、必聴ですぜ~~~。

出直しといで!

同じく2023年11月19日リリース『ドキドキ!ボカ学席替えコンピ』の参加楽曲『出直しといで!』は、appy楽曲ではかなり珍しいデュエット楽曲です!
なんでもこのコンピ、参加者それぞれにくじ引きで楽曲の要素を決めてもらうというトチ狂った実に楽しいコンピアルバムで、私としてはレアなappyデュエット楽曲が聴けてホクホクです。
もうひとつの要素としてBass houseというものがあるんですが、こちらも普段のappyさんでは踏み入らない領域だと思うので、このアルバムの中ではナンバーワンの異色作かもしれないですね! たまには冒険するのもいいんだなあ。

返信まだ?

無色透名祭Ⅱ参加楽曲『返信まだ?』、4番目に堂々登場。初出は2023年11月2日でした。ここら辺りの楽曲お出しペースが爆速すぎて、リアルにappyさんの体調を心配してました……(おしごともあるしちゃんと休んでね)。
返信まだ?に関しては、ボカロP・Sohbanaさんも2023年のボカロ10選において『空回りクソ女の解像度が妙に高い』と絶賛!(?)自分本位で世界の全てが回っていると勘違いしている“空回りクソ女”を味わいたい人はぜひ聴いてください。なんだその紹介は。

Idol

5曲目は2022年11月4日投稿、『Idol』!
appyさんの初#kzn曲であり、#kznSongContestでなんとGold Prizeに輝いた作品です。#kznはみなさんお察しの通り、かの伝説Vtuber『キズナアイ』の声から作られたCeVIO AIなわけですが……
いや~、聴けば分かると思いますが、キズナアイを基にしているものでこの曲を書くappyさんの度胸、私は一生褒め讃えたいです。
普通に考えて、キズナアイモチーフなら可愛い系の曲かちょっとカッチョイイレベルの曲で抑えると思うんですよ。そこを頭ひとつ分抜けてるというか、思い切ったところでズバ抜けた良さがありました。聴けば聴くほどスルメ曲なんだな。

デジャ・ヴュー

ついに出たな“禁止カード”。

6曲目にとうとう出番がやってきました、2023年8月5日投稿『デジャ・ヴュー』。ズバリ、2023年最高傑作でしょう~!
この曲は強すぎるので、appy初心者が最初に聴くのをオススメしていません(逆にね)なので6曲目に来るのは納得の配置と言えましょう。1曲目じゃなくてよかった~!!!
前回のnoteで言いたいことを言ってしまったので、今日はこの曲の好きポイントを発表します。デケデケデン

メタをメタる目だけが
芽生えてった目の敵
跳梁跋扈 魑魅魍魎
しょうもないと息落とす

appy feat.可不『デジャ・ヴュー』より

ここの韻踏み、カッコよすぎ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
まだ聴いていない方は今すぐに【観測】してください。よろしく。

odd.

7曲目はひとつめの書き下ろし楽曲となります!
oddは英語で奇妙や奇数などの意味がありますが……オイ既にXFDの時点でサビが強い! これはXFDで『誘爆街』や『One』を聴いた時並の衝撃がありますね。恐らくはエモい楽曲枠ですが、このサビで真ん中配置なの、今回のアルバム怖すぎるかもしんない。

機材 feat.安見すや

8曲目、ふたつめの書き下ろし楽曲です!
安見すやさんはappyさんと同じく『ラーメンズ』というお笑いコンビのファンで、そこからappyさんの楽曲『読書対決』を知り、ボカロにもハマっていったというような経歴を持つボカロPの方です。

(上でもざっくり説明していますが、appy2期の楽曲タイトルはラーメンズさんから引用をしていることが多いです。『読書対決』もそのひとつです)

そんな『読書対決』があったからこそ、ボカロPになった安見すやさんとappyさんのコラボ楽曲、私としても超楽しみです。夢のコラボや!
私は安見すやさんだと『享受』という楽曲が好きなので、皆さんもぜひ聴いてみてください。この方の楽曲は総じて自分の世界というものが確立されていて、聴いていてとても楽しいです。

まさしくこの曲をぼーっと享受してたな
という気分にさせられるやばい作品

社会科見学(long ver.)

(こちらは1分バージョンです)
鬼の書き下ろしゾーンを抜けると、そこには9曲目の『社会科見学(long ver.)』が! 実はコンピアルバム『ボカ学大音楽祭』に収録されております。こちらの発売は2022年11月12日でしたが、long ver.自体はいつぞやのライブで急に披露するというサプライズがありました。あの日はガチで心臓に悪かった記憶があります……。
社会科見学を聴いたことあるよ! という人も楽しめるロングバージョンになっているので、聴いてみるとヨシ。にゃー。

孤独のspace

10曲目は『孤独のspace』! 2023年7月1日投稿で、ユニット『花図鑑』バージョンと可不ちゃんバージョンがあります。前のnoteで言いたいこと言い過ぎちゃったので、細かい感想については前のnoteを各自ご覧ください!
曲自体としては、ところどころに宇宙っぽい(?)効果音が鳴っているので、聴いてて面白い曲だな~とおもいます。歌詞もいいですが、後ろで鳴っている音に耳をすませるのもappy楽曲の楽しみ方のひとつかもしれない!
特に出だしの宇宙船感がすきです。必聴。

Musicに染まっていく

出た! appy布教で困った時に勧めるべき楽曲1選、2023年1月2日投稿『Musicに染まっていく』! まさかの11曲目です。ここに入ってくるとは、さすがのわたくしも意外ですわよ……(驚きのあまり、似非お嬢様になってしまった)。クロスフェード動画だと、孤独のspaceからスムーズに繋がれていて大変気持ちいいですね。

この楽曲はまさしく4期以降の超・スタンダードと言った感じです。ここから入れば4期以降の大抵のappy楽曲に馴染めるはず。メインに据えられたテーマはズバリ『自分の作った曲を誰かが聴いて、それが誰かの一部になっていく』ということ。バチボコにappy楽曲に染まりきった身体に効くぜ~この曲はよ!!!(もちろん染まりきってない人にもバチボコに効くとおもいます)

軽く消費できちゃうような、
わたしだけの言葉じゃないよ

appy feat.可不『Musicに染まっていく』より

こういう歌詞、appyさん側から言ってもらえるの嬉しすぎか???????

マッカリトース

12曲目、アルバムもそろそろ終わりに近づいてきました。そこで出てくるのは2023年12月13日投稿『マッカリトース』。
みなさんも想像してほしいんですが、大晦日当日、ぼーっと歌番組を眺めながら、あっつい蕎麦を啜っている……。というようなひとりの時間って、なにかと悶々考えてしまいますよね。
は~、今年も終わっちまった。こんな代わり映えのしない毎日、ずっと過ごしてていいのかな~。ホント何のために生きてるんだろうな~~~。

そんな中で散々悩んで出す結論が、、、
「転職しよっかな……」

appy feat.可不『マッカリトース』より

ごめんappy、おれのこと書くのやめてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

えー、生き苦しいこの世の中、そんな感じのお悩みを抱えている皆さんにぜひ聴いてほしい1曲ですわな。ガハハ

再計算しよう

appy4期最終曲、2023年3月21日投稿『再計算しよう』。なんと13曲目に登場です。ですがアルバムでのこの曲順、appyさんが言うには「投稿時からわりとこのへんかな~って思ってた」そうです。これは公式LINEで聞いてきたので間違いねえ!!!

しかし『Musicに染まっていく』『孤独のspace』『マッカリトース』と並ぶと、曲順にすごく説得力があるなあと思います。
世の中は最早全てが算数だと割り切り、だからこそ計算で乗り切ろうとするものの、何回やっても上手くいかない……まあそんな考え方してたら何やっても上手くいかないと思いますけど。『欺瞞じゃないか』というフレーズからは、世の中にも、自分にさえも八つ当たるようなトゲトゲしさを感じます。私にもあったな~こういう時代!

少し大人びて自分を見ている『マッカリトース』や、それこそ自分の殻を破って(≒UFOから飛び降りて)繋がろうとする『孤独のspace』とは真逆の楽曲なんじゃないかなと思っていますが、直後に『再計算しよう』が来ることによって、思春期特有の不安定さがあらわされているかもしれない……!!!!!

あ、深読みしすぎ? すまん、オタクで……

木枯らしが吹く夜

appyさん、私には謝らなければいけないことがあります……
それはボーマス49で『Vocaloid Encounter Vol.1』を買わなかったことです……
なのでこの楽曲についてはクロスフェードの一部分しか知らないんです……
私はクソザコ“ほぼ”全曲リスナーです……

なので、今回のアルバムに『木枯らしが吹く夜』を入れてくれてありがとうございます!!!!!
聴こうと思えばなんだかんだ全曲聴けるようにしてくれているの、いつも感謝しています!!!!! ありがとう!!!!!!!
全ふぁんぴぃはこの状況に感謝していますぐ全アルバム買ってください

そしてrukakuさん やっぱり私SiNさんバージョンも聴きたいので 気が向いたら『Vocaloid Encounter Vol.1』の再販をお願いいたします なにとぞ ほんとに 何年かかってもいいので 買ってない私がわるいので

思春期

さみしいですが、最後の曲になります。なんとアルバムと同じタイトルの楽曲とは恐れ入りました。このパターンは1期アルバムの『ゴールデンレコード』以来なので、ちょっと意外です。appyさんはアルバムクロスフェードで「最後の曲は全然サビじゃないとこ流しがち」なんですが、これもそういう感じの演出ですね……気になるからニクいぜ(appyさん本人もやりがちだなあ!って言ってたからちょっとおもろかった)。

appyさんが描く『思春期』が、どんな着地を見せるのか、今から楽しみですね~。すぐ聴こ。

すぐ聴こ!!!!!!!(2回言った)

3.その他、今回のボーマスappy

『思春期』とは関係ありませんが、今回のボーマスappyさんの宣伝もしとくかのきもち!
(お品書きと参加アルバム準拠です)

『Etoowc』ステッカーセット

『既存楽曲復活祭』にて見事1位を取った『Etoowc』が、まさかのステッカーセットになって発売(かわいい)! なんとお値段600円(やすい)!
曲の視聴は0円なので全員聴け

その他、appyさんのサークル『あいのて』は

『仇と花』1500円
ちょっとダークな可不さんのアルバム。
前アルバム『Thunderbird』をお持ちの方は、Disc2みたいな感じで聞くとなおよし!

『ヒューマン・エラ』2000円
なんと限定100枚生産のアルバム!
appyさんの「人間」の部分がより色濃く出た、feat.初音ミクでの境地となる1枚です。

『home』1500円
ちょっと懐かしい、appy2期のアルバム。
全体的に落ち着いた大人の雰囲気で、冬にはぴったりの1枚かもしれません。

といった旧譜も置くそうなので、興味がある方はぜひ!

Ōudon

たくさんのボカロPがひとつの生地をこねくり回してできた曲の集合体アルバムです。
appyさんの担当楽曲は『カトラリーをあげるよ』。こちらも名曲なのでぜひ。1500円ですよ~ん。
~ ← うどんっぽい(言うほどか?)

ボカ学

ボカロPのグループ『ボカ学』! 前回は横浜にて開催された電音部 ULTRA EXPO 2024にて『RhymL』をリリース! お値段2000円、たいへんいいアルバムでした。
そしてこちらにはappyさんの初のりむる楽曲である『Version』が収録されています!
現状appyさんのりむる楽曲はこちらの1曲のみになるので、超~レア。ぜひ買ってくれ。

……

……こわいんだよなこのサークル、急にまた新アルバム出します!とか言われたらほんまどうしよう、ほんま(前回はイベント前日にアルバムのXFDが上がるなどし、そこにまさかのappyが参加してると知り発狂しながら急遽会場凸って買いました 楽しかったです)。

追記:上記のポスト、どうやらボカ学の初ワンマンDJイベントについてでした! appyさんも出るようなので楽しみですねえ!
新アルバムじゃなくて一命を取り留めました

わたしのまちLP

いちいいずさんとappyさんプロデュースのアルバム、『わたしのまちLP』! お値段は2000円です。
12人のボカロPが、それぞれの思い入れある「まち」について書き下ろした楽曲が収録された、なんとも趣あるテーマのアルバムです。こちらにもappyさんの新曲『ニュータウン』が収録されています(新曲多いよ)。

また、いちいいずさんは令和6年能登半島地震を受けて『ボカアク』というプロジェクトを行っています。appyさんは『POP ACT』と『Etoowc』の弾き語りで、絵師の補語さんは『Etoowc』の壁紙などを特典として配布されています。

わたしのまちLP(売上の一部)と、ボカアク(売上の全額)に関しては、それぞれ震災支援のために寄付をするとのことなので、お金に余裕のあるかた、チェックしてみてはいかがでしょうか。

4.まとめ

今回は主に新アルバム『思春期』の紹介となりましたが、いかがでしたでしょうか!
みなさんの購入意欲を少しでも後押しできたならふぁんぴぃ冥利に尽きますね!!
7300字超とかいうバカ長丁場noteになってしまいましたが、ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました。
また次のnoteでお会いしましょう! では!

皆もアルバム、ゲットじゃぞ~~~!

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