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気仙沼湾横断橋|東日本大震災からの復興への強い思い

東日本大震災からの復興のリーディングプロジェクトとして国土交通省が中心となって三陸沿岸道路の整備が行われています。気仙沼湾横断橋は、三陸沿岸道路が気仙沼湾を横断する所に架かる橋梁です。当社は、全長1,344 mの気仙沼湾横断橋のうち、海上部680 mの斜張橋の設計を担当しました。

斜張橋の設計では、維持管理をしやすく、想定外の事象に対しても損傷が制御され、かつ美しい形態の橋を基本コンセプトとしました。また、ダメージコントロール設計という新たな設計手法を取り入れ、想定を超えるような地震に対しても粘り強い構造にするなど、様々な工夫を施しました。

気仙沼湾横断橋は、事業化から9年4カ月という短い期間で工事が完了し、2021年3月6日には無事に開通の日を迎えることができました。これは、関係者一同の震災復興への強い思いと、技術者たちの気仙沼にふさわしい橋を造りたいという熱い思い、そして、発災から10年となる前に端麗で伸びやかな姿を完成させようとの工事関係者の堅い意志の賜物です。

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気仙沼湾横断橋 側面図


つづきは、コーポレートサイトにてご覧ください。

(参考)土木学会誌(Vol.106 No.4 April 2021)表紙でも気仙沼湾横断橋が紹介されています。