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食わず嫌いしてたVTuberにはまった

働き始めた頃は、今のようにアニメやゲーム、フィギアのようなオタクカルチャは社会的にはマイナスポイントにしかならない要素で、オタク同士が集まって細々と隠れて活動する、といった時代でした。そんな時代にオタクやってて、周りの理解しない人たちを否定ばかりして時代についてこれない人と言っていたりしていたのですが、最近、自分も否定はしないけど新しい文化を試すということやってないと思いました。

そんななかで気にはなっていたけど、しょせん素人がやってる中途半端なものと決めつけていたVTuberを見始めたのですが、見事にハマりました。

アイドルとか声優さんとかとは全く違うものだった

最初、VTuberってキャラクタ設定に沿って演じるコンテンツと思い込んでいたのですが、見始めて見ると全然違っていました。キャラクタを演じるというよりは、キャラクタの姿を借りて自分を表現するという言葉の方が適切でした。

姿を晒して活動するアイドルや声優さんは、自分のリアルな存在も含めてコンテンツになっているので、イメージというものにものすごく気を遣う必要があります。なので、恋愛禁止とかいろんな制約も付けられたりすることも多いと思います。リアルな存在なので、一度イメージが付いてしまうとそれがずっとつきまといます。 VTuberは、リアルな姿は一切出さずにキャラだけ見せることで、そのあたりの制約から開放されて、逆にタレントのリアルな面を出しているところが、すごく面白いです。

たとえば、配信中にトイレに行くとか、普段の生活のことを割と晒すとか、リアルなタレントさんではなかなか出せないところを出しています。そのへんの妙にリアル、身近な話もコンテンツにしてしまっているのが、うけている一つの理由じゃないかなと思ったりしました。自分も、妙に身近なネタが多いのがかなり気に入っています。

オタクが多い

数字が取れるコンテンツの中心がゲームだからなのか分かりませんが、ゲーム、アニメなどが好きなVTuberが多い気がします。冒頭に書いた時代と違って、今やむしろオタク文化のほうが若者には受け入れられやすいので、オタクなコンテンツのほうがアドとれるんでしょうね。そんなわけで、ゲームはもちろん、アニメや声優さんなどの話題が結構多くて、すごく楽しいです。

ゲームについては、本当にみんなうまいし、めちゃくちゃやりこみしてるので、自分で時間がない人たちにはすごく刺さるだろうなと思います。結構、RPGとか時間がかかるゲームの配信も多いので、配信時間が長くなりがちですが。

VTuber自身が企画をしている

私はホロライブを中心に楽しんでいるのですが、プロダクション側が企画してるのかと思ったら、VTuber自身が企画から実行までやってるみたいで驚きでした。例えば、ちょっと前にマイクラ上で夏祭りの企画があったのですが、それも企画からマイクラ上に屋台などの出し物や競馬みたいなイベントの実行も全部VTuberがやっています。もちろん、権利関係の許諾とか法的な面とか難しいところはプロダクションがやってくれているみたいですが、あくまでVTuberが主導する形になっているようです。

ライブや曲についても誰に頼むとかプロデュースをVTuber自身でやってる場合が多いみたいです。MVをどこのアニメータさんに描いてもらうとかまで自分で依頼してプロデュースしているメンバもいます。この辺は、VTuberを実際に見始めて一番イメージしていたものと違っていたところかもしれません。

コラボ文化

コラボをとてもうまく使っているのも、面白さに繋がっているポイントかなと感じています。この世界、競争が激しいのでいわゆる勝ち組同士のコラボとかしかないのかなと思っていましたが、駆け出しと既に登録者数多いメンバもコラボをして、駆け出しの子を持ち上げるようなことをしています。チームとしてコンテンツを育てようとしている感じです。これも、プロダクション側が強制しているわけではないみたいです。VTuberの面白さの大きな要素の一つがコラボなので、この文化は良いなあと思いました。

切り抜き文化とうまく共存している

Youtubeコンテンツを切り抜いて短時間で面白いところをまとめる文化がありますが、VTuber界隈は基本的にこの文化を積極的に取り込もうとしているようです。1回の配信時間が長いので、時間が取れない人に興味持ってもらうための導線としてWinWinの関係になれるのだと思います。自分も結構切り抜きで見て、元コンテンツを見ることが多いです。最近は、悪質な編集を加えて元コンテンツの趣旨と異なるコンテンツとして切り抜きを作る人も出てきて、少し問題も出てきていますが、基本的には良い関係のようです。

よく見るVTuberさん

ホロライブを中心に見てるので、ホロライブの中で、となりますが、最後に何人かお気に入りのVTuberさんを紹介しておきます。

宝鐘マリン

全VTuberの中でもトップクラスの人気なので定番扱いかもしれませんが、確かにすごく面白いです。お色気系のキャラ付けですが、それより純粋にしゃべりが面白いです。普通のお仕事も結構やっていたらしく、ホロメンの中ではトークの幅が一番広い感じがします。お絵かきもすごいうまくて、歌も歌えるし芸の幅も広い。ムードメーカー的な性格でコラボも楽しい。と、多芸なところが人気の理由かもしれませんね。

さくらみこ

みこ虐という言葉があるぐらい、やられ役というイメージのVTuberですが、みこちはとにかく企画が面白い。ただゲームをするだけでなく、面白くするための企画がすごくうまいです。例えば、この間もやっていたGTAのリスナー参加型鬼ごっことか、ソウルキャリバーのリスナー参加型キャラクリとか。11月にあるマイクラ運動会も主催企画としてがんばってますね。

白上フブキ

とにかくゲームがうまい。ホロメンの中では、あまり騒がず、淡々とした子なのですが、なぜか配信を見ていて飽きないです。疲れないというのもあるかもしれません。いろんなゲームをやるのですが、とにかくうまくて、いつやってるの?と思うぐらいやりこんでいます。ホロメンの中でも、何人いるんだ?と言われているぐらい、やりこみがすごいVTuberです。

戌神ころね

訛りまくりのしゃべりがかわいいVTuber。基本的にゲーム配信で、そんなにうまい感じではないんですが、しゃべりが独特で楽しいです。本人も言っていますが、自分から誘うのが苦手でコラボは少なめですが、コラボで絡むとめちゃくちゃ面白いです。最近、ソニックとか企業とのコラボも多くなってきて、人気が出ていますよね。

湊あくあ

最近、配信ペースは少なくなっていますが大人気のあくあちゃん。かわいい姿で人気になっている気がしますが、私的にはガチの陰キャエピソードがお気に入りです。w それはネタでは思いつかない、という陰キャムーブが面白すぎます。誰かと二人になったら、意味もなくスマホのホーム画面をチカチカするとか。そんな性格ですが、マイクラでAKUKIN建設社長やってたり、APEXの大会出たり、結構がんばっている姿もいいですね。


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