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PHEV車を購入してみた初期感想

いろいろあって予定より遅れてしまいましたが三菱のアウトランダーPHEVが納車されました。今回の乗り換えのテーマであるPHEV車です。12月末に納車されてほとんど乗れていませんが、先日400kmほど走ってきたので充電にフォーカスした初期感想ということで書いておこうと思います。


充電環境

まず充電環境ですが、私はマンション住まいなので自宅充電はできません。充電する場所は、三菱ディーラー、近くのスーパー、出先の道の駅などの施設が中心になると思います。EV、PHEVは基本的に充電カードというものを作って、それを充電スタンドに読み込ませることで充電ができます。カードがなくてもゲストとしてスマホから都度情報を登録して充電することもできます。ただ、ゲスト充電は基本的に料金が高くなります。一方で、充電カードは月額基本料を取られることがほとんどです。なので、自宅充電できる人はゲスト充電の選択肢も考えるべきとおもいますが、自分のような自宅充電できない人は充電カード作ったほうが良い気がします。イオンモールではWAONで比較的お安く充電できたりもするので、本当に環境によってどれが良いかよく検討したほうが良いです。

充電カード

充電スタンドの利用でちょっとおもしろいのが、充電カードのプロバイダによって充電にかかる費用が変わるという仕様です。つまり、あるカードでは1分10円で充電でき、別のカードでは1分20円かかるということがありえるということです。主要な自動車メーカー、サービスプロバイダのプランは以下になっています。

自分は三菱の充電カードのベーシックプランなので、月額550円かかり急速充電が13.2円/分です。さらに三菱のディーラーに設置されている充電スタンドだと5.5円/分と、半額以下で充電できます。一覧を見てもらうと分かりますが一番安いと思います。当然三菱車しか利用できませんが。海外の自動車メーカーに比べて、国内メーカーの値段は三菱を除いて高めです。これだと、ただですら電動車両は価格が高いのに、日々の燃料でもメリットでなくて、なかなかEV普及しませんよね。こういうところにも国の補助とか入れて、価格下げる努力が必要ではないかと思います。

一回の充電ってどんな感じ

自分は自宅充電できないので、急速充電の利用が中心になります。アウトランダーPHEVを選択した理由の一つです。で、30分の充電でどれぐらい貯まるかというとだいたい70%強という感じでした。初の長距離ドライブで電費が6km/kWhで、アウトランダーの電池容量が20kWhなので、大体84kmぐらい分ということになります。少なめに見積もって5km/kWhとして、大体70kmぐらいとしましょう。これにかかる費用が普通の急速充電施設なら13.2*30=396円、三菱ディーラーなら5.5*30=165円となります。今のガソリン価格で考えるとだいぶ安く運用できそうです。だからPHEVに乗ったほうがいいかというと、当然車両価格がかなり高いので元を取るには相当かかると思います。なので、燃料安いから、という理由でPHEVを導入するのはオススメしません。私も、どちらかというとキャンプとか車中泊で電源使いたい、とかEV感をもっと体験したい、というあたりがPHEV導入した主なモチベーションです。

充電時間もったいなくないか?

PHEV導入にあたって心配しているのが充電時間もったいなくて、そのうち充電しなくなるんじゃないか、ということです。長距離ドライブ中に3回ぐらい充電したのですが、お昼ごはんや休憩で寄った道の駅で充電しました。ご飯食べたり、休憩でお菓子食べたりしてたら30分ってちょうどよい時間でした。自分は、長時間運転しがちなので、充電という名目で適度に休憩を入れられてむしろ良いかもと思いました。帰宅時に自宅近くのディーラーで最後の充電をする、というのがパターンになりそうです。まあ、最悪充電切れてもガソリンで普通にハイブリッド走行できますし。

充電スタンド使えなくない?

あと心配なのが充電スタンドが埋まって使えないことが多いのでは、ということです。これはまだちょっとわからないです。正月の連休に行った長距離ドライブでは、埋まっていたことはありませんでした。電動車じゃないクルマが充電スタンドを塞いでいたことはありましたが。連休の高速サービスエリアとかは埋まっていそうです。意外にコンビニとかに置いてあって、そこらへんは穴場かもしれません。また、三菱が提供しているアプリを使うと充電スタンドが利用中か空いているか分かるので、ある程度空いているスタンドを狙うことができます。充電開始時間も表示されるので、自分が着く頃には丁度空くな、ということも分かります。

公共の充電スタンドの状況

上に書いた通り、充電スタンドが使えないということはほとんどないのですが、いくつかのスタンドを見た感じ、結構老朽化が進んでいて性能が落ちているものが多い感じがします。故障で止まったままのものも結構みかけます。修理費やメンテナンス費用が高くて、さらに国等からの補助も受けられなかったりするんですかね。この辺、導入した後のサポートも考えてあげないと、EV、PHEVを2030年に20%以上にするとかいう目標は夢物語だと思います。

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