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うつと生きる幸せ

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UberEatsからコンビニへ

UberEatsからコンビニへ

連休があけた。週末は珍しく快晴が続き、妻と外出し、ちょっと喧嘩し、まぁ悪くない日々を過ごすことが出来たように思う。

将来のことも、仕事のことも、自分のことも忘れて、ただゆるやかな時間に身を委ね、フワフワと、ゆっくりと時間を感じることが出来た。

休み明けや連休明けは、いつも調子が悪い。回避することが難しい現実が直面化し、これからのことを考えざるを得なくなる。

どうやってこれから生活していこうか

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NHKドキュメント『彼女は安楽死を選んだ』を観て

先日、ベルギーのパラリンピック選手が安楽死した出来事の影響なのか、NHKのドキュメンタリーが再放送されていたのを、たまたま目にした。

最近、死ぬことばかり考えていた僕にとって、安楽死とは心の平穏を取り戻し、この苦しみから逃れられる最も良い方法であるように思えていたため、珍しく最初から最後まで観てしまった。

日本では安楽死が認められていないため、この方はスイスの安楽死団体にメールを送り、それが最

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キューブラー・ロスの死の受容モデルについて

キューブラー・ロスの死の受容モデルについて

そういえば、死の段階モデルを考えた人がいたような。と思い検索したら、やはりいた。

キュブラー・ロスという方が『死の受容モデル』を提唱していた。以下にその段階を引用するが、神などが出てくるので、科学的とは言い難いが。

第1段階:否認と孤立(denial & isolation)
自らの命が危機にあり、余命があとわずかである事実に衝撃を受け、それを頭では理解しようとするが、感情的にその事実を否認(

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死への階段

朝、6時頃に悪夢で目が覚めて。身体に纏わりつくような嫌悪感と、動悸と、眠気の間に置かれながら、2度寝を試みた。

眠れたのかどうなのか、わからないまま10時、いや11時頃に寝床から起き上がり、『あぁ、起きてしまった』と独りつぶやいた。

本当はこのまま死にたいのになぁ。と思っては、習慣というのは恐ろしいもので、トイレに行き、歯を磨き、コンビニへと外出する。

痛いのは嫌だな、どうしよう。死にたいけ

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どうせ死ぬなら一瞬で

最近、気がつくと『どうやったら痛みなく死ねるんだろうか。』ということばかり考えている気がする。

先週は従姉妹の結婚式に参加し、久しぶりに祖母と会い、元気そうな姿に安堵し、会話を交わした。

よし、これで死ぬ前のTODOリストは1つ消えたな。そんなことを思いつつ、従姉妹の新しい人生に小さな希望と幸福が訪れることを願った。

死ぬというのはなかなか難しい。もちろん死ぬときは物理的に自分ひとりの状況で

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出来ることなら誰か僕をやさしく殺して欲しい

出来ることなら誰か僕をやさしく殺して欲しい

最近、頓服薬の効力が低下しているように思う。1日3錠まで摂取して良いのだが、飲んでも全然不安が軽減されず、希死念慮が全身を覆い尽くして、ベッドから動けない時間が増えたように思う。

睡眠導入剤を飲んでいるものの、睡眠の質は相変わらず悪く、早朝に悪夢で目を覚ましては、トイレに行き、動悸の治まらない身体を無理矢理また睡眠へと押し込む。

そして、10時ころに起床し、日々流れる時間に身を任せ、コンビニで

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生きる理由を少しだけみつけて

生きる理由を少しだけみつけて

このエッセイに共感した。

なんとなく生まれてしまったわたしたちは、なんとなく生きていくしかない。人の命は尊いものだと言われても、全然ピンとこない。(他人の命を軽視しているわけではないが)自分の命の尊いポイントが全くわからないからだ。
産んでくれた親に失礼と言われるかもしれないけれど、親や家族に全身全霊で感謝して、友人を愛して、仕事に生きがいを見いだせるような健康的な精神の人間ばかりでは、残念なが

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僕の世界とあちらがわの世界 "自閉症だった私へ" を読んでみて

僕の世界とあちらがわの世界 "自閉症だった私へ" を読んでみて

昨晩、この本を読み終えた。自閉症当事者であるドナ・ウィリアムズが自分の体験や思考を鮮明に記述した手記だ。

この本の中では、3歳から現在に至るまでを、時間軸に沿って、出来事や感情、思考を豊富な「あちら側」の世界の言葉によって描かれている。

生まれてから、ドナは「あちら側の世界」と「私の世界」に大きな隔たりがあり、周囲の人たちは上手に「あちら側の世界」に適応することができるのに、私は、「私の世界」

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葬儀で知った祖父の心のありかた

葬儀で知った祖父の心のありかた

僕が中学生の頃、母方の祖父が亡くなった。亡くなる前に、脳溢血で倒れ、一命を取り留めたものの、自宅に戻ってから会話もままならず、歩きながら糞尿を垂れ流し、それでも何年かは生きながらえた。

その祖父が、亡くなったという訃音が深夜に届いた。

特別、悲しい感情は無かった。祖父は死んでも僕の心の中にいるし、いつでも話せる。そんな気持ちを、祖父が倒れてから整えていたからだと思う。

『人が死ぬってどういう

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単調な平日という1日

単調な平日という1日

朝6時、体に纏わりつくような悪夢から目が覚める。ついでにトイレに行き、まだ依然として残る眠気と嫌悪感とともに、二度寝を試みる。

9時。妻が起床し、仕事の身支度を開始する。僕はまだベッドの中で胡乱とした意識を無理やりまた眠りに引き釣りこもうと、寝返りをうつ。

10時。そろそろ起きなければ、仕事が始められない。意識を総動員して、眠気に勝利する。意識も不確かな状態でリビングへ。しぶしぶ、着替え、財布

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動き始めたのは秋葉原の喫茶店

動き始めたのは秋葉原の喫茶店

同僚のお藤から、noteでお手紙をもらった。なんだかこそばゆくて、ソファに横たわりながらニヤニヤしてしまって、普段表情筋をあまり動かさない僕にとっては異例の事態だ。妻がいたら「なに、珍しいどうしたの。怪しい顔して」なんて質問されたことは容易に想像できたが、1人きりだったので思う存分ニヤニヤしてしまった。

お手紙の仔細は、上記から閲覧できる。そして、これは『お手紙』をもらってからこその『お返事』に

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諦めることが必要なのかもしれない

諦めることが必要なのかもしれない

朝起きて、頓服薬を飲んで、今日は割と良い感じに過ごせそうだな〜と思っていたものの、実際は始業4時間経過して抑うつが高まり、ままならないな〜と落ち込んでいる。

あれもこれもしてみたいと、欲求ばかりは募るものの、多すぎて過剰積載状態になっているのかもしれないなと、最近考えていて、『諦める(諦めたい)』ことをやっていく必要があるのかなと思い始めた。

1つは、病気を「寛解」させること。もうそろそろ病気

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鼻水はツライよ

鼻水はツライよ

妻が1週間ほど上海出張で不在だ。久しぶりに1人きりの生活。

とはいえ、なにかが特別変化するわけでもなく、洗濯機を回し、食器を洗い、ゴミを出し、お風呂を洗い、仕事をしている。

そして、今日は土曜日。

珍しく朝の9時台に目が覚め、さて今日は早起きも出来たし、1日デザインの勉強でも、と意気込みパソコンを開く。

もう3年の付き合いになる、Mac book Pro。メモリは8GB。

最近では、動作

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お風呂で小さな冒険の毎日を

お風呂で小さな冒険の毎日を

たまに飲んだり、メッセージをやりとりする友人のnoteを読んで、相変わらず良い文章を書くなあ〜と感心したので、東京に舞い戻った今、僕も筆を取ろうとノートパソコンを開いた。

a person with depression.
という言葉が「うつ病患者」よりしっくりくるのは、その人の人生をまずは肯定する響きがあるからだ。もちろんうつ病は、当人にとって筆舌に尽くしがたいほどの苦しみだし、家族、恋人、友

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