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「悪意」のない他者

 中国や韓国ではない、アジア某国の人と仕事をしていて苦労されている方の話を聴いて、「ああ、あるあるだなあ」と思ってしまった。話を丸めて言うと、要するに「適切な報告や相談をせずに、その場しのぎのことを言ってごまかす傾向があるために、後で問題が起きやすい」、そしてまた「そのことを指摘すると、怒ってふてくされてしまう」ということらしい。

 私自身も、東南アジアの仏教圏で暮らす中で、そういう経験を何度もしており、最初はずいぶん腹を立てもしたが、しばらく当地の人たちと付き合ううちに、彼らは本当に「悪意」があってそうしているのではない、ということがわかってきた。

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