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できれば思い出すために

 どうも世間という乾燥機にかけられすぎたせいか心に潤いがなくなってきてしまったので、文学やら哲学の本やらを集中的に読む。そうすると、まるで蛇口をひねったかのように心に水分が戻ってきて、「ああ、やはり私のいるべき場所はここなのだな」と、いつものことながら思ってしまう。

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