ホラーを好きになったきっかけ
※ホラー漫画に触れる性質上、怖いシーンの画像があります。
子供の頃、とにかく怖いマンガや怖い映画が大好きで、お小遣いはほぼホラー漫画に費やしていた。
毎月1000円のお小遣いで、雑誌はだいたい500〜600円くらいだったので
「ホラーMにするか、サスペリアにするか…」と悩みまくっていたのだ。
あとは昔ながらの個人経営の古本屋さんで、50〜100円で犬木加奈子や御茶漬海苔の本を買っていたなぁ。
見事に本棚は、黒い背表紙に赤い字の本ばっかり並んでて不穏な雰囲気を醸し出していた。
まさにこんな感じ。
話が前後するが、なんでそもそもホラー漫画を読むようになったのか、もっと古い記憶を呼び起こすと、当時の母ととても仲の良かった女性が製本屋?か何かで働いていて、よく見本誌を持って帰ってきてくれていたのだ。
その時に出会ったのが、忘れもしない
伊藤潤二の「路地裏」だった。
懐かしい…本の上には「見本誌」みたいなハンコが押してあった気がする…
たしか、ふりがなも振ってなくて「こんなの読めないよ〜」と小一くらいの私は言っていた記憶がある。
この時読んだ伊藤潤二が本当に衝撃的で、路地裏と確かもう一冊何かもらっていて、読めない漢字も多かったくせに何度も何度も読んだ。
ホラーMには伊藤潤二は載っていなかったので、古本屋や少し大きなダイエーとかに入ってる本屋さんで当時はまだ立ち読みできたので、伊藤潤二を探しまくってとにかく読んでいた。
まだこの時は、母親も自分の友人がくれた本だからと、何度も読んでいる私を「そんな怖いマンガ良く読めるねぇ〜」と笑ってるくらいで、特に咎めたりはしなかった。
冒頭に話が戻るが、小学校中〜高学年になるころにはゾンビ屋れいこの模写をしたり、稲垣みさおの書くアマネにドキドキしたり、ホラーな日々を送っていた。
古本屋を自転車で回って本を少しずつ集めたり、
立ち読みしていろんな雑誌を読んでそれなりに楽しい日々を送っていたが、ある事件がきっかけで、その生活にも暗雲が立ち込めた。
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