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ケアンズ家族旅行記 day7

ケアンズステーション


ケアンズに来て初めての薄曇り。キュランダへ向かうためケアンズステーションへ向かう。
キュランダは世界最古の熱帯雨林で、世界遺産にもなっている。行きはバスでスカイレールと呼ばれるロープウェイの駅まで行き、帰りはキュランダ高原鉄道でケアンズステーションへ戻ってくるというプランだ。ただ訪れたケアンズステーションで帰りの電車だけ予約したい、と話しても上手く伝わらない。オーストラリア人スタッフはすぐに日本人スタッフを呼びに行ってくれた。
日本人スタッフにも同じことを説明したが、市バスはあまりおすすめされなかった。だが前日にトランスリンク社のアプリを入れ、入念に調べておいた私には絶対的な自信があった。キュランダ鉄道では帰りの切符だけ買い、バス乗り場へ向かう。
事前に調べておいた通りの時間で乗り場にバスがやってくる。「スカイレールの駅に行きますか?」と妻が確認し、「あぁ行くぜ」と運転手が答えてくれたので、いそいそとバスに乗り込む。
日本のバスのように次の行き先や到着した停留所がアナウンスされる訳でもなく、前の電光パネルに表示される訳でもない。ただこれも予習で把握済みで、アプリで必死に今どの停留所通過したかを追っていた。
途中から乗り込んできた乗客にも運転手は挨拶する。時には老人から話しかけられ、少し話し込むことも。何となくバスが時刻通りに走らない理由がわかった。ただその後の運転手のリカバリーも凄まじく、かつての京都の市バス並の荒々しい運転で、遅れを取り戻そうとする。
トランスリンク社のアプリで停留所の順を追い、スミスフィールドのスカイレールの駅前で無事降りることができた。

TRANS Link社の123で行けました

スカイレール

スカイレールの駅

チケットを買ってスカイレールに乗る。子どもたちは、はじめ高さに怖がり顔がひきつっていたが、徐々に慣れてくる。窓ガラスが綺麗に掃除されていて写真が撮りやすい。駅には優秀なスタッフが貼り出されていたりしたし、グレートバリアリーフでも感じていたことだが、オーストラリア人はきっちりといい仕事をしている。

スカイレールという名のロープウェイ
スカイレールの中間駅
何かとGoogleレンズを多用

コアラガーデン

熱帯雨林イコール蒸し暑いのかと思っていたが、全くの杞憂に終わり10月中旬のキュランダは快適。そしてもっと観光スポットのみのエリアかと思っていたが、山上には小さな街がある感じで、高齢化が進む日本の地方の集落よりは全然栄えている。メッセージ性が強そうなステンドグラスが素敵な小さな教会もある。

土産物店が立ち並ぶキュランダのストリート
St Saviour's Anglican Church Kuranda
German Tuckerのホットドッグ
ランチを食べた公園

公園で軽くランチを済ませ子どもたちが楽しみにしていたコアラガーデンへ向かう。子どもたちはここでコアラを抱っこして写真を撮ってもらうことをこの旅の楽しみの一つにしていた。

コアラガーデン
コアラたち

ワニなどを見ながらコアラのエリアへ。コアラの記念写真が撮れるエリアが見えてくると嫌な予感が。どう見ても記念撮影の予約枠が埋まっている。スタッフを捕まえ確認するとやはりどの時間帯もいっぱいで撮影はできない、ということだった。子どもたちに伝えると、目に見えて子どもたちは意気消沈した。それでもワラビーに餌やりができたり、それなりに子どもたちは満足していた。ただコアラを抱っこできなかったことは心残りではあったが…。

コアラの抱っこ写真

コアラガーデンを後にし、キュランダの街をぶらぶらしながらお土産を買う。途中レインフォレストコーヒーでコーヒータイム。オーストラリア人のオーナーのようだが日本語がめちゃめちゃ上手い。コーヒー豆を残った現金とクレジットカードで買い、ここでオーストラリアドルは使い切れた。

レインフォレストコーヒー

キュランダ高原鉄道

帰りはキュランダ高原鉄道で。妻から『世界の車窓から』のオープニングで使われていた鉄道だということは聞いていたが、聞いてもピンと来なかった。YouTubeで動画を見た今でもピンと来ていない。ただ味のある木造の車両、渓谷や滝を眺める列車からの車窓は素晴らしく、山を降りてからケアンズの市街地へ向かう何気ない夕方の景色すらも美しく感じられた。

キュランダ駅
キュランダ鉄道

列車はケアンズ駅に到着し、そのままいつも通りColesで晩御飯を買う。感傷に浸る間もなく、洗濯&購入したお土産の撮影。そして帰り支度をして眠りについた。

キュランダ鉄道からの眺め
バラマキお土産1
バラマキお土産2
洗濯越しのケアンズの夜景

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