HIT! ストリート・アート(特別編)

No.005
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork


今回はストリート・アート、グラフィティに触発されて現代アート作品を制作している若い美術作家たちをご紹介したいと思います。




島袋八起(a.k.a やおき a.k.a YA-OKEY)


Graffiti on packages
卵とパッケージ、リキテックスマーカー

笹山直規の永遠のライバルでもある、やおきくん。彼は既存のものにアタッチしてユーモアを生むグラフィティが好みだそうで、そのような作品制作を心がけているそうです。日々の生活の中から突如としてアートを生み出す、天才的な感性を持っています。


Graffiti on packages
ししゃもとパッケージ、金泥、アクリル


Graffiti on packages
『芸術実行犯』(朝日出版社、2012)、メール 便シール、油性ペン



Graffiti on packages
段ボール、アクリルマーカー




青椒肉絲


ストリート・アート調査団として参加してくれた、紅一点の女性作家。この作品は自分の祖母を支持体にして描いているところが斬新です。おばあちゃんの表情もとても良いですね。












¥ 私の実験的ラップ作品もご紹介致しましょう ¥



失礼いたしました
ではもっと本格的にラップをやっているこの方です




中島晴矢



上下・左右・いまここ

Mixed media
下地 : 角田空穂
2014

<ステートメント>

このグラフィティは「原爆の図 丸木美術館」での個展に際し制作したものです。原爆投下当時の広島の惨状を描いた丸木位里・俊夫妻による《原爆の図》に対する自分なりの応答として描きました。下地に《原爆の図》をモチーフとした抽象的なペインティングを施し、その上からフラットで具象的なグラフィティを重ねることで、「上下」にも「左右」にも定まらない、「いまここ」にいる私たちの不安定な立脚点を表現しています。


↑等身大の自分を受け入れながら、常にチャレンジングなアートに体当たりで挑戦し続けている中島氏。ラップのレベルはもはやプロ級。何事も徹底して込む作りむ、その世界観は必見です。




さてラストはこのアーティスト!


渡辺篤



落描き禁止―けいかんびかすいしん― 
©ATSUSHI WATANABE / 2013 

形式:作者アトリエの外壁を切り取りギャラリーに展示 
素材:モルタル壁、スプレー、ペンキ、アーム式モニター(ビデオ5:32)130×195(cm)個人蔵


↑わざわざ深夜帯に己のアトリエにグラフィティを描き、それを防犯カメラ?で撮影してドキュメントにする、とても手が込んでいる。さらに描かれたグラフィティの外壁をすぐにチェーンソで切り取り、ギャラリーで展示販売するという、アート界への皮肉も込められている。総合演出家であり確信犯、今最も注目すべき激ヤバなアーティストです。




さて、HIT! 第一回の連載、ストリート・アート、如何だったでしょうか?本連載にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!




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笹山直規

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