HIT! 身体を売ってアートを続けるか?

No.015
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork


かれこれ15年くらい、アルバイトをしながら絵を描いている。

バブって景気が良かった頃は何百万という作品をアラブや台湾のコレクターに売っていたが、そういう時期は長く続かない。最近は1万円で買えるアートを作ってネットで販売して食いつないでいた。こっそりやっていたが、所属先の画廊にバレて契約破棄された。今は警備員として週五くらいで働いているが、日当6400円でまったく稼げない。なんにせよ。画家で食っていくのは大変って話だ。

親が作った借金を返済しないといけないし、真面目にコツコツ働くよりも、いっそのこと腎臓を売って金を作ろうかと思ってネット検索してみた。臓器闇市というのものが存在するらしい。

頭皮は8万円、目玉は10万円、歯と歯茎は15万円で売れるそうだ。
一番大事な心臓は3000万円。画家の商売道具、手は5万円でしか売れない。腎臓はたった7万円、これでは借金はまったく減らない。肺は1000万円で売れるが、ないと困る。骨髄は1g200万円だ。血液は1リットル3万円、足首は10万円。皮膚は1平方インチあたり800円で売れるそうだ。

クライ話だけど、画家を続けるということは色んなモノを犠牲にできる覚悟がないとダメだ。年老いた女性コレクターにホテルに呼ばれたこともある、結局何もしなかったけどね。いやはや、芸術道はイバラの道だ。



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笹山直規

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