HIT! ストリート・アート(4)

No.004
表紙写真・著作者 Jesse Clockwork


ストリート・アートのススメ 

 その4  ポスター  

これは紙に印刷された作品に糊を付けて貼る手法。瞬時にスプレーで描くやり方とは違い、時間が掛かって難易度は高めだ。

グラフィティを描く場合、キチンと下地から作った方が綺麗に見せることができて良いのだけど、前述の通り「違法行為」なので、長時間制作に費やしていると逮捕される危険性が高い。例えばステンシルを使えば、上からスプレーを吹きかけるだけで複雑な絵柄でも瞬時に描き残すことができる。ただし、それでは難易度が低く、なかなか評価には繋がらないのだ。 



このポスター作品の場合は、サイズが小さいので難易度自体は低いのだが、絵柄がユニークなので面白くて目を引く。技自体のレベルが弱くても、このように内容が面白ければ評価されるケースもある。  



ストリート・アートのススメ 

 その5 合法  

店舗や企業から依頼を受けて、合法的に描かれたグラフィティというのは時間をかけて丁寧に描かれたモノが多く、完成度が高い。












ストリート・アートのススメ 

 その6 空きスペース  

街を散策する中で、「ああ、ここ良い空きスペースだな〜」なんて思うようになれば、貴方も立派なマニアかもしれない。実際に武内リーダーも日々街を歩きまわり、グラフィティに適した空きスペースを探しているそうだ。良いスペースを事前に用意しておけば、海外からでも有名なアーティストが描きにきてくれる。お店の人と相談をして、壁面の使用権利を獲得することで、凄い作品を街に残すことが可能になるのだ。

  

point!  

良い空きスペースには、壁に落書きされないように防犯カメラがいくつも設置してある。グラフィティのライターは、自分の姿がカメラに映ることを極端に嫌う。アートの世界では、警察に逮捕されたことが、まるで勲章を獲ったかのように取り沙汰されるきらいがある。しかしストリートの場合、自分の痕跡を一切消して、あくまで作品だけを残すことに意味があり、それが粋なのだ。


第一回のテーマ「ストリート・アート」如何だったでしょうか?ただの街中のラクガキでしかないと思われていた方も多いのではと思いますが、色々と調査してみると、意外と奥深く面白いものだということが解ってきました。初級編としては、この辺りまでにしたいと思います。

さて、次回はそんなストリート・アート、グラフィティにインスパイアされた  若い現代美術作家たちによる最新のアート作品をご紹介致しましょう。



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笹山直規

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