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1970年開催の大阪万博会場へ53年ぶりに訪れ、次々興味が湧いてきた話①公式ガイドマップ編

大阪万博会場とはもちろん大阪府吹田市にある今の「万博記念公園」のことです。
1963年に愛知県で生まれ、60歳になる今も在住の私ですが、1970年の大阪万博開業時は確か小学2年生だったと思いますが、当時の大阪万博へ日帰りで父に連れて行ってもらいました。それ以来ですので実に53年ぶりということになります。

きっかけは所用で家族と共に大阪へ1泊2日で出かける予定が出来たのですが、初日は一人で自由行動が出来るスケジュールだったため、あらかじめどこへ行こうかと計画を練っていました。

実は社会人になって最初の勤務先は大阪に営業所があった縁で、大阪市内には何度も足を運んでいたことがありましたので、ちょっと違う所へいってみたいなと考えて大阪のガイドブックを眺めていたところ、「万博記念公園」が目に止まりました。

そういえば小学生の時に万博に行ったなあと記憶が蘇り、久しぶりに訪れてみたくなり、調べてみると「太陽の塔」は万博閉幕後は塔のみ保存されていましたが、2018年から事前日時指定予約制で内部も見学できるようになったことを知り、早速サイトで予約をしました。

ところで1970年当時は名古屋から新幹線で行ったのですが、名古屋から乗車した時点で恐らく万博へ行く人で車内はすでに満席状態でデッキ部分で新大阪まで立ちんぼでした。

万博会場へ着いてからもそれはもう殺人的な混み具合で、幼いころの記憶としては太陽の塔に入館するのと、当時遊園地になっていた「エキスポランド」(今のエキスポシティ)の一部に立ち寄っただけで帰路につかざるを得ず、正直背の低い小学2年生の目に入るのは混雑する大人の足ばっかりで、ほとんど景色を楽しんだ記憶がありません。

ところで私は万博記念公園へ行ったら、どうしても手に入れたい物がありました。それは当時の万博会場の絵地図(公式ガイドマップ)です。私は子供の頃から地図が大好きで特に絵地図に目がありません。

当時はまだ小学2年生ということで、万博会場で「ガイドマップ」が売られていたことも知りませんでしたし、とにかく会場の混雑が半端なく何かお土産を買ったのかどうかの記憶も定かではありません。

大阪万博の公式ガイドマップの存在は、大人になってから地図に関する書籍で紹介されていたのを目にし、その鮮やかさに目を奪われ無性に手に入れたくなりました。

しかしその頃はまだインターネットも存在していなかった時代で、手に入れる術もわからず年とともに忘れていました。しかし今回「万博記念公園」を訪れるにあたり、現地のミュージアムショップに行けばむろん当時のようなものは無いにしろ何かしら簡単な再現絵地図みたいな物はあるのではないかと期待をしていたのですが、残念ながらそのような物はありませんでした。

しかし自宅へ戻って数日後、ふと時々利用しているメルカリのことを思い出し、ここなら誰か出品しているのではないかと早速検索してみたら案の定、何人もの方が出されていました。

だいたい500円から2,000円の値付けがされています。ちなみに当時の販売価格は200円。今の価値ならいくら位ですかね?

物としてはさすがに53年前の商品ですから、どれもそれなりに劣化は否めませんからこのぐらいの値段なのかもしれませんが、長年追い求めていた私からすればこの程度の値段で手に入れられるのかと嬉しい気持ちになりました。

その中から保存状態が良さそうなのに580円という安価な値付けの物を購入しました。開けて少しがっかりということも覚悟していたのですが、想定していたよりもはるかに程度が良く、多少シワがあるものの破れもなくきれいでお値打ちに手に入れることが出来ました。

大阪万博公式ガイドマップ

しかしこの地図、写真のように全開すると大きさが縦約73㎝、横約102㎝もあります。私のような観賞用としてならこの大きさは迫力があってありがたいのですが、現地でこれを見ながら歩くのは邪魔くさかったんじゃないでしょうか。

ところで、この地図をじっくりと眺めていたら、あることに気づきました。
今なら大阪モノレールの万博記念公園駅を降りて道路を跨ぐ「中央橋」から見下ろすと中国自動車道吹田料金所があるかと思いますが、当時の絵地図ではこの場所に鉄道の駅があるではありませんか。今はもちろんありません。(使わせていただいた見出し画像のあたりですかね)

しかも「北大阪急行 万国博中央口駅」とあります。↓

ここについての考察は次回にしたいと思います。



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