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NO.59 会社四季報(まとめnote)

株式投資に役立つ本として「会社四季報」
を紹介したことがありますが、その内容と
他シリーズについてをまとめました。

1.会社四季報の使い道


①株式投資
会社四季報は上場企業の情報を細かく
網羅した本であり、辞書並の分厚さで、
年4回発行されます。

株式投資のテクニックはもちろん一切
書かれていませんが、国内上場企業の
ことが細かく書かれています。

事業内容、売上と利益は複数年分、財務
情報が書かれており、ネット検索で自分
で調べる時よりも、以下のメリット
があります。

・同業他社が比較しやすい
・未知の企業を知ることができる

デメリットは重くて場所をとること
ですかね。
しかし、図書館にもありますし、
電子版を利用する手もあります。

②就職活動
学生の就活の企業研究に会社四季報は
役立ちます。
「就職四季報」という学生向けの四季報
もあり、採用人数など就活に絞った情報
を載せていますが、会社の財務・事業を
調べて、他社と比較するなら会社四季報
が良いです。
就活では説明会などで会社に訪問して
実際の雰囲気も知ることができるのは
良いですね。

③転職活動
私は転職経験ありませんが、常に転職は
考えています。ほとんどの会社員は
そうですよね?
そんな転職活動にも会社四季報が役立つ
と思います。
今勤めている会社と関わりのある会社
から調べても面白いですし、全く関わり
のない業種を調べられるのも会社四季報
の良い所です。

上記の3シーンで役立つ会社四季報ですが、
特に今まで知らなかった企業を知ること
ができる点が、会社四季報の優れている
点です。ネット検索では知っている企業
しか検索できないですからね。

また、大和証券の株主優待では会社四季報
をもらうことも可能です(2021.1月時点)

2.「役員四季報」(会社四季報シリーズ)


役員四季報はそれぞれの企業に対し、
役員の情報が掲載されています。
内容は役員の氏名、役職、就任日、
生年月日、学歴、担当職、持株数が
のっています。

投資を考えている企業をどんな人が経営
しているか、知りたい場合は非常に
便利です。
「この会社は専務がいっぱいいるな、
役員が高齢化しているな、何故か同じ
名字の人ばかりだな」など色々なこと
に気がつくことができます。

私は実際に見る事で、上記の事に気付き、
投資する企業選びに参考にしています。
会社四季報には載っていない深い内容
が多いのでぜひ内容を見て下さい。

3.「就職四季報」(会社四季報シリーズ)


就職四季報は会社四季報と異なり、
就職活動中の大学生向けに書かれています。

内容は各企業の新卒学生の募集人数、
初任給、売上高など企業のHPなどにも
書いてある情報もありますが、年収、
有給取得日数、採用実績のある学校名
など企業が一般には中々公開していない
情報がのっています。

特に私が気になった情報は、大卒・院卒・
女性の採用数です。過去の採用人数の内、
上記の割合が書かれているのですが、
これが各企業の特徴をよく示している
と思います。

ⅰ.大卒・院卒の割合
理系であれば、「大卒でも入れますか?」
と企業に聞きたくなると思いますが、
就職四季報を見て下さい。大卒と院卒の
割合が5:5もあれば、1:9、9:1など
結構あります。
文系であれば、「院卒でも入れますか?」
と聞きたくなると思います。文系院卒の
採用実績を見てください。正直少ない
ですが。過去3年間0という場合も、
結構あります。

ⅱ.女性の割合
採用人数の内の女性の割合も書かれて
います。就活中の場で「女性は何人採用
しますか、されましたか?」と聞く方が
いますが、まともな返事は返って来ません。

担当者ではわからないか、知らないと
思いますので就職四季報を見ましょう。
一部企業では100人中1だけ、とかが結構
あります。

このように就活中に中々聞きづらいこと
も書いてあるので、膨大な数の企業から
受験する企業を選ぶ際には「就職四季報」
が役に立ちます。
また、株式投資をする企業を選ぶ際にも、
新卒採用は企業の性格が出てくる部分
です。かなり役立つのでぜひご覧下さい。

「会社四季報」「役員四季報」
「就職四季報」の3つの四季報を紹介
しましたが、実は他にも四季報シリーズが
あります。いずれにせよ上記3つの四季報
シリーズは株式投資の企業選びに非常
に役立ちます。
ぜひ株式投資のお供に四季報シリーズを
使ってみてください。



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