森林浴

アカウントの体温。

mediumからnoteにも。ホワーとやってきたことを改めて整理して考えてたら
テキストに起こしておきたくなって書いてみる。

何様なんだっていう感じだし、
常に変化していくところだけど・・・

カバン屋さんのソーシャルメディアを運用してきてしみじみ思ったことがいくつか。テクニック的なこと以外にもっと抽象的な部分で思うことがある。大切だなと思ったのは

・自分らしさを出すこと
・体温を感じさせること

写真を綺麗に撮ったり物事をスムーズに綺麗にまとめて言うことはもちろん必要なことなんだけども、ソーシャルメディア上でブランドを生き生きとしたものにするにはやっぱりその中の人の体温が必要で、それを日々運用の中で醸成させていく能力がとても重要なんだなと痛感した。これってとっても難しい、日々悩み中・・・。伝えるのも大変。

綺麗で世の中の気分にマッチしている写真とテキスト(これもちょっと時間かかるけれど)ならば、共感されやすいしそれなりに高い反応率が取れるのだけど、それを積み重ねていった時にひとつのブランドとしての性格が構築できているかどうか、という問いもぼんやり心に置いておいた方が良いかなと思う。
でも「ブランドの性格」と言うよくわからないみえないものを常に思うことはなかなか無理があって。格言!ミッション!この言葉殿堂入り!!みたいな本当にわかりやすいものが細かく設定されて祀られているブランドでない限りそれは結構流動性が高くて全然捉えきれない。

ただ、自分がそのブランドに採用された、と言う時点で自分の中にそのブランドらしさが必ずあるわけなので、日々自分なりにその「らしさ」を探って少しずつ出すのが良いのだろうという結論に至っている。いまのところ。自分なりのブランド像からカバン屋さんでは私の中にあるなけなしの「丁寧な暮らし」っぽいところを繰り出していて、決して夜更けのスーパーで半額弁当を買う私は繰り出さない(距離感の近いチャネルによってはもしかしたらありかもしれないけれど)。だからただ情報を発信するのではなくてどんなブランドでありたいか、何を大切にしているか、というのを常に思いながら投稿を作っていく。

というのも、モノを一目見て好き!買う!購入ボタンエンター!!となることは滅多にないことだし、「モノ」自体に共感してもらうというのは難しい。だからそのブランドの背景にいる「個人」に好感を持ってもらうことが先の購入やファン獲得につながるのだと思う。そういうことで、運用者の私生活だったり想い、感じたことをみずみずしく滲ませることが大切なんだなあということに気づいた、じんわりと。お知らせも一度自分の中で咀嚼してなるべく自分の言葉で伝える。トンマナを壊さない範囲で自分なりの切り口を探ってみる。
何気ないけれどこういうことが、たくさんのブランドがある中で、一歩先に想起してもらうためのひとつの要素になると思う。数字にはっきりと現れる部分ではないので周りとの調整や、じっくりやる覚悟が必要なんだけども、体感的に、たぶん大切。やっぱり人と人の繋がりがベースの場所だから、人であるというところから軸足を外さないようにした方がなんかいいような気がしている。

ちょっと脱線するけれど、だから逆にSNSを通して自分の暮らし、思想や哲学を発信し、その自分自身をフォローしてくれた人とのコミュニケーションからモノやサービスを生み出していくのはすごく強いし、それは面白いブランドになるんじゃないかと思う。だから自分の「好き」を強く持っていて、それを丁寧に発信できる個人は輪郭がはっきりしているし、強い。ただプロダクトありきでスタートする場合は、それを作る過程において芯を喰うような強い思想がないと、後に続くコミュニケーションが詰まってしまうように思う。これは体感としてもあるし、人に話を聞く中でも感じたこと。

で。個人のアカウントならまだしも、企業アカウントにおいてうまいバランスで「自分らしさを出す」ていうのは結構難しい・・・

ずるずると長いので、一旦終わり。
どら焼き食べたい。


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