日記:Wi-Fiネットワーク名の名付け(2024/04/27(土))
カフェが提供しているWi-Fiを使うために、PCのWi-Fi設定を開いた。候補一覧を見ると、他の客が使っているだろうネットワーク名が並ぶ。
「oatmeal」
好物だろうか。オートミールって、「白米」のように単品で好きになるイメージがなかったのでなんか新鮮。
「clarinet」
おっ。クラリネットを吹いている人だろうか。わたしも、わたしも吹いてたよ!クラリネット!
「cadenza」
この人も音楽をやっている可能性大。しかしなぜカデンツァ……?
ツッコミを入れながら文字列を見るこの感覚、何かに似ていると思ったらメールアドレスだった。
寡黙だけどロマンチストな友人が、ドイツ語で「夜」を入れていたのはイメージ通りで思わず笑った。
気になる先輩のメールアドレスは単語がいくつか組み合わさった謎の文字列だった。趣味や好物が隠されているんじゃないかと、アドレスをいくつにも区切って解読を試みたのを覚えている(無理だった)。
わたしは好きな食べ物と部活で吹いていた楽器を組み合わせ、最後に当時好きだった人のイニシャルを一文字だけ入れた。
みんな似たようなことを考えるのだろう。
「最後のこのnはなんだよ〜」と事あるごとにイジられ、LINEの登場で「あー! よかった。これでもうメルアドを使わなくていい」と安心したのを覚えている。
そして今、わたしのネットワーク名は初期設定の「◯◯(名前)のWi-Fi」のままだ。
大人になって分かったんだけど、ふざけるのって体力が必要だ。
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