求められる

昨日、例のダンスの先生のスタジオ発表会見に行った。たくさんの先生、生徒さん。大人も子供も。見守り、支える人たち。そこにあるものは紛れもなく、彼が今までに積み重ねてつくってきたもの。彼の人柄や才能に惹かれて集まった人たち。

そういう意味ではほんとに素晴らしい人だと思うし、私なんかよりずっと優れている。彼自身のパフォーマンス能力も高い。

当たり前だけど、人にはそれぞれいいところも悪いところもある。

私は人として彼のことは好きだし、同業者として尊敬もする。

だからこそ、彼がやってはいけないものに手を染めているとしたら、とってももったいないし、何より、もしそれが原因で大事になったとき、彼以上に彼の周りの人、特に子供達が傷つき、こうやって大切に育ててきたものが失われてしまう可能性があることが、とても耐えられなかった。

昨日のねぎらいと感謝のメッセにまた丁寧な物腰のメッセを送ってきた彼。

「またゆっくりご飯行きましょうね。」

その文面に、いきなり私を襲ってきた変態チックな彼の姿はどこにもない。外見もアフロでワイルドだけど、実はとてもまじめでシャイなのかな?だからお酒やあんなものに頼る??わかんない。

そして、彼が私に求めてるものはなんなんだろう??

って自然と考えている自分に気付く。

「相手が自分に求めるモノ」

無意識にそれが先に来る私。昔はそこに無理やり合わせていたから苦しくなっていたけれど、今は自分がそれに付き合えるかどうか、をちゃんと自分の心に聞くようにしてるから、しんどくはない。これが私なんだよね。ある程度の人は受け入れられる。だって人にはそれぞれいいところも悪いところもあるから。「運命の相手」か「人として無理な相手」以外は、私にとってはみんな大差ないから、w。


まあ、今のところ、ほんと、ただ直感的に同じ自由人の匂いがしたのと、変態Sの彼の性癖に付き合えるMってことを感じ取ったからなんだろうけど。そのレベルの私があのことを突いたとして、彼がどう思うか、どうするかはわからないけれど。ほんとにまたご飯食べる機会があるなら、そしてそのあとがあるなら、私は絶対言う。そういうことしてる人とは付き合わない方がいいって意見もあるけど。私は人の善意を信じたいから。

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