ちょっと前のお話。

2023年7月31日、アニメ『ソードアート・オンライン』の公式サイトが更新されて、『劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』に登場したユナというキャラクターの担当キャストが変更されることが発表されました。

具体的な内容は以下の通り。

こちらの本文でも書かれている通り、実はこのユナというキャラクターを演じたのは神田沙也加さん。

ご存知の方も多いでしょうが2021年末に35歳という若さで亡くなられてしまったということで、以降の映像作品やゲームでは、過去の収録ボイスなどを駆使するなどして登場させていました。

そんな中、今回の発表により、松田利冴さん（『ハクメイとミコチ』ハクメイ役など担当）が後任を勤めることが直々に発表となったわけです。

交代もやむを得ない状況なはずですが、わざわざ交代についての表明を行なうというのは誠意ある姿勢だと思います。

映画でも重要なキャラクターということで人気もありそうですし、神田さんご本人にもファンが多かったということで、この交代が寂しく思う人も多いでしょう。ただ、こうしてしっかりファンに向けて説明をしてくれるのは嬉しいことです。

かくいう私もこの映画でボロ泣きしているので思い出深いキャラクター……ソードアート・オンラインをしっかり追っているファンではない一方で、やっぱりこのニュースを見て、心がキュッとなったのも嘘ではありません。

ユナの歌声を聞くたびに、今後も神田さんのことを思い出すのでしょう。

キャストが亡くなったことにより、長らく新録をしなかったキャラクターといえば『クレヨンしんちゃん』のぶりぶりざえもんなんて例もありますが、こうしてわざわざ明言してくれるのは、キャラクターやキャストを大切にしてくれてるんだな、と少し嬉しくなるところ。

愛とかそういうものじゃなくて炎上回避といったリスクヘッジの部分もあるのでしょうが、それも含めて真摯な態度だと思います。

こうなってくると気になるのは、製作中のプロジェクトとして発表されている『アナと雪の女王3』。具体的な公開時期も発表されていない企画ですが、もし公開まで行き着いた際には、ユナと同じく神田さんが演じたアナ役についてはどうなるのかな？という点が気になります。

比較的古い作品でもない初代『アナと雪の女王』はすでに主要キャラのオラフ（当時はピエール瀧さん）も声優変更に至ってる状態。メインキャラがこのスパンで交代となってしまうのもまた数奇な運命を辿った映画だ、と思う次第です。

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