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20年間コンタクトだった僕が眼鏡にした理由 #2

眼鏡生活3ヶ月半を経て、予約した10月31日13時、千葉県佐倉の「眼鏡のとよふく」へ伺った。

「眼鏡のとよふく」では、予約制で穀菜食ランチを提供している。せっかくなので僕も“眼鏡屋の”ランチを予約しておいた。

あれ?玄米じゃないし、雑穀でもない。。。

内容は、動物性なしのオーガニック、ナチュラル系のカフェランチといった感じで、玄米菜食というよりは、オーガニック系菜食というポリシーのようだ。

うちはオーガニック、動物性なしではなく、玄米しっかりで動物性は食べ過ぎなければOKという玄米一汁三菜主義というポリシーだ。(対抗心 笑)

でも、味も良いし、何より眼鏡屋で食まで知識があり、アドバイスにとどまらず、実際にランチまで出すのはすごい。

さあ眼鏡作りへ!

まずは、電話でも聞かれたのと同様の問診を待合席で女性スタッフさんから受ける。

・良く食べるもの

・ごはん何杯

・趣味

・仕事内容(デスク、外、中)

・パソコン(ノート、デスクトップ)、時間

・スマホ使用時間

そしてついに診察室へ入り、先生とご対面。

「眼鏡のとよふく」は、佐倉で30年。

現会長が3代目で、長男が社長、三男が店長をしている。

今回対応してもらったのは三男の店長さんで30代半ば〜後半くらいのスラッとした透明感のある感じ。

通常であれば早速、視力等の眼の検査をする訳だが、眼鏡について、健康について、いろいろと説明をしてもらった。

「“遠くがよく見える”ことを“眼が良い”と思ってませんか?」

これにはハッとした。

本来、眼が良いとは、遠くの1点がクリアに見えることではなく、立体感や空間認識能力も含めてどうか、ということ。

それも、両目で見た時にどうかということ。

現代の、眼鏡、コンタクトの作り方は、片目ごとに検査をして、とにかく遠くの1点がクリアに見えるように調整して作る。

普通に考えてみれば、片目で生活なんてしないし、両目での見方を無視してる時点でおかしいのに、今までなんの疑問も持たずにそうやって眼鏡、コンタクトを作ってきたし、遠くがクリアによく見えることが良いことだと思ってきた。

「よく見えなければならないという価値観すら変える必要があるんですよ」

先生は続ける。

「よく見えなければならないという呪縛は麻薬のようで、毎回コンタクトやメガネを作る度に少しでも見え方が悪くなると同じくらいよく見えるように度数を強くしていくの繰り返しになる」

「お店側もよく見えるものを販売する方が良い店だと思われるし、よく見えないとクレームになるから、度数を上げちゃった方が楽な商売なのでそうする」

しかしとよふくでは、

「“ただよく見える眼鏡”ではなく、“両眼で立体感、空間を感じられること、目に負担を掛けずに、疲れないこと、見え方が気持ちの良い眼鏡”を作るんです」

「だから、今までのように遠くの1点がクリアに見えなくなると思います。これくらい見えれば良いんじゃない、という考え方が必要です。とにかく眼の負担を減らし、よく見えなければならないという呪縛から解放される必要があるんです」

なるほど過ぎる・・・。

美味しければ、安ければいいんですか?

こういった考え方は、ぼくらの食の業界と極めて似ていて納得感があり過ぎた。

食業界はまだ安心安全や健康の意識が高くなりつつはあるけど、まだまだ、“ただ美味しいもの”、“とにかく安いもの”が売れる。

それが原因で太ったり病気になったり、農業や伝統産業や地方が衰退したり、安い国から搾取したり、環境を破壊したり・・・そこまで考えを馳せて消費活動の出来る人はまだまだ少ない。

ー呪縛から解放されなければならない。

ー価値観すら変えなければならない。

真実、本物を伝え、売り、商売にするのは大変だ。

分かる!うちも一緒だよとよふくさん!共にがんばろう!

勝手に同志だと思って涙が出た。(出そうになった)

見方を変えてみよう

「あとは、見方を変えてみましょう」

僕たちは遠くが見えないと、眉間や目に力を入れて凝視する。

目は、力を入れるとぎゅーと縮む。

近くを見ると緩む。

力が入ってばっかりだと凝り固まってしまう。

凝り固まってしまうと、遠く、近く、空間などを柔軟に対応して見ることができなくなってしまう。

これは、加齢でも進むが、目に無理や負担を掛ける現代のコンタクト・眼鏡だとどんどんそうなってしまうらしい。

「遠くの1点に集中して狭く見るのではなく、両目で広く立体を感じるように全体を見るようにしましょう」

今までは、“何かを見る”という見方をしていたと思うが、“視野に入っている全体を感じる”見方が良いというのだ。

今までの視野が90度だったとしたら、180度見る感じ。

そんなことを意識したこともなかったけど、確かに、やってみると違う見方になる。おもしろい。

いろんな検査

一般的な「C」字の視力測定、

十字のずれ確認、

ヨットが見えるやつ、

気球が見えるやつ、

赤丸緑丸でどっちが濃く見えるかのやつ、

時計の何時が太いか、

なんか青い光のやつ、

横縦にずれたものを合わせるようなやつ、、、

これらを片眼だけでなく、両眼でもやり、1時間くらい掛けて検査をした。

レクチャーを入れると1.5時間くらい。

確かに目は、良く見える見えないだけでなく、近視、遠視、乱視、左右差、縦横のずれ、色のずれなど、たくさんの状況をチェックして調整していく必要があるのだ。

10分もしないで終わる現代の、眼鏡屋さん、コンタクト屋さんはこの中で最低限の検査しかせずに、“ただよく見える”眼鏡を売ってるんだろう。

「では、実際に外に出てみましょう」

実際、調整した眼鏡をかけ外に出て、見え方等のチェックをした。

確かに、遠くの文字がクリアに見える感じではない。

そして、教わったように、遠くの文字などを凝視するのではなく、

両目で全体、空間を見るような見方をして見ると、「今までのオレは2Dの世界で生きてきたのか?! 本当の世界は3Dだったんだ!」と気づく。

木を見てもこちら側に迫ってくるように見える。枝も迫力があって美しく、幹がこちら側に傾いてるんじゃないかと横に行って確認したほどだ。

試しに、3ヶ月半使った、通常のがっつり調整した眼鏡に変えると、明るいし、クリアに見え、ぱきっとした感じになる。

ただ、立体感や広がりはなくなるのだ。

なんか世の中が優しい感じに見える。奥行きがあって自然て美しいなぁ。

嘘じゃない。これは感動した!

ただ、これもそのうち慣れてしまうんだろうなぁ、もったいないなぁと感じた。

見え方、見方に感動したが、さらに、「眼鏡と脳」についてこのあと知ることになるが、実際、こっちの方が重要で意味の大きいことだと思う。

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荻野 芳隆

寝かせ玄米®︎の(株)結わえる代表です。 http://www.yuwaeru.co.jp/
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