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20年間コンタクトだった僕が眼鏡にした理由 #1

中学くらいから、勉強のし過ぎ(笑)で少しずつ目が悪くなり始め、高校一年からコンタクトにして以来、朝起きてから寝る直前までずっとコンタクトで、眼鏡はほとんどかけないという生活を20年以上続けてきた。

昔はコンタクトの度数が「−3」くらいだったのが、毎年ちょっとずつ悪くなり、今では「−6」までになり、視力でいうと0.1ないくらいだ。 このまま悪くなり続けたらどうなるんだろうと不安になって眼科の先生に聞くと「−25」くらいまであるから大丈夫と言われて安心した覚えがある。今でも災害時コンタクトで逃げた場合、取ったらおしまいなのでどうすればいいんだろうと不安になる。

そんなコンタクトなしでは生きていけない僕が半年ほど前に完全に眼鏡にした。

きっかけは、「眼鏡、というか“目と健康”のことを真剣に研究して考えて提案している本物の眼鏡屋が千葉県にある」ということを知ったからだ。 さらに決定的だったのが、その眼鏡屋は眼鏡屋なのに、健康のために「穀物菜食」つまり玄米や雑穀のランチを提供しているというのだ。

それちょっと「負けてるかも?!」と思った。

というのも、うちの会社は健康のプロフェッショナルとして、食のことはもちろん、歩くこと、呼吸、足裏、姿勢、歯(噛み合わせ)、メンタル、睡眠、香り、などなど、様々なことを広い視点で研究してきているけれど、 「目」が抜けていた、軽視していた!とハッとしたのだ。

その眼鏡屋は健康のための眼鏡を作っている訳だが、健康のためのライフスタイルや食事も提案しており、その内容も一応、食のプロから見ても理に叶うものだったので驚いてものすごく興味を持った。

正直、目について、目と健康についての知識は乏しく、そりゃコンタクトが目に良くないことくらいは想像がつくし、レーシックなんて危なくて出来ないくらいの感覚しかなった。

これは面白そうだ。。。すぐにそこで眼鏡作っていろいろと教わって勉強しよう。

「うちで眼鏡を作るなら3ヶ月眼鏡で過ごしてから来てください」

そう思った2017年6月、予約のために電話した。 すると、営業テンションゼロの落ち着いた女性から、様々な質問&ヒアリングを受けた。 仕事内容、パソコン、スマホ時間、コンタクト歴 、1日どれくらい付けるか、ここまでは普通の質問だが、「よく食べるもの」、「ごはんを何杯食べるか」など食生活も聞かれ、「何の目的で眼鏡を作りたいのか」とまで聞かれた。

さらに駄目押しで、「今後一生眼鏡で、コンタクトを付けない覚悟があるか」とまで言われた(笑)。

そして最後に、「では、まず3ヶ月以上眼鏡で過ごしてからもう一度お電話ください。そうしたら予約をお取りしましょう」

僕「えー!? うそーん!?」

眼鏡を作ろうと思って電話したら3ヶ月眼鏡で過ごして出直して来いとドS対応を受けた僕は、すぐにJINSに行ってとりあえずの眼鏡を作った。 たった3ヶ月のためにもったいないなぁと思いながらも、久しぶりの眼鏡選びは楽しく、日本の伝統工芸好きの僕は結局、鯖江の手作り眼鏡を気に入ってしまい、JINSなのに2万も払ってしまった。。。

3ヶ月間眼鏡で過ごすワケ

3ヶ月間眼鏡で過ごさないと作ってくれない理由を聞いてみると、「コンタクトをしているというのは、言わばサランラップでびったり眼球をふさいだ状態なので、本来の健康的な状態とは程遠い」とのこと。

もし、その状態の目に合わせて眼鏡を作ったとしても、3ヶ月、半年もすれば状態が変わって合わなくなってしまうからという優しさだった。 3ヶ月以上眼鏡、つまり裸眼で過ごすことでだいぶ回復するのだそうだ。

売れるのに売らずに本当にお客さんにとってベストな提案をする。

これぞ本物であり、最強の営業である。

僕はその先を楽しみに、3〜4ヶ月眼鏡で過ごした訳だが、その間、何か変わるかなと思ったけど意外と不自由さも、何か良い変化も特に感じなかった。

ただ、眼球が風を感じる感覚は久しぶりというか、初めて意識するもので、気持ち良かった。

あとは、みんなに「どうしたの? 洒落っ気づいて?」と言われて説明がめんどくさかった。

その名も「眼鏡のとよふく」

そして3ヶ月半ほど経った10月初旬に電話し、10月31日に予約をした。

予約は13時だが、いろいろと検査や説明があるので、3時間くらい見てくださいとのこと。

場所は、千葉県成田空港の手前らへんに位置する佐倉市。長嶋茂雄の故郷でもあり、田んぼが広がるような場所で、決してそんなトンがった商売が成り立つような場所ではない。

アクセスは、JR総武線佐倉駅の目の前、東京から電車でも車でも1時間程度のところだ。

これから3時間で僕は、眼や眼鏡、健康や脳の使い方、”見る”ということの意味や価値観まで、知ることになる。

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