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今場所の7勝7敗チェック(令和六年三月場所)

今場所は、尊富士の新入幕初優勝(実現したら110年ぶりらしい)に注目が集まっています。それを追いかけるのが同じく平幕の大の里。まだ大銀杏の結えない力士とまだ髷すら結えない力士のマッチレースで、まさに「荒れる春場所」と言っていい展開となっています。

尊富士は今日の取組で負傷したようで(映像を見た限りだと大怪我には見えませんでしたが)明日どうなるかは流動的のようですが、それはさておき今場所も例のやつをチェックしてみることにします。

十両

生田目(幕下五枚目・4勝2敗)-千代栄(十両十四枚目・7勝7敗
若隆景(十両十枚目・9勝5敗)-獅司(十両八枚目・7勝7敗
對馬洋(十両十二枚目・7勝7敗)-欧勝馬(十両四枚目・10勝4敗)
碧山(十両十一枚目・7勝7敗)-水戸龍(十両二枚目・11勝3敗)
紫雷(十両十枚目・7勝7敗)-宝富士(十両筆頭・7勝7敗
時疾風(十両筆頭・7勝7敗)-白熊(十両五枚目・7勝5敗2休

幕内

正代(前頭十枚目・7勝7敗)-錦富士(前頭十四枚目・8勝6敗)
狼雅(前頭十五枚目・7勝7敗)-琴勝峰(前頭九枚目・7勝7敗
大奄美(前頭十六枚目・7勝7敗)-高安(前頭八枚目・10勝4敗)
翠富士(前頭五枚目・7勝7敗)-佐田の海(前頭十一枚目・7勝7敗

白熊は2日の休みがありますが、実質7勝7敗として扱います。前2場所と比べると今場所は多めですね(こちらも「荒れる春場所」に相応しい?)。チェックを始めてからの人数は、11人→8人→14人と推移しています。

何場所か続けていると、このシリーズの常連では?と思われる力士も見えてきます。確認したところ、3場所連続はさすがにいませんでしたが、2回のエントリーは6人いました。


取組結果

十両

生田目(幕下五枚目・4勝3敗)●-〇千代栄(十両十四枚目・8勝7敗
若隆景(十両十枚目・9勝6敗)●-〇獅司(十両八枚目・8勝7敗
對馬洋(十両十二枚目・7勝8敗)●-〇欧勝馬(十両四枚目・11勝4敗)
碧山(十両十一枚目・7勝8敗)●-〇水戸龍(十両二枚目・12勝3敗)
紫雷(十両十枚目・7勝8敗)●-〇宝富士(十両筆頭・8勝7敗
時疾風(十両筆頭・8勝7敗)〇-●白熊(十両五枚目・7勝6敗2休

幕内

正代(前頭十枚目・8勝7敗)〇-●錦富士(前頭十四枚目・8勝7敗)
狼雅(前頭十五枚目・7勝8敗)●-〇琴勝峰(前頭九枚目・8勝7敗
大奄美(前頭十六枚目・7勝8敗)●-〇高安(前頭八枚目・11勝4敗)
翠富士(前頭五枚目・7勝8敗)●-〇佐田の海(前頭十一枚目・8勝7敗

7勝7敗の力士を優勝争いをしている力士にぶつけるのは最近のトレンドなんでしょうか?とはいえ、今場所も割と順当な結果だったように思います。

しかし、今場所取り上げるべきは、やはり110年ぶりの新入幕初優勝の方ででしょう。強行出場はどちらかというと批判されがちな昨今ですが、「ケガは稽古で治す」の世界ですからね。今回の負傷が来場所以降に影響しないことを願うばかりです。

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