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それでも私は「チェリまほ」に救われる(n回目)

はじめまして。
noteぴかぴか若葉マーク、NEKKO(ねっこ)です。初回なので軽く自己紹介をしたためます。

オンラインゲームをプレイしていた2022年。
とんでもなく周りが若くてゲームもうまい。ついでに話もうまい。
自分はどのグループに入っても瞬発力の低い中年でめちゃくちゃ浮いてた!
どうにか楽しく遊ぶためゲームを自主練しつつ性格を外交的にしようともがいたら、自己否定しすぎて心の様子がおかしくなった。
限界を悟ってゲームをやめることに。

趣味をやめたことで「すきなもの」がないポッカリな毎日。
小学生からずっとオタクな私ですがメインはずっとゲームで、ときおりドラマや漫画にハマるくらいでした。
絵や文章を書くのが好きだったのに数年間ドハマりする何かに出会えずにオタクから足を洗ったと感じるほど。

で。
問題はここからです。

本屋でとある漫画の帯が目に飛び込んできた。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」というA5版コミック………の帯!!
タイトルだけは前から知っていましたが字面のインパクトから、ギャグ特化のBLか?と勝手に思い込んでいて未読でした。
(当時の自分の口に草を10束詰めて「苦を味わいながら反省しろ!!!」となじりたい)
そのコミックの帯には「映画化」の文字とスーツ姿の俳優ふたりの写真が。
なぜか目に留まった。
かつて「おっさんずラブ」も配信で後追いしてハマったしこの作品も楽しいかも?
ぼんやり考えた私はその日のうちに検索しドラマ版を見つけ配信サイトで観始めたのですが、もうこれがとんでもなく優しくて愛おしい作品で笑って感動して泣いて夢中で駆け抜けた!
(そこから原作を紙と電子書籍と両方そろえた。4巻特装版だけ入手困難なのくやしい!)

(通称)「チェリまほ」は人が人を愛し大切にするための苦悩や葛藤、それから笑顔やあたたかみの絶えない日常を丁寧に描いた作品でした。ラブコメディとまっすぐ真面目に恋をする黒沢と安達の心の描写のバランスが良くて、ちょっと懐かしい感じのいい意味で抜けてる感がとんでもなく好みでドハマりしました。

好きなものをトコトン愛する特性ゆえゾッコン状態でそれはもうすごかった。
オタクの多い職場だったので私がチェリまほにハマったことは伝えましたが、あまりの熱っぷりに心配されるほど。
連載が終わったら私が抜け殻になるのは自分でも予想ができた。が、止められなかった。
だってだって黒沢さんと安達くんが素敵すぎなんだもん、そこのあなたも狂ったダンシングしませんこと?

ここまでならBL漫画にハマった話で終わるのですが。
とんでもなく身近にチェリまほ好きがいたことが判明し、その方が原作を貸してくれたことで仲良くなるという事態に。
今思えば特装版の冊子とかまで貸してくれたの優しすぎて震えが止まらない……。

そこから少し外側に目を向けられるようになっていって行動が広がっていきました。
実写映画は電車とバスとタクシーを乗り継いで遠方までひとりで観に行ったし、上記の友人と頻繁に遊ぶようになったし、SNSを始めて交流をするようになった。ひさびさに絵や文章もしたためた。
詳しくは書かないけどチェリまほきっかけで大事な縁もうまれました。

あれから2年たって失ったものや交流が途絶えたりもたくさん経験しました。
チェリまほが好きすぎて苦しくてSNSを一度やめたし、とんでもなく狂おしい阿呆だなあと思います。
何度も好きでいることをやめようともしました。
もういい歳だし大人にならなくてはと必死になって狂おしさを遠くに投げようと何度も何度も頑張った。
なのにその度もどってくるんですよ。苦しいときも楽しいときも絶対もどってきちゃう。
現にいま人生の岐路にいてたくさん決断しなけりゃいけない状況なんですが、つらくて泣いた日も私を救ったのはチェリまほでした。
どうせ最後ロスで胸に穴が開くなら一生懸命愛せばいいと開き直りました。

優しい作品ってぐちゃぐちゃな現実に夢をくれて整えてくれるから大好きです。
チェリまほで人生が動いたし心救われすぎてもはや狂信の自覚はあります。
狂いながらでも好きと思えるのは特技だとも思うので後ろ指さされてもへし折るので大丈夫です。


そんなこんなで今日も元気にキーボード叩いています。
これから作品感想やら日記やら書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

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