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【東京駅のこと】

「たんけん絵本 東京駅」

子ども達の一番のお気に入りの絵本である。

この絵本には、東京駅に乗り入れている路線や車両、駅舎の建築やその歴史、オススメスポット、美味しい駅弁 …etc  東京駅の魅力がたっぷりと書き込まれている。また、その1つ1つが水彩で丁寧に描かれていて、鉄道好きの子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめる絵本だ。

小学館のたんけん絵本シリーズ
「東京駅」の他「羽田空港」「鉄道博物館」「種子島」の4冊があって、どれも濃い一冊


この絵本をもって、東京駅を旅しよう。

少し前のこと。東京駅とその周辺を歩いて回る旅をした。新幹線や在来線のホームで写真を撮り、僥倖通りやKITTEの屋上から駅舎を眺め、お気に入りの駅弁を食べて、絵本で登場するスポットを回り、夜は東京ステーションホテルに泊まった。そう、あの東京ステーションホテル。貧乏性の我々家族にとって、かなりの背伸びだったけれど、ツインベッドの部屋に家族4人で泊まれるのは子ども達が小さい今だけ!と思い切った。

宿泊したのはドームサイドという部屋。窓がドーム内部にあって、コンコースを行き交う人々を眺められ、ドーム上部のレリーフを間近に見ることができた。部屋の眺めも素敵だったけれど、部屋の外も、まっすぐで長―い廊下、最上階(屋根裏部屋)のアトリウム、駅舎復原の資料の展示など、東京駅を存分に味わえる空間だった。

この旅行を終えた後で、子ども達はより熱心に絵本を読むようになった。ただ、少し変わったのは、興味の対象が、新幹線や特急車両から、東京駅丸の内駅舎に移ったことだった。絵本を見ながら、レゴブロックで駅舎をつくったり、駅舎の色々な場所をスケッチブックに描いている。子ども達にとって初めて出会った「建築」になったのかもしれない。そう思うと、悪くない投資だったのかなとも思う。

「また東京駅泊まりたい。」と子ども達は口癖のように言う。

「そうだね。またいつか泊まろうね。」 と毎回答える。

いつか、がいつになるのか分からない。ずっと先のことだろうけど、今ならまた東京駅に泊まってもいいか、そう思える日が待ち遠しい。


訪れたのは昨年12月
ルームキーがまずかっこいい。
ドームサイドの部屋からの眺め。
ホテルの各所に東京駅復原に関する資料が展示されていた。
東京ステーションホテルの廊下。 とにかくまっすぐで長い。
ホテルの中からは、東京駅を色々な視点から眺めることができる。
KITTE屋上からみた東京駅の夜景
東京駅の絵本。絵も解説も丁寧で、東京駅への作者の愛が溢れてる。
長男の絵。東京駅の絵は縦長・横長になりがち。


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