はじめに

はじめまして、25卒キー局内定者です。
このnoteを見てくれているということはきっと今テレビ局就活の真っ只中にいる就活生だと思います。そのような方にとっては私のようなテレビを持たない人間が内定していることに苛立ちや焦りを覚えるかもしれません。
しかしこの事実でハッキリしたことがあります。
それはテレビ局は「テレビ愛だけが内定を左右するわけではない」ということです。
テレビ局(特にキー局)の倍率は約300-500倍と言われています。内定者を30人と仮定すると約9000-15000人が受験をします。その殆どの人間が当然のように強い愛を持っています。
そのような人たちが集まる中、僅か5-15分程度の面接で自分自身を伝え切らなければいけません。この場合、テレビ愛の大きさよりも「いかに限られた時間で自分自身を上手に表現するか」が求められます。
ではテレビ愛の大きさ以外で内定に必要な要素は一体なんなのか、テレビを持たない私だからこその唯一無二の視点をこのnoteではお伝えしたいと思います。
恋に準えた就活体験記と選考対策を通じて、キー局だけでなくテレビ業界全般や就活全般に活用できると確信しています。真面目で濃い解説からオンライン面接でのずる賢い対策まで充実した内容になっています。

自己紹介-家にテレビがない理由-

テレビ局就活実績
インターン参加：キー局、準キー局、地方局
内定：キー局

その他主なインターン参加先は電博×2、総合デベロッパーや三大証券(営業)等です。
他業界の主な選考結果としては電博最終落ちです。
最終的な就職先としては主にキー局と五大商社を視野に入れていました。

見出しの通り、私は家にテレビがありません。
理由は単純にテレビ本体で視聴しないからです。
今の時代、スポーツやドラマ、バラエティ、アニメといったジャンルの気になる作品はスマホ1つで視聴することができるようになりました。
だから別に家にテレビはなくても生活は回ります。
しかし私にもかつて家族でテレビを囲んで視聴していた時間がありました。特に両親が共働きの私にとっては、夜皆でテレビを見る時間が数少ない家族の共有時間であり、テレビはそんな私たちを繋ぐキューピットでした。そのような思い入れのあるテレビ業界を盛り上げたいと志望し始めたきっかけでした。
またテレビ局の仕事内容に強く惹かれました。テレビ局はテレビ本体を作っているわけではありません。彼らが作っているのはスポーツや報道やドラマやバラエティ等々。つまりコンテンツ自体なのです。この環境に身を置くことは楽しいを仕事に、趣味を生活の大部分にできると考えました。
加えてキー局は東京勤務が確約、服装自由で平均年収1500万超え。芸能人と関われる。こんなに華やかな業界は他に見つけることができません。
ちなみに私はマスコミ塾無所属、親族に業界人なし、コネなし、局アルバイト経験なしです。特別な資格も取得していません。
そんな私が一体どうやって内定を取ったのかというと、全テレビ就活生の中で最も選考分析をしたからだと確信しています。
自己分析は大事ですが、採用側からすれば大勢の中の1人であり、全就活生が皆自己分析をします。皆がしていることをするだけでは内定は難しいと考えました。
そこで私は選考分析(限られた時間で自分をどう見せるのか、大勢の他者がいる中でどう振る舞うべきなのか、それぞれの選考にはどのような意味があるのか)をして行動しました。そのノウハウの全てをこのnoteに綴ります。

ここからは実際の選考フローが長いテレビ局の選考対策を主にES、面接、GD(グループディスカッション)、番外編(インターン)の順で説明していきます。ただ、付録のオンライン面接対策法や番外編のインターン内容も非常に重要なので目を通していただけると幸いです。
そしてコンテンツ分析法では、数少ない視聴コンテンツの中でいかに面接の材料を揃えるかについて解説をします。本noteの1番の目玉だと断言できます。好きな番組や企画の軸に迷いがある方、またそれをどのように伝えるべきか迷っている方はぜひ参考にしていただきたいです。

ES-最終面接よりも大事な恋文-

結論から言います。
ESに1番時間をかけましょう。これはお薦めではなく忠告です。
というのも1番最初に提出したESはその後の2ヶ月間最終面接まで一切内容を変えられないからです。つまりたった1.2枚の紙切れに乗ったあなたの人物像が最終面接の合否に直結するということです。
そのためESは最終面接よりも重要な選考フローです。
ESを書く上で私が最も意識していたことは3つあります。