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一気に10にゃんTNR(避妊/去勢)

2023年が幕を開けてから、既に6にゃんの避妊をしていますが、1月末から2月の初めにかけて一気に10にゃんの避妊去勢をしました。

冬至から日が少しづつ長くなると、メス猫はそれを感じ取ってヒートに入ります。
交配が始まり約65日の妊娠期間を経て、早いと2月の後半から子猫が産まれ始めます。

その前に、先回りしてメス猫優先で避妊をしていきます。メス猫は最高で年3回くらいまで子猫を産む事ができるのでバースコントロールができていないと、外で生まれる子猫に半分は生存できないとしても、一気に数が増えてしまいます。

40匹に増えてしまった地域猫
昨年依頼が入って全て避妊去勢しました

実際、餌やりさんから連絡が入るのはほとんどがこのケース。去年10匹だった猫が40匹になってしまって手に負えないという類のものです。

元々単独生活をしていた猫は感染症に弱いので、多数の猫がいる場所では一気に感染症が出ると一気に広まります。
ケアをされない(できない)猫には、病気になったり、生活をするのに障害が出たり、重篤な場合は命を落とす事も多々あります。

そういう状況を少しでも改善するためには地域猫の避妊去勢は必然で、捕獲器片手に走り回る日々。。。

これは特注で作ってもらった被せ式の捕獲器
床板がスライドします
近くに寄ってくる子はこれで捕獲します

1月末から2月の初めにかけて、10にゃんの予約を入れる事ができたので、2回に分けて避妊去勢をしてきました。

最初の6にゃん
2回目は4にゃん

まずはメス猫を優先するのだけれど、メスはオスに比べて用心深いというか頭が良いというか、なかなか捕獲できない事があります。オスはそこそこ簡単にかかります(勿論個体差はあるけれどそういう傾向があります)。

そんな事もあって、まずはかかった子から避妊/去勢していきます。

1回目はオス2匹、メス4匹
男の子の1匹が停留精巣(睾丸が体内にとどまっている事)で睾丸1つしか取り除けなかったので、再手術が必要になります。

最初の6匹

2回目の4にゃんはメス2匹、オス2匹
メスだと思っていた子がオスだったり、その反対という事もよくあります。
レッドの女の子はレアだと言いますが、実際のところ結構な数出会います。
今回のレッドのの子も女な子でした。

2回目は4匹

2月はこれからも9匹の予約が取れているので、2ヶ月で25匹避妊/去勢できます。去年とほぼ同じペースです。

生まれても過酷な環境で暮らす事を強いられる子猫が1匹でも少なくなる事を目指して頑張りまーす!

Ciao Ciao!

動画でーす↓





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