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PENTAXの一眼レフカメラを買って、レンズ沼にはまった話

 私(@neko_ptx)は2022年7月に、PENTAXの一眼レフカメラ(PENTAX KP)を購入した。8月に生まれる我が子の成長を記録したかったから……というのは建前で、一眼レフカメラ(以下、一眼レフ)が欲しかったからである。私の父は登山が趣味で、一年中、毎週のように山に登ってはNikonの一眼レフで高山植物の写真を撮っている。それを見てきた私も、社会人になったら自分の稼ぎで一眼レフを買おうと思っていたのである。

2匹の飼い猫の写真ばかり撮っている。子どもの写真はどうした?

 さて、2022年時点でレンズ交換式カメラの主流は、内部に反射ミラーを持ち光学式ファインダー(optical viewfinder: OVF)で像を確認する一眼レフから、内部に反射ミラーを持たずイメージセンサーでとらえた画像を電子ビューファインダー(electronic viewfinder: EVF)に表示するミラーレス一眼カメラ(以下、ミラーレス)に移行していた。

 しかし私は、各社のミラーレスを検討したうえでPENTAXの一眼レフを購入した。OVFを覗いてシャッターを切る感じがたまらなく好きだったからである。その後、2022年8月に連射性能を求めてボディをPENTAX K-3 Mark IIIに変更し、2022年12月にはRICOH GR IIIを買い足した。交換レンズも増加し、この文章を書いている2022年12月時点では26本ある。

PENTAX K-3 Mark III + HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited

 一眼レフを始めて5か月でレンズが26本というのは、いわゆる「レンズ沼」にはまった状態である。Twitterには遥かに重篤な狂った患者が多数存在しているが、そもそもTwitterからサンプリングするのは適切ではないだろう。

 ーー大丈夫、レンズが揃えばあとはお金がかからない趣味だから。

 何度、己と妻にそう言い聞かせてきたことか。まあ……嘘ではない。実際、レンズの数が増えて必要な焦点距離がカバーできるようになり、購入ペースはガクッと落ちた。だがわかっているのだ。きっと「レンズが揃う」ことはない。

 より明るいレンズで世界を止めて、長い焦点距離で世界を引き寄せ、柔らかなボケで世界をヴェールに包む。光学素子の見せる更なる世界、世界、世界ーー

 レンズ沼に堕ちよう。首まで浸かってしまえば、案外心地よいかもしれない。


 こんな感じのカメラとレンズが大好きだという話を、時々noteに書くことにした。特に機材のレビューをするわけではなく、思いの丈をぶちまけるだけの記事だが、ご笑覧いただければ幸いである。


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