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昔の上司のモヤっと発言から考える

所属しているオンラインコミュニティの方のスタエフ発信から刺激を受けて、思い出したことをとりあえず書いておきます。

昔、私が若手で子供もいなくて血気盛ん?だったころ、とある仕事上のスキルを習得する選択をしました。
そのときに上司が言ったこと。
「このスキルがあれば、子育て中とかでも働けるから、有利だよね。」

それを聞いたときにパッと出てきたのは、「反発心」です。
「ばかにしないでよ!純粋にこのスキルに興味があるから選んだのに。子育て中だってなんだって、私はバリバリ、今のまま働くよ!」
そんな気持ちだったと思います。

時が経ち、私は結婚して子供を授かりました。
子供が生まれるまで、本当に、「ためらわず残業して、今まで通り働く」って思ってた私なんですが、生まれた瞬間に不思議、意識が変わりました。
「いやいや…ありえない…。このかよわい生物を長時間預ける…?いやいや…。」

そして、上司の予言通り、私は、以前に得たスキルを活かして、産後「楽な路線で」復帰したんです。
復帰してしばらくは育児と仕事の両立に無我夢中で、「毎日、生きてるだけで精いっぱい」という感じでした。上司の言葉を時々思い出しては、「うーん、あのときは反発心を覚えたけど、今となっては素直に『その通りでした』って感じだな」と思っていました。

またまた時が経ち、子供の数は増えたけど、私も両立生活に慣れてきて、このスキルだけに頼った、進歩のない自分の姿に危機感を抱くようになりました。
「私は、過去の遺産を引き出して使ってる。周りは、どんどん成長してる。このままだと、私、通用しなくなるな。」
それに、危機感だけじゃなくて、実際に、そのスキルだけを使う生活に、飽きてきたということもありました。

なんだかんだすったもんだあって転職して、今。当時の上司の言葉に思うこと。
「このスキルがあれば、産後の女性が復帰しやすい。それは事実だ。でも…本当は、本当は、そのスキルがなくても、そのスキルに限定しなくても、産後の女性が無理なく復帰できるのが、理想だな。」

まあ、これは理想です。そして、今の働いている内容は、これに近いものではあります。最大限配慮していただいて、皆さんにおんぶにだっこで、なんとかかんとか定時の範囲内だけで働いて、やりがいはある。
でもそれでも、子供の病気とかちょっとしたことでたやすく両立のバランスは崩れる、ぎりぎりのところ。

ほんとの本音だと、週3か週4勤務ぐらいで、勤務時間ももっとぎゅっと短かったらいい。
でもそんなのは理想。

何がいいたいか分からない文章になってしまいましたが、今の気持ちをそのまま書いてみました。上司は正しい。正しかった。でも、それを正解にしたくない。でも現実無理。そんなとこです。

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